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BGMの効果②【店舗の開業なら塊】
BGMにより店舗滞在時間が延びる? 店舗滞在時間=その名の通り店舗に消費者が留まる時間のことを言います。 お店にいる時間が長ければ長いほど、予定していなかった商品まで購入する可能性が高まります。 例えばドン・キホーテ、イケアなどのお店によく見られるレイアウトなのですが、 これらのお店は迷路のように入り組んだ作りをしています。 人間の行動心理などを利用したこれらのレイアウトにより、 そのつもりがなくてもお店全体を見て回ることになり、自ずと滞在時間が増えることになるのです。 このようなお店のレイアウトは滞在時間を延ばす手法の一つですが、 店舗内でBGMを流すことも、同様に滞在時間を延ばす効果が期待できるのです。 だからと言って、ただ音楽が流れていれば良いという訳ではもちろんありません。 では、どのようなBGMが客層心理に訴えかけ、滞在時間を延ばすことが出来るのでしょうか? 音楽のテンポの違いにより変化が あるスーパーマーケットにて、テンポの異なるBGMを流す実験を行ったそうです。 その結果によると、テンポの遅いBGMを流す方が、テンポの速いBGMを流した時よりも お客さんの店舗内での移動速度が17%遅くなり、売上が38%も上昇するという結果となりました。 同様に、レストランでも実験を行いました。 テンポの遅いBGMを流すとお客さんの食事をとる速度が遅くなったそうです。 その速度の低下により、食事量はさほど変わらないものの アルコールなどドリンクを頼む量が増えたため、売上が上昇するという結果になりました。 なぜこのようにテンポの速い遅いにより、行動が遅くなったり滞在時間が延びたりするのでしょうか? この一つの理由として挙げられるのが、 音楽のテンポが時間の知覚に影響を与えるというものです。 諸説ありますが、人間は外的環境において情報が多ければ多いほど、 複雑な刺激があればあるほど、変化が大きければ大きいほど知覚時間が長くなる傾向にあるのだそうです。 知覚時間が長い=時計で1時間を体感で2時間のように感じたりすることです。 つまり知覚時間が長いと短い時間で満足感が得られるため、滞在時間が短くなります。 テンポが遅い音楽というのは情報量が少なく、刺激が少ない音楽です。 そのため知覚時間を短く感じ、滞在時間が長くなるというのがここで考えられている説です。 テンポの遅いBGMを流し、知覚時間を短くさせ、滞在時間を長くしてもらう。 そうしてそれが売り上げアップにつながっていくのです。 ぜひ取り入れてみてくださいね。
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BGMの効果①【店舗の開業なら塊】
音の効果 こんにちは。 株式会社塊です。 今日は昨日に引き続きBGMの話です。 お店のコンセプトに合ったBGMを流すことが大事だとお伝えしましたが、 なぜBGMが必要なのでしょうか? それには「音の効果」に裏打ちされた理由があるのです。 まず、「マスキング効果」というものをご紹介しましょう。 マスキング効果とは、 同じ周波数の音が重なると、一方の音が聞こえにくくなる現象のことです。 例えば、時計の針の音がエアコンの動作音によって聞こえなくなったことはありませんか? 大きな音楽がかかるナイトクラブなどで、友達の声が聞こえにくくなったことはありませんか? このある一方の音を覆う(マスキングする)ことをマスキング効果と言います。 例えば、お店の厨房設備や空調設備の音がうるさい、 人通りや車通りの多い場所にお店があり騒音がよく聞こえる、 といったことがあれば、BGMによってその騒音を覆ってしまいましょう。 また、隣の席の会話を聞こえにくくするということにも役立ちます。 コロナ禍以降、窓やドアを開けて換気を常に行いながら営業する店舗が増えました。窓やドアが開いていると、外部からの音がより入ってきやすくなります。 ぜひこのマスキング効果を上手く活用してみて下さい。 働くスタッフにも効果的? BGMは騒音や人の声を緩和させる、雰囲気を作るということだけでなく、 働くスタッフ、自分にも影響をもたらします。 仕事や勉強の際に音楽をかけることはあまりよくない、と聞いたことはありませんか? これは半分正解で、半分間違いです。 例えば経理やプログラミング、新しいことを覚える、新たなアイディアを生み出すといった作業は 脳に負荷を大きくかけます。 そんな状態で音楽をかけると、それは脳への更なる負荷となってしまいます。 しかし、仕分けや荷物を運ぶ、同じ作業を繰り返すといった 脳の疲労が少ない単純作業中に音楽をかけると、 そのテンポやリズムが作業率向上に一役買ってくれるのです。 お店での接客は、どちらかと言えば後者になります。 ですので、BGMはお客さんだけでなく、 自分含め働くスタッフにとっても良い効果をもたらすかもしれないのです。 ぜひ音の効果を知って、BGMをうまく活用してみて下さいね!
