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ロゴにこだわろう!【店舗の開業なら塊】
世界の有名なロゴとその価格 こんにちは。 株式会社塊です。 みなさんは世界的に有名なあのロゴがいくらで作成されたかご存じですか? ロゴというと、 例えばNIKEだと一筆で描いたようなあの印象的なマークに「NIKE」の文字です。 Googleだとそのまま「Google」の文字列で、 PUMAだと名前の由来にもなったピューマという動物のシルエットと「PUMA」の文字です。 コカ・コーラは「Coca cola」の筆記体のようなデザインだし、 フジテレビは目のようなマークにカタカナで「フジテレビ」。 どの企業もロゴは割とシンプルで、素人でも描けるのでは…といったようなものが多いですよね。 しかし、記憶には確かに残る。 このようにロゴの詳細を羅列しましたが、 この時私はインターネットでそのロゴを調べてから記したのではなく、記憶を辿って書きました。 わざわざ調べずとも分かるくらいのシンプルさとインパクトがあります。 では、私でも描けるのでは…と思ってしまうこのロゴたち、 デザイン料はいくらかかっているかご存じですか? 例えばGoogleのロゴデザイン料は無料。 なぜなら創業者のセルゲイ・ブリンが無料のデザインソフトで作成したため。 NIKEのロゴデザイン料は$35。日本円で5000円くらいです。 デザインを専攻していた大学生のキャロライン・デヴィットソンに時給$2で制作を依頼し、 彼女は17.5時間で制作したため、17.5時間 ×$2=$35というわけです。 では次に、ペプシのロゴデザイン料を見てみましょう。 なんとその額$100万!日本円で言うと1億円くらいです。 球体に赤と青、白色のラインが用いられた印象的なデザインは、 デザイン資料が27ページにも及び、その製作期間はなんと5ヶ月! 黄金比や万有引力の法則が用いられ、 この球体を3Dにした際には人の感情に訴求するような効果もあるんだとか…。 こんなに奥深いデザインだとは知りませんでしたよね。 お次はアクセンチュアというコンサルティング会社のロゴデザイン料を見ましょう。 こちらはアイルランドに本拠地がある世界的なコンサルティング会社ですが、 知らないという方もいるかもしれませんので、まずはロゴから紹介したいと思います。 こちらになります。 見たことありますでしょうか? さてこのロゴデザイン料、お幾らくらいだと思いますか? なんとその額$1億! 日本円で言うと100億円くらいです。 え!?文字の上に「>」マークがあるだけでは?と思いますよね。 この「>」には「Greater than」つまり「より優れている」という意味が込められています。 以前より優れて、他社と比較して優れてなどいろいろな意味にとれますが、 このマークひとつに大きな意味が込められているんですね。 しかしこちらはロゴへの報酬というよりは、 このデザインを使用して法的に問題がないかというチェックにお金がかかったようです。 お店の顔となる看板やロゴ いかがでしたか? たかがロゴ、されどロゴ…。企業によっては数億円以上のお金をかけて作成するようなものなのです。 それはひとえに、より印象深く人々に認知・記憶してもらうため。 そして、従業員に愛着を持ってもらうためにもロゴは必要になってきます。 お店でも、一番に目に入るのがそのお店のロゴや看板です。 いわばロゴは企業・店舗の顔ということですね。 かなり前になりますが、「人は見た目が9割」という本が流行りました。 そのタイトル通り、人は人と対峙したときに顔(正確には顔立ちや雰囲気、声のトーンなど全体の雰囲気など総合的な見た目のことを指します) で相手の性格や自分と合う・合わないなどを判断してしまうそうなのです。 これは何も人対人の時だけではなく、人対モノやお店に対しても言えます。 ですから、ロゴや看板には力を入れた方がいいのです。 出来るならばデザイナーにロゴ制作を依頼してください。 実はこれ、なかなかやっている人が少ないのです。 こんなところにお金をかけなくても…と思いがちですが、 ぜひそういうところほどお客さんに見られている・記憶に残りやすい と考えてこだわってみて下さいね。
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お店を格上げ!デザイナーズチェア【店舗の開業なら塊】
