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飲食店の内外装にこだわるべき理由【店舗の開業なら塊】
意外?グルメサイトと店構えの重要さは同じ こんにちは。 株式会社塊です。 弊社は電気工事を母体として、総合建築業、特に店舗の開業・改修のお手伝いをしております。 一番嬉しいのはお店が完成したときのお客様のキラキラした笑顔を見ること。 次に嬉しいのは営業開始後にお店の運営がしやすいと褒められること。 弊社は過去の経験からも、飲食店における内外装の重要さをよくよく理解しております。 なぜなら、改修や改装を行って売り上げが何倍にもなった、 アルバイト募集に困らなくなったというお店を知っているから。 そんな時、ホットペッパーグルメ外食総研にてこんなデータを見つけました。 みなさんは、お店に対する期待感を上げるものは何だと思いますか? 期待感=行きたいと思う気持ちを生ませること いま日本においてはどのように飲食店を皆は選択しているのでしょうか。 要素として一番大きいのはやはり「グルメサイト、口コミサイト」(26.4%) のようです。 つまり食べログやホットペッパー、グーグルマップ上におけるお店の情報ですね。 普段から使用されている方も多いのではないでしょうか。 そして意外なのは、「店構えや店先のメニューなど」(22.2%)が二番につけているということ。 しかもあまり差がありません。 情報化社会のいまなので、やはり圧倒的にSNSやインターネット検索が多いのかと思いきや 意外にそうでもないのですね。 三番目にはアナログな「友人・知人・家族等からの口コミ」(14.7%)が続きます。 グルメサイトにお店を掲載してもらう、SNSアカウントを開設するということはもちろん大事なことですが、 それと同じくらい店構え、つまりお店の内外装をどのようにするかということは大事なのです。 これは看板一つとってもいえることで、 A、アルミの合板にプリントされた看板のお寿司屋さん B、木の板に手書きで書かれた看板のお寿司屋さん どちらに行ってみたいと思いますか?美味しそうに感じるのはどちらでしょうか。 このように考えると、最初にしっかりと初期投資して理想のお店をつくることが大事だと分かりますね。 内外装デザインの決め方 ではそんな魅力的なお店をつくるにはどうしたらいいのでしょうか。 まずおすすめしたいのは、出来るだけたくさんのお店を見に行くこと。 同じ業種のお店でなくても大丈夫なので、出来るだけ多くのお店を見て勉強しましょう。 様々なタイプのお店に触れることで、自分の理想のお店が見えてきます。 このデザインがオシャレ、この配置がいい、こういった雰囲気がいい。 このような感性を繋ぎ合わせて理想のお店を描いてみましょう。 しかしこの段階ではあくまで理想。 この理想を現実に落とし込んでいくのですが、 物件の規模や設備によっては理想と全く同じには建築出来ないこともあります。 「建築」には様々な人が携わっていることをご存じですか。 設計士、建築士、施工管理士、施工士(大工、電気工事士、空調設備士、左官、塗装士、クロス職人、解体工事士など)、インテリアデザイナーなどなど… さまざまな業者、色々な人が力を合わせて一つのお店をつくっているのです。 まず一番最初に行うことは自分の理想のお店の形を伝えること。 それを現実にする作業が内装図・施工図を図面に起こすことです。 この際に細かな厨房や家具・設備の位置を決めていきます。 設備によっては設置できない場所もあるので、相談しながら決めていきましょう。 利便性がありかつオシャレな内装に仕上げられるよう、アドバイスを求めるのもいいですよ。 家具や備品も、理想のコンセプトや雰囲気に沿って決めていきます。 もしここのブランドの家具が使いたい、などがあれば遠慮なく伝えてみましょう。 大きな家具を使う場合、この段階で使用家具の目星をつけておかなければ図面を起こすことができません。 エントランスを作った後にソファが入りません、テーブルとの距離がとれません、では困りますからね。 施工段階に入ったら終わりではありません。 ちょくちょく現場に顔を出すことをおすすめします。 途中の段階ならば修正が効くこともあります。 塗装の色が思ってたものと違うなどにも気づけます。 しっかり進捗状況を自分の目で確認して、要望があれば施工業者の人に相談してみて下さい。 間違っても職人さんに直接言うのは避けて下さいね! 職人さんは指示通りに動いている方が殆どで、その場で言われたからと言って変更をすることは難しいです。 さらに最悪なのは、あなたと職人さん、施工業者間で言った言わないの口論になること。 しっかり施工をお願いした会社の担当者に話をしましょう。 お店で提供する料理が大事なのはもちろんですが、意外に大事な「店構え」。 素敵なお店をつくって、ぜひ集客に役立てて下さいね!