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BGMは必要?【店舗の開業なら塊】
音楽が私たちにもたらすもの こんにちは。 株式会社塊です。 皆さん音楽は好きですか? 好きな方はどのタイミングで聴くことが多いですか? 車の中や電車の中など通勤時間でしょうか?家のスピーカーですか?職場に流れていますか? 少し意識して聞いてみると、日々の生活で音楽を聴く機会が多いことに驚きます。 スーパーに行けば有線のヒット曲やそのスーパーならではの曲が、 飲食店に行っても必ずと言っていいほど音楽がかかっています。 アパレルショップや雑貨店など商業施設は言わずもがなですよね。 テレビでも常に様々な音楽がバックミュージックとして用いられています。 弊社は就業中音楽を流しています。 代表の好きなものだったり、私が選曲したり、皆の好きな音楽を流したり… 先週は米ビルボードのヒット曲集を流していました。 私は洋楽が好きなんです。 アップテンポの曲を聴くと仕事が捗ったり、スローテンポのバラードを聴くとゆったりとした優しい気分になれたり… 皆さんも失恋の時は同じ失恋の曲を聴いて浸りたくなったり、 逆にアップテンポの曲を聴いて元気づけて欲しくなったり そういう経験はありませんか? 一流のアスリートの選手の中には、決まったプレイリストがあり、 試合の前には必ずその音楽を聴いて気分を高揚させるという人も多くいます。 このように、音楽には気分を左右する効果があります。 人にもたらす影響はかなり大きいと言って良いでしょう。 それはお店にかけるBGMに関しても同じことが言えます。 お店に流れるBGMによる効果 店内に流すBGMによって、お店の雰囲気をコントロールすることが出来ます。 例えば、高級なフレンチレストランに行くとします。 そこで流れている音楽が、幼児向けアニメの曲ならばどうでしょうか。 ダーティーな言葉を多用するアップテンポのラップだとどう感じますか。 琴の音色による日本歌謡曲だとどうですか。 折角ゆっくりワインを楽しみたくても、アップテンポの曲だと難しいですし、 美味しそうな料理の説明を受けている最中に「ヨーでる、ヨーでる、妖怪でんけん…」 なんて流れていたら思わず笑ってしまいそうです。 折角の雰囲気、お料理が台無しですよね。 このように、音楽1つでお客さんの満足度を下げることも上げることも出来るのです。 お店のコンセプトに合った音楽を選択することによって、売上げのアップを期待することができます。 満足度が高ければ、リピーターも増えるでしょう。BGMを選ぶ際は、適当に有線のヒット曲を流しておく、ただなんとなく選曲する、 というのは大変勿体ないです。 お店の業種、そして業態に合った音楽とは何なのか。 自分だったらこの空間にどのような音楽が流れていたら心地よいか。 たくさんのジャンルの音楽を実際に流して試してみるのもいいでしょう。 ぜひ最適な音楽を選び、BGMとして活用してくださいね!