デザイナーズチェアをお店に取り入れる こんにちは。 株式会社塊です。 先日はデザイナーズ照明をご紹介しました。 今日は有名なデザイナーズチェアをいくつかご紹介したいと思います。 照明も椅子も、デザイナーズのものはお店に取り入れるだけで グッとオシャレな印象になります。 値は張りますが、その分デザイン性が高いため 内装をシンプルにして、家具をこのような高価なものにすることも可能です。 この場合、最終の店舗施工費で比べるとそこまで大差がなくなるかもしれません。 どのような雰囲気のお店にしたいのか、事前にしっかりコンセプトを作りこみながら 内装のアイディアには、このようなデザイナーズ家具も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか? 代表的なデザイナーズチェア ●チャールズ・レニー・マッキントッシュの「ヒルハウス」 この椅子は1903年に、建築家のマッキントッシュが 友人のイギリスにある邸宅「ヒルハウス」の主寝室専用にデザインしたものです。 ラダーバックチェアとも呼ばれています。 ラダー=梯子の名の通り、背もたれ部分が梯子のようなデザインになっています。 モダンでオシャレ、すっきりとしているのに存在感のある一脚です。 ●ヘーリット・トーマス・リートフェルトの「ジグザグチェア」 建築家で家具デザイナーでもあるリートフェルトが1934年に オランダにあるシュレーダー邸のために制作したこの「ジグザグチェア」は そのシンプルさから「椅子の究極のかたち」とも言われています。 4枚の木版からなるため見た目以上に丈夫で、安定感があります。 色も赤・青・黄・木目などさまざまで、どのような空間にも合わせやすいデザインです。 ●ミヒャエル・トーネットの「N.14 チェア」 ドイツの家具職人であるトーネットが1860年にデザインしたこの椅子は、 後ろ脚と背もたれ部が1本の木から形成されています。 これは曲木技術という木に高温の蒸気をあてるなどして望みの曲線を描く技術です。 シンプルで汎用性が高く、強度も高いため当時はビストロの椅子として普及しました。 通称カフェチェアとも呼ばれ、カフェからレストランまでどんなシーンにも合います。 6つのブナ材のパーツで構成されるため、分解して輸送することが出来ます。 組み立ても楽で、デザイナーズチェアとはいえ上2つよりも値段がグッと下がります。 ●ハンス・コーレイの「ランディチェア」 スイスのデザイナーであるハンス・コーレイが1938年に製作した椅子です。 アルミニウムで作られているため大変軽く、耐久性にも優れます。 背もたれ部から座面にかけて91個の穴が開いており、 写真のように雨に打たれても雨水が溜まりません。 特にアウトドアに向いている椅子になります。 テラス席など外に空間を設けているお店には特におすすめです。 アルミの酸化防止加工が施されていたり、 スタッキング(椅子を重ねること)が可能なので収納にも場所をとりません。 まとめ いかがでしたか? 上記は価格帯で言うと10万円~50万円ほどとお値段は張りますが、 そのデザイン性の高さと耐久性を考えると、店舗の家具におすすめです。 安価な椅子を何度か買い替えるより、これらの方が劣化せず使用できるならば ある時点でお得になることもあるかもしれません。 他にもまだまだ様々なデザイナーズチェアがありますので お店にぴったりの一脚を探してみて下さいね。
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デザイナーズ照明を取り入れよう【店舗の開業なら塊】
デザイナーズ〇〇 こんにちは。 株式会社塊です。 デザイナーズ〇〇。なんだか憧れる響きですよね。 よく聞くのはデザイナーズ住宅でしょうか。 こちらは建築家やデザイナーが監修・設計などを手掛けたデザイン性の高い住宅のことをいいます。 他にはデザイナーズチェアなども聞いたことがあるかもしれません。 こちらも文字そのまま、デザイナーや著名な家具師などが手掛けたオシャレな椅子のことですね。 さて、そんなデザイナー〇〇ですが、照明にもあります。 デザイン性が大変高い照明になりますので、 一つ取り入れるだけで随分と雰囲気を変えることが出来ます。 ですから、新規開店時に設置するだけでなく、 リノベーションや改築・改修時にもおすすめです。 では、どのようなデザイン照明があるのでしょうか? 代表的なものを見てみましょう。 代表的なデザイナー照明 ●イサム・ノグチの「AKARI」シリーズ イサム・ノグチは日本人の父、アメリカ人の母との間に生まれました。 この「AKARI」シリーズは、和紙と竹ひごで作られています。 もともとノグチ氏が岐阜提灯と出会ったことがきっかけでデザインされるようになりました。 