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人はあなたの「WHY」に動かされる【店舗の開業なら塊】
ゴールデンサークル理論とは こんにちは。 株式会社塊です。 皆さんは「ゴールデンサークル理論」を聞いたことがありますか。 ビジネス書をよく読む方、ビジネスに関する講演や動画がお好きな方はご存じかもしれません。 ゴールデンサークル理論とは、簡単にいうと 人間同士が関わった時に、相手のなにに共感を覚えるのかという理論のことです。 これは米国人サイモン・シネックが2009年のTEDトーク(様々な専門家による講演)で紹介した理論で、 比較的新しいビジネス理論になります。 では、人は人の何に共感するのでしょうか。 結論から言うと人は人の「WHY=なぜ」に共感し心動かされます。 そしてこの共感の度合いは「WHY」→「HOW」→「WHAT」の順に 共感が薄れていくことが分かっています。 図にすると上のようになります。 人は人のWHAT(なに)に共感することはあっても、それには強い力を伴いません。 それによって行動を変えたりすることは少ないということですね。 人が人に共感してもらい、相手の心を動かそう、さらには身体まで動かそうと思ったら、 自分の「WHY」を発信することが大事なのです。 これはお客さんにお店に来てもらうことや、従業員に意欲的に働いてもらうことにも作用します。 では、WHYとはそもそもなんなのでしょうか。 そしてどのような「WHY」を発信していけばいいのでしょう。 一緒に考えてみましょう。 あなたの中の「なぜ」やるのか 例えば、このゴールデンサークル理論を用いてお客さんに訴求している企業の中に 「スターバックス」があります。 スターバックスの「WHAT(なに)」にあたる部分はすなわち「商品」のこと。 コーヒーや紅茶、フラペチーノなどスターバックスの商品のことです。 そして「HOW(どう)」にあたる部分は「商品の美味しさや目新しさ、独自性」のことです。 季節限定商品や原材料・抽出方法にこだわったコーヒー、独自の配合で組み合わせたラテ… 自分の好きなようにカスタマイズすることなどもここにあたります。 では「WHY(なぜ)」とはいったい何なのでしょうか。 その答えはスターバックスの理念に現れています。 スターバックスの理念である「サードプレイス」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。 このサードプレイスという言葉は、 「会社でも家庭でもない、一息ついてリラックスできる第三の空間」を意味しています。 スターバックス、あなたはテイクアウトとイートイン、どちらをよく利用しますか? ほとんどの方がイートイン、つまり店内で過ごすほうではないでしょうか。 ほっとしてオシャレで、落ち着ける空間。どの店舗も異なる魅力がありますよね。 コーヒーが美味しいのは勿論ですが、それならば他チェーン店やコンビニも負けていません。 「なぜ」スターバックスを選択し店内で過ごすのかというのは、 スターバックスがなぜ創業されたのか、なぜあのような店構えになっているのかという スターバックスの理念、すなわち「WHY」に共感し心動かされるからなのではないでしょうか。 では、あなたに置き換えてみましょう。 あなたは飲食店を経営するとしましょう。 どんな業態で、どのような商品を出し、どのような内装で、どのように資金繰りをして、 どのようにマーケティングをするのか… もちろんこれらはあなたのお店を構成する大事な要素です。 しかし、これらのプレゼンを述べたところで借入先の首は縦に振られることは少ないです。 特に家族・友人・知人などはそうでしょう。 結局はあなたが「なぜ」飲食店をやりたいのか。「なぜ」これなのか。 という情熱の部分に人は共感し心を動かされます。 開業してからの集客もそうです。 美味しい料理、映える飲み物、素敵な内装、素晴らしい接客やサービス… これらは重要であることは間違いありませんが、 美味しいお店や良いお店なんてごまんとあります。 なので再び足を運んでもらうのは至難の業です。 最近見たデータによると、味や雰囲気に満足してもリピートするのは約2割程だそうです。 しかし、あなたの「なぜ」つまり心意気に共感し応援してくれる人は 圧倒的にリピーターになってくれやすくなります。 店舗開業の際はぜひ、「なぜ」やりたいのかを一度見つめ直してみて下さいね。 そしてそれを発信してください。 きっとあなたを応援してくれる人が集まってくるはずです。