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脱毛サロン、という可能性【店舗の開業なら塊】
脱毛サロンのあゆみ こんにちは。 株式会社塊です。 店舗開業をお考えの方はどのような業種での開業を目指しているのでしょうか? 圧倒的大多数なのが飲食店と美容サロンです。 その美容サロンの中でも「脱毛サロン」経営を目指す人が近年増えてきました。 今や一般的となった脱毛サロンですが、数十年前には認知している人の方が少数派でした。 脱毛サロンはどのような歩みを経てきたのでしょうか。 脱毛器の輸入が始まったのは1970年代と歴史は長いです。 最初はニードル脱毛が一般的で、そこからサロン脱毛、そしてレーザー脱毛といったように変遷していきます。 しかし、やけどの被害が報告されたり、大変高額であったりと この時点で脱毛サロンが一般的とはとても言えませんでした。 「通い放題100円」などと言ったうたい文句とともに競争が激化し、メディアへの露出が一気に増えて、 人々から認知されるようになったのは2010年代なのです。 広く認知されるようになってからはまだ十数年しか経過していないのですね。 エステティックサロンの市場規模は3139億円(2023年 矢野研究所)で、コロナ禍で縮小傾向ではありますが大きな市場です。 このように今や数千億規模となった脱毛サロン業界ですが、今後も伸びが予想されています。 脱毛サロンにおける新規顧客ルート では、なぜこのように脱毛サロン業界はまだ伸びが期待できると言われているのでしょうか? そもそも、脱毛意識が芽生えたのは1960年頃。 この頃に若者を中心にファッションに対する考え方が変わり、 ミニスカートやワンピースなどを着用する人が出てきました。 このように肌の露出が増えるとともに、脱毛意識が高まってったのです。 このように、脱毛への意識は若者から生まれたのです。 そして最近に至るまでも、その顧客層の多くが10~30代の若者でした。 しかし近年になって、「介護脱毛」「メンズ脱毛」 という言葉が注目されるようになります。 介護脱毛とは、自分の老後を想定し、 将来介護される立場になった際に清拭や排せつ後のふき取りなど第三者の介護者に負担とならないように あらかじめデリケートゾーン(VIOライン)の毛の脱毛をしておくことを言います。 そして、このような施術を望む40代以降の顧客が増えているのです。 実際に2010年から2021年までの12年でその数は約68倍(!)になったとか(リゼクリニックのデータによる)。 またメンズ脱毛市場規模の拡大も忘れてはなりません。 2019年に865億円だったその市場規模は、2023年には1038億円にまで拡大しました。 コロナ禍ということにも関わらずずっと右肩上がりを続けこの5年ほどで1.2倍に拡大しました。 1.2倍と聞くと少なく感じる方もいるかもしれませんが、 この際、女性の脱毛市場規模は減少を続けていたという背景があるのです。 2019年に3221億円だったその市場規模は、2023年には2345億円にまで縮小しました。(ホットペッパービューティーアカデミーのデータによる) 2023年で比較すると、男性利用者は全体の約3分の1を占めることになります。 これは見過ごせない数字です。 ある事業を急成長させようと思うと、対象となる顧客層以外の新規顧客の開拓がどうしても必要になります。 既存の対象となる顧客層は、言うならば放っておいても興味を示してくれますが、 対象外の顧客層はそうはいきません。 そんな今まで対象外であった「男性」「年配」という新規の顧客層ルートをつかむことが出来た脱毛ビジネスは、 まだまだブルーオーシャンである顧客市場の中で、大きな発展が予想できます。 脱毛サロン開業という選択肢は、まだまだ伸びが期待できるのではないでしょうか。
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利益2倍=売上2倍?【店舗の開業なら塊】
利益を2倍にするには売上は何倍必要? こんにちは。 株式会社塊です。 お店の売り上げが2倍になりました!さて利益は何倍になるでしょう? …答えは2倍です。 簡単な算数の問題ですね。 しかし、実際の経営となると、売上高2倍=利益2倍となっていることはほとんどないです。 ある会社は売上高が2倍になったとき、利益はなんと7倍(!)になっていたそうですし、 逆に売上高が2倍になったのに、利益は0.8倍になってしまった、などの現象も起こり得ます。 なぜこのようなことが起こるのでしょうか? それは、「利益率」の変化によるものです。 例えば去年の売上高が1000万円だとします。 利益率は10%だったので、100万円の利益が生まれました。 