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店舗の万引きを防ぐために【店舗の開業なら塊】
万引きされにくい店舗づくり こんにちは。 株式会社塊です。 昨日は万引き犯を見かけたときの対処法、マニュアルを作成しようという話をしました。 もちろん実際に現場に遭遇した時に慌てないために、 どのように行動するべきかというマニュアルは必須です。 ですがまず、万引きされにくいお店作りをすることが何よりも大切です。 どのようなことに気を付けたら、万引き被害を最小限に防ぐことが出来るのでしょうか。 大阪府警察が出している「万引き防止マニュアル」を参考にさせていただきました。 1、万引きされにくい雰囲気づくりをする ●従業員の連携を強化する 従業員(アルバイト、パート、派遣社員含む)同士の連携を強化しましょう。 全員が良好なコミュニケーションを取り合い連携することで、 職場雰囲気が良くなることはもちろんですが、 人手の足りていないところへの応援などを要請しやすくなります。 また、売り場やレジ付近を離れるときは一声かけるように徹底することで、 「人がいない」という万引きや窃盗を防ぎやすい状況を防ぐことが出来ます。 しかしこのような声掛けはコミュニケーションが円滑だからこそなり得ること。 普段からオーナーや店長(自分)含め 従業員間の連携が取りやすいような雰囲気づくりを構築することが大事です。 ●あいさつの徹底をする 日ごろからお客さんに対しての挨拶を徹底するように指導しましょう。 「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」とお客さんの目を見て挨拶するようにします。 このような積極的な声掛けによって万引き犯は「見られている」という意識高まるので、 万引きの抑制に繋がります。 2、万引きされにくい店づくりをする ●死角をなるべくつくらない 他のお客さんや従業員から見えにくい、いわゆる死角をなるべくなくしましょう。 とくにレジ付近は店舗内全体を見渡せるような位置に配置します。 通路の幅を広くしたり、商品棚を目線から下の位置に設置したりすることも有効です。 死角がどうしてもある場合はその位置を把握、共有して、 なるべく従業員を配置したりよく通るように意識したりします。 ●啓発ポスターを掲示する 「万引き、ダメ!絶対!」「防犯カメラ作動中」「私服警備員巡回中」などの 啓発ポスターを掲示しましょう。 ポスターが汚損している場合はすぐ取替えます。 汚損したまま放置すると、警備意識の低い店であるという印象を与えてしまいます。 ●店内専用買い物かごの導入 店内専用の買い物かごの導入により、自分で持ち込んだバッグに入れることを防げます。 精算前と精算後で色を分けたかごを用意すると尚良いです。 小さな雑貨店などであっても、トレーなどを渡したりするなどして、 なるべく万引きしにくいような環境をつくります。 買い物かご・袋やトレーなどをお客さんに渡すためにお店を巡回することは、 万引きを抑止するだけでなく、「サービスがいい」という印象付けにも役立ちます。 3、防犯機器を設置する ●防犯カメラを設置する 売り場や店舗出入口、駐車場などに設置しましょう。 死角となるような付近にもお忘れなく。 真上に設置するのではなく、対象者の顔を認識できるように角度を調整して設置し、 録画映像は一定期間保存するようにします。 ●感知ラベルを導入する こちらは金銭的に余裕が出来た時で構いませんが、 商品に感知ラベルやタグを取り付け、出入り口にセンサーを設置すれば、 レジを通していない商品を持って外に出ようとしたときにアラームが作動するので、 かなり高い確率で万引きを防ぐことが出来ます。 しかしこちらは衣類などに適した防犯方法で、食料品や小物・雑貨を扱う小売店には向いていません。 貴金属などの高額商品を扱う場合、衣類を扱う場合には導入を考えるといいでしょう。 まとめ いかがでしたか? これらのほかにも、万引き犯の特徴を備える以下のような人には注意を払うなども対策になります。 ●何度も同じ場所を徘徊している ●集団で行動し、店員の注意を引き付けるように執拗に話しかけたり問題を起こしたりする ●大きなバッグを身に着けている ●明らかに大き目な服装を身に着けている ●商品を買わずに出入りを繰り返している ●バッグのファスナーをあけっぱなしにしている 万引きをされないようなお店作りをするには、 死角場所をつくらないなど、最初の内装施工段階から対策することが大事です。 そしてやはりなんと言っても、従業員皆の意識がとても大事なので、 普段から連携強化に努めてよい職場づくりを心掛けるようにしてくださいね。
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万引き犯を見かけた時の対処法【店舗の開業なら塊】
万引き犯を発見!どう対処する? こんにちは。 株式会社塊です。 あなたは万引き犯を実際に見かけたことがありますか? 普段買い物しているときは自分に集中しているので、なかなか周りの挙動に注意を払いません。 見かけたことがあるという方は少数なのではないでしょうか。 しかし、雑貨屋、スーパー、コンビニなどの小売店で働いた経験がある方は見たという方もいるはず。 万引きは立派な犯罪行為です。許されることではありません。 お店側からしても損害を被る行為なので、しかるべき対処をするべきです。 しかし、もし、小売店経営者のあなたが見かけたらどのような行動をとりますか? また、アルバイトが発見した場合はどのように対処させるべきなのでしょうか。 犯罪行為の目撃なので、強く糾弾することはその身を危険にさらしてしまうかもしれません。 「もしも」のときどのように対処すればいいのか、事前に確認しておくことが大事です。 一緒に考えてみましょう。 万引き犯を見かけたときの対処法マニュアル 自分自身とアルバイトなどのスタッフがどのように対処するべきなのか、 事前にマニュアルを作成し、共有しましょう。 ●万引き犯を発見したら、一人で確保しようとせずにまずは相談する。 ●強い口調で詰問したり、暴力をふるったりしない。 ●その場では糾弾することなく、別室への同行を促す。 ●12歳以下、または65歳以上の場合、家族に連絡する。 ●13歳~64歳の場合は警察に通報する。 ●12歳以下、65歳以上で家族や本人の謝罪、窃盗品の買取がある場合は警察には通報しない。なければ通報。 ●犯行が複数の場合は全て通報する。学生ならば学校に会社員であれば会社に報告。 ●犯人が従業員の場合は全て通報する。 ●犯人が黙秘を続ける場合は通報する。 ●同意なしに持ち物をチェックしない。 ●身元確認として免許証や学生証のコピーを預かる。 ●犯人が攻撃してきた場合を除いて、相手の体に触れない。 ●事情聴取は必ず2人以上で行う。 ●事情聴取として無駄に長く万引き犯を拘束しない。 こちらは関東防犯カメラセンター様のマニュアルを参考にさせていただきました。 万引き犯の人権を守りつつ、相手にも自分や従業員にも危害が加わらないように行動しなければなりません。 悪いのは万引き犯であるのは明確ですが、暴行したり不当な長時間拘束を行ったりした場合 こちら側の方が悪くなってしまう可能性もあります。 十分に気を付けて下さい。 基本的には発見したら、その情報を他の従業員ないし店長やオーナーに共有し、 別室で身分や万引き行為の確認をしながら警察を待つ、というのが基本的な流れです。 とにかく落ち着いて行動し、対処するようにしましょう。 あなたが動揺すれば、それは従業員にも伝播してしまいます。 危害を加えられてしまうのは本末転倒なので、あくまでも無理のない範囲で対応してくださいね。
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外食を節約する人が3割超?【店舗の開業なら塊】
近年の物価高で高まる節約志向 こんにちは。 株式会社塊です。 このブログでも何度か取り上げていますが、近年は本当に物価も人件費も設備費も光熱費も なにもかもが高騰していますよね。 先日ガソリンへの補助金も終了したので、レギュラーがそろそろ170円を超えてきそうです。 そんな中、節約志向が高まっているようです。 ホットペッパーのグルメ外食総研の研究結果によると、 2024年現在節約を意識している人は全体の46.1%で、 特に節約を意識している項目については 1位が「内食費」2位が「水道・光熱費」、3位が「外食費」となりました。 外食を節約するという人は3割強で、 自炊の食材費を抑えるだけでなく、さらに外食においても節約しようという 「食」に関わる費用を抑えようとする人が全体の8割ほどを占めました。 