今年は頑張りました。売上高が去年比2倍の2000万円です! さらに利益率を35%にあげることが出来ました。 つまり700万円の利益です。去年比で利益高は7倍になりました。 このようなことが経営では起こり得るのです。 利益を2倍にしようと思ったら売上高を2倍にしなければいけないのでは、と思いがちですが、 実際はそうではないということですね。 利益を2倍にするのは簡単? 利益高も売上高も、前年比2倍というのはなかなか難しいものです。 開業したてのお店は別として、ある程度軌道に乗っているお店の売上高を2倍にしろ、と言われたら それはほとんど無理と言っていいでしょう。 なぜなら、想像してみて下さい。 店舗経営で売り上げを2倍にしようと思ったら、 その方法は①単価を2倍にする ②来店数を2倍にする という方法しかないからです。 最も、②の方法では売り上げが2倍になるとも限りません。 小売店はもっと大変です。 来店数が2倍になったところで、そのお客さんが何も購入に至らなければ、 ただ忙しいだけで売上高は全く変わらない、という事態に陥りかねません。 しかし、利益を2倍にするのは売上高を2倍にするより全然簡単です。 極端なことを言うと、売上高が同じでも、利益率が2倍になれば利益高は2倍になります。 売上高を上げる努力というのは、ある程度主導権がお客さん側にあります。 もちろんメニューやサービス、品物の単価自体を上げるということは出来ます。 しかし結局のところ、 最終的な単価の選択も、来店の選択も、お客さんに委ねられているのです。 反対に、利益率を上げる努力というのは店側の努力によるところが大きいです。 DX化、人件費の削減、廃棄やロスの削減、原材料ルートの見直し…などなど 利益率を上げる方法は多岐に渡ります。 しかもそこには他人(お客さん)は全く介在しません。 他人をコントロールするのは難しいし骨が折れますが、 自分のコントロール、努力ならば今日からでも見直し、行うことが可能です。 ぜひ利益2倍目指して、戦略を練ってみて下さい!
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店舗開業セミナー行っております!【店舗の開業なら塊】
(株)塊の店舗開業セミナー こんにちは。 株式会社塊です。 弊社では1年ほど前から「店舗開業セミナー」を行っております。 対象は広く、全く知識がない方から本格的に始動していきたい方まで、 みなさんのレベルに合った知りたいことを提供できるような内容にしております。 ですので毎回内容が変わります。 前回ご参加いただいた方は ・20代 ドラッグストア開業がしたい男性 ・40代 焼肉店開業を目指す男性 ・50代 脱毛サロン開業がしたい女性 などなどでした。 店舗の開業にかかる期間は? どのような流れで開業するの? 資金はどうすればいいの? 内装や必要な設備が分からない。。 お金がどれくらいかかるか分からない。。 初めてやることは、分からなくて当たり前です。 しかも開業とは学問のように答えがあるわけでもありません。 開業者の経験は参考にはなりますが、 あなたが行うあなた自身のお店の開業とはまったく別物として考えると良いでしょう。 かかった金額や期間が同じくらいだとは考えないでください。 上手くいった経営方法も踏襲すれば良いというものではありません。 セミナーを聞いた感想は… セミナー受講いただいた方には、最後に感想をお聞きしております。 その中には、「セミナーを聞いて店舗開業を諦めようと思いました。」 という方もいらっしゃいます。 店舗開業には思っている以上にお金と期間がかかります。 あるデータによると、店舗決定にかかった期間は6ヶ月~1年が最多で半数以上を占めていました。 店舗決定後に施工、内装、メニュー開発、オペレーション、トレーニング… 想像以上に時間がかかります。 また、金額もそうです。 物件の状態、内装・施工内容によるので一般的には〇〇円です、と言えないのですが、 想像よりもお金がかかると思っていて下さい。 セミナーに参加された方は、大体のキャパシティと業種を決められている方が多いので、 目安の開業費用をお伝えさせていただいています。 殆どの方が「そんなにかかるんですね…」という反応です。 よく調べられている方、既に見積等出している方、経営経験がある方、 周りに店舗経営をされている人が多い方などにはご存じの方もいらっしゃいました。 ”お店をつくる”というのは思っているよりも大変なのです。 しかしそういう現実があっても開業したい、というあなたを(株)塊は応援します! セミナー参加も随時受け付けておりますので、興味があるという方はぜひ! LINE、Eメール、お電話何でも構いません。 お気軽にご連絡お待ちしております。