それもそのはず。 水道光熱費は節約を意識すると言っても限界がありますよね。 特に夏場のエアコンの不使用などは命にもかかわってきますので、あまり節約はおすすめできません。 トイレやお風呂、手洗いの回数を減らすわけにもいかず、水道光熱費の節約はなかなか難しいものがあります。 その点、食材ならば安いスーパーを選ぶ、安いときにまとめ買いして冷凍保存しておく、 牛肉ではなく豚肉にする、ある特定の野菜が高いときは代替品を考えるなど 節約方法が様々あります。しかも結構な差が目に見えて分かります。 では、外食費用はどのように抑えているのかというと、 「回数を減らす」「注文する量を減らす」「単価の安いメニューを注文する」 などのほか、「クーポンを使用する」「スマホやカード決済にしてポイントをためる」 「インターネット予約でポイントをためる」などを実際に行っているようです。 また、今後も実施したい外食における節約方法はというと、 「インターネットやアプリ、フリーペーパーからクーポンを入手し使用する」 「スマホやカードで支払ってポイントをためる、使う」 という2つの方法が圧倒的でした。 外食費節約の流れのなかで飲食店ができること 食材費や輸送費、人件費も上昇し、さらにこのように外食費を抑えるという流れは 飲食店にとって大きな打撃です。 しかし、このような節約ニーズをしっかり理解して、それに対応するような取組を行うことで 他店と差別化出来るかもしれません。 どのようなことを行っていったらいいのでしょうか。 まず、上記のアンケート結果にあったように、 ①お店のクーポンを充実させる ②電子決済を導入する ということを行いましょう。 お店のクーポンの取得ルートは大半が「グルメサイト」経由です。 そのほかの媒体としてはSNS(Twitter,Instagramなど)、HP、グーグルマップの店紹介ページ などが挙げられます。 これらの媒体にクーポンを出してみましょう! 「飲食代金から10%オフ」「提示でドリンク一杯サービス」などクーポンと言っても その内容は様々です。 お店からすると、10%オフサービスなどの食事代金が安くなるクーポンよりも、 ドリンクやデザートサービスの方が損が少ないです。 しかも実はこの具体的な商品サービスの方が集客しやすいってご存じでしたか? 確かに、10%、つまり消費税分くらい割引されてもあまり嬉しさがありませんが ケーキやドリンク、粗品などその場で”モノ”を受け取れると満足感があります。 グルメサイトに掲示したら、他の媒体にも掲示しましょう。 同じ種類のクーポンでも構いませんが、少し他媒体のものを割引率が高かったり、 サービス内容が豪華だったりとクーポンを変えるとさらにおすすめです。 より魅力的なクーポンを逃してはなるまいとSNSをフォローしてくれたり、 お店や商品の写真をよく見に来てくれたりする効果が狙えます。 クーポンサービスを提供したら、次に行いたいのが電子決済の導入です。 こちらもそこまで労力はかかりません。 導入だけなら無料で行えるところがほとんどです。 しかし気を付けなければならないのが決済手数料です。 決済方法によっては代金の5%前後をとられてしまうようなものもあるため、 お店によっては「〇〇円以上のみカード決済可」「ランチタイム時の電子決済不可」 などと掲示しているようなところがありますが、 これは加盟店規約違反にあたりますので絶対にやめましょう。 積み重なると手数料はかなりのものになりますので、 小さな飲食店で導入を迷われている方もいるかもしれませんが、 電子決済が出来ないからこのお店に行くのはやめよう、と集客の機会を失ってしまう方がよっぽど痛手です。 さらには隣国の中国(キャッシュレス決済比率83%)や韓国(キャッシュレス決済比率93.6%)からの インバウンド需要に対応するためにも、電子決済は導入するべきでしょう。 さらに言うと、キャッシュレス決済がメイン取引になって現金の扱いが少なくなるということは、 防犯の観点からみるとお店にとってもメリットが大きいです。 飲食業界にはいま向かい風が吹いていると言っていいでしょう。 大変なことも多いかもしれませんが、道筋は必ずあります。 お客さんがいま飲食店をどのようにとらえていて、何を求めているのかをしっかり見極め 自分に出来ることから取り組んでいきましょう!
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パン屋さんの開業がしたい!【店舗の開業なら塊】
パン屋は飲食店?小売店? こんにちは。 株式会社塊です。 今年の梅雨は開始が例年より遅いようで、うれしいですよね! ところで皆さんは今日の朝ごはんは何を食べましたか? 私はこの週末に購入しておいた、近くのパン屋さんのメロンパンを食べました。 朝ごはんは食パンや菓子パンなどという、パン派の方多いのではないでしょうか。 いくら納豆やふりかけでもおかずになるとはいえ、 朝ごはんにお米を食べるのは時間と労力がかかりますよね。 さて、そんな朝食に人気な「パン」ですが、その需要から「パン屋開業」を考える方も多いのです。 ではそんなパン屋さんですが、これは飲食店なのか小売業なのかどちらなのでしょうか? 結論から言うと、基本的には小売店という扱いになります。 しかし、場合によっては飲食店営業許可証を取得しなければいけないので注意が必要です。 基本的な ”パンをそのお店で製作・販売する” という形態のパン屋を営むためには、 「菓子製造業許可証」という許可証の取得が必要になってきます。 これは食品衛生法によって定められています。 パン屋開業を考えている方は全員取得必須の許可証になります。 これを取得することによってパンやお菓子の製造・販売が可能になるのです。 実は、こちらの許可証を取得することによって、飲料販売も可能になるってご存じでしたか? コーヒーや紅茶、牛乳の提供は可能ということですね。 それをイートインスペースで飲んでもらうのも大丈夫です。 しかし、料理の提供やアイスクリームの製造・販売は出来ませんのでお気を付けください。 例えば、あなたがグラタンとパンのセットや、パスタとパンのセットなど ランチのセットメニューなどの提供を考えている場合は「飲食店営業許可証」取得しなければならないのです。 注意しなければならないのは、「スープ」です。 オニオンスープとパンのセットや、コーンスープとパンのセット… 飲料がいいならスープもいいのでは!?と思ってしまいますが、スープも立派な料理のひとつ。 スープと共に提供するようなことがあれば飲食店営業許可証を取得しましょう。 フレンチトーストをつくりたい、アイスを添えたいなどの要望を叶えるためにも必要になりますのでご注意を。 どのような業態のパン屋開業を考えているのか、どのような商品を提供したいのかをよく考えて 必要な許可証を取得してくださいね。 では、パン屋さんを開業するにはどのような流れで行っていけばいいのか見てみましょう。 パン屋開業の流れ ①コンセプト決定 まずコンセプトの決定をします。 一口でパン屋と言っても、食パン専門店やベーグル専門店、サンドウィッチ専門店など 様々な種類があります。 ある特定の種類に特化してもいいし、沢山種類を揃えるのもいいですよね。 ②資金調達 事業計画書を作成します。 自己資金での開業が可能なのか、融資を受けなけらばならないのか しっかりとお金の流れを明確にしましょう。 初期費用から、開業後にかかる固定費や人件費、光熱費などまで細かく出しましょう。 融資を受ける際には、上記を元に返済計画を立てます。 ③物件選定 物件を探します。 パンを店内で製作するため、ある程度のキャパシティが必要になります。 そこも加味しながら物件探しをしましょう。 イートインスペースを設けるのかどうかによっても規模や配置が異なります。 ④内外装施工 パン屋に必須の大型オーブンなど必要な設備を入れながら、内外装の施工を行います。 施工業者は2-3社から見積もりを取るのをおススメします。 見積が出るのにも時間がかかる上に、施工にももちろん数か月単位で時間がかかります。(※規模により大きく変動します) ➄備品設置 買い物袋やトング、パンのトレーなどの細かい備品から、 パンを置く棚やレジにいたるまで必要となる備品を調達します。 ⑥必要な営業許可証の取得 上記で上げた2種類の営業許可証のうち、どのような業態で行うかにあわせて必要なものを取得します。 たとえば、飲食店営業許可証を取得するためには、建物が基準を満たしていることや、 食品衛生責任者を置くことが求めらえます。 そのような取得要件も併せてしっかりと確認しましょう。 申請から取得までに時間がかかることもありますので、開業前に余裕を持って手続きを行ってください。 ⑧開業届の提出 ようやく開業です! 開業したら、その1か月以内に管轄の税務署に開業届を提出しましょう。 プレオープンやオープンイベント・サービスを行ったり、 近所に広告をポスティングする、SNSで宣伝したりするのも良い方法です。