「光の彫刻」であると表現されるこのAKARIシリーズは、 和洋室どんな空間にも合うモダンなデザインになっています。 ●ポール・ヘニングセンの「アーティチョーク」 ポール・ヘニングセンによって1958年にデザインされたこの「アーティーチョーク」は その名の通り野菜のアーティーチョークをもとにデザインされた照明です。 絶妙に弧を描く72枚の羽根によって形作られています。 華やかな印象かつ、すっきりとしたデザインです。 ●ポール・クリスチャンセンの「レ・クリント」 デンマーク人のポール・クリスチャンセンによってデザインされた、この「レ・クリント」は 1枚のプラスチックシートを大変複雑で数学的なカーブで折られて作られています。 この折りにより、ランプシェードが美しく独特な彫刻的フォルムになっています。 光と影の優しく繊細なコントラストが魅力です。 ●アルバ・アアルトの「ゴールデンベル」 アルバ・アアルトによってデザインされたこの「ゴールデンベル」は フィンランドのヘルシンキ中心街にある 老舗レストラン「Ravintola Savoy(ラヴィントラ・サヴォイ)」のためにデザインしたものです。 レストランのためにデザインされたものとあって、飲食店にはピッタリです。 ゴールデンベルの名のごとく鐘のような滑らかなラインが美しいです。 一つ一つの大きさはそこまでありませんが、 一つだけでも存在感があります。 無塗装の真鍮で作られたのが最初ですが、 現在販売されている復刻版では違う素材でできたものもあります。 まとめ いかがでしたか。 これだけでなく、まだまだ有名なデザイナーズ照明があります。 どれも特徴的なデザインがあり、それぞれの良さがあります。 一つ取り入れるだけでも大きく雰囲気を変えることが出来るので、 お店に合ったデザイナーズ照明を是非取り入れてみて下さいね。
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座敷席は人気?不人気?【店舗の開業なら塊】
座敷席は設けるべきなのかどうか こんにちは。 株式会社塊です。 みなさんは「座敷席」お好きですか? これは結構好みが分かれると思います。 私は、どちらかというと苦手です。 特に冬場はブーツなど脱ぎ履きが面倒くさい靴を履くことが多いため、 手間がかかることもあり苦手です。 お手洗いに立つ際の脱ぎ履きがあるのも面倒です。 たまに、他人の足のにおいが気になることもありませんか? そのような臭いにおいを嗅いだまま食事をするというのは、 折角の食事を不味くもしてしまいます。 しかしその一方で、座敷席があるからこのお店を選んだという人がいるのも事実。 座敷席への肯定の声、否定の声、どちらも見てみましょう。 否定派の意見 ●不特定多数の人が靴下や裸足で歩いたところを歩くのが苦手 この方は、旅館や病院などのスリッパを履くのも苦手で、マイスリッパを持参するそうです。 座敷席につき、トイレの際に共有で履くスリッパ・下駄もやはり苦手なようでした。 ●手間がかかるので苦手 靴を脱ぎ、脱いだ靴を下駄箱に入れ、お店によっては鍵を閉めなければならない… 脱ぐ場所も狭くてゆっくり出来ないので不便だと感じているようです。 スカートだと座り方に気を付けなければならないなど、靴を脱ぐ手間への不満だけでなく、 座敷席自体への不満もあるようでした。 ●見られたくない靴下やストッキングを見られるので苦手 穴が開いた靴下やストッキング、キャラクターものの靴下を履いているときに それが他人に見られてしまうのが嫌だと言います。 朝は伝線してなかったのに、たまたま爪をひっかけてストッキングが破れてしまった… 女性なら誰しも経験することだと思います。 このようなアクシデントがあった際はもちろん座敷席は避けたいですよね。 ●靴下などのにおいがしないか気になるから苦手 夏場一日中外回りで歩き回った足で、座敷席に通されると 自分の足のにおいが気になって苦手だとこの方は語ります。 他人にも迷惑なんじゃないかとヒヤヒヤするそうです。 肯定派の意見 ●リラックス出来てご飯もお酒も、話も進むから好き 靴を脱ぐと、家に帰ってきたようなリラックス効果が得られ いつもよりご飯も美味しく感じ、楽しい時間が過ごせるとこの方は語ります。 ●座席の移動がしやすく、沢山の人と会話できるから好き テーブルだとなかなか席の移動が難しいが、座敷だと簡単だとこの方は言います。 もし席が空いていなくても、座敷だと空間に余裕があるのでその場所に身を置くことが可能です。 大人数の場合は特に、沢山の人としゃべることが出来るので座敷はその点便利ですね。 ●疲れたら寝れたり、自由な態勢がとれるから好き お酒を飲んだ時はどうしても足がむくむし、沢山食べればお腹が苦しくなる。 テーブル席だと体勢を崩すことが出来ないし、自分はお酒を飲むとすぐに眠くなってしまう とこの方はいいます。 座敷にはテーブルのように背もたれがないから苦手という方もいますが、 そのぶん脚は自由に動かすことが出来ます。 体育座りのように足を立てたり、あぐらをかいたりと楽な態勢をとることが出来ますよね。 座敷席のいま いかがでしたか。 どちらの意見も確かに、と頷けるような点があったと思います。 施工費の観点から言うと、座敷や掘りごたつ席はどうしてもテーブル席より値が張ります。 もちろん施工内容によって異なりますが、2-3倍の値段を見ておいた方がいいでしょう。 施工だけでなく、もちろん家具も特殊なので割高になります。 一方、大人数の宴会には7:3で座敷席が根強く人気なようですし、 現在需要沸騰中のインバウンドを考えると、 外国人旅行客からは日本的な座敷席がかなり人気のようです。 テーブルと座敷、どちらにも良い点と悪い点、そして好みがそれぞれありますが、 お店のコンセプトや推定客層を考えて、座敷や掘りごたつを設置するべきなのかどうか よく考えてみて下さいね・
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太陽フレアのお店への影響は【店舗の開業なら塊】
太陽フレアとはなにか こんにちは。 株式会社塊です。 ここ数日間ニュースでよく「太陽フレア」の発生について報道しているのをご存じでしょうか。 あまり耳にすることがなかった「太陽フレア」という名前の現象。 先日X(旧Twitter)ではトレンドに「太陽フレアのせい」なるものがありましたが、 私が幼いころはこのような言葉を聞いたことがなかった気がします。 今や皆が知ることになった太陽フレアですが、 そもそもどのような現象で、どのような効果や被害がでるのでしょうか。 太陽フレアとは、太陽の黒点(表面よりも温度が低い場所)付近で起きる大爆発のことを言います。 なぜこの爆発が起きるのかというと、それは太陽のもつ磁場が影響しています。 その磁場が熱や運動エネルギーによって短時間のうちに力をかけられると、爆発が起こるのです。 太陽フレアが発生するとX線などの電磁波やガス、高エネルギーの粒子などが 放出されるため地球の磁場が乱れます。これを磁気嵐と言います。 この現象が5月8日から10日午後4時くらいにかけて6回ほど起こりました。 さらに11日には最大規模の太陽フレアが起こったそうです。 この磁気嵐が起こると、GPSや通信、人工衛星に影響が出る可能性があります。 最悪の場合2週間ほど、携帯電話やテレビなどの通信が断続的に利用できなくなる可能性があるそうです。 早いもので8分間の内に、おそいもので数日間の内に地球に届くようなので、 もう少しの間は注意が必要です。 太陽フレアによる店舗への影響 このような電気、通信、衛星などに影響を及ぼす太陽フレアですが、 お店には以下のようなトラブルが起こると予想されます。 ●お客さんの予約が出来なくなる ●お客さんが予約変更などが出来なくなる ●お客さんのGPSなどが機能しなくなり、お店に辿り着けない ●お客さんの予約が確認できなくなる ●レジシステムを電子化している場合、レジ機能が働かなくなる ●タブレットやQRコードによるモバイルオーダー機能が使えなくなる ●SNSでの発信が出来なくなる ●卸業者との連絡が滞ることにより、仕入れに問題が出る などが起こると予想されます。 いまやレジも注文も電子頼りというお店は多いでしょう。 しかし、デジタル化は便利な反面、 過信しすぎるとこのような事態に陥った際に足元をすくわれることになります。 どのような問題が起こっても対処できるよう、 事前にリスクを予測してその際の対応を考えておくのが良いでしょう。 このような通信、電波障害などは何も太陽フレアだけが原因で起こるわけではありません。 みずほ銀行のATMトラブルがまだ記憶に新しいように、デジタルに絶対はありません。 人件費削減や効率化の観点から考えて、業務のデジタル化は勿論すすめるべきですが、 導入と同時にトラブルの際の対処法もしっかり考えておいてくださいね。
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お世辞でジム退会者が増える?【店舗の開業なら塊】
フィットネスジムの退会率とお世辞との意外な相関性 こんにちは。 株式会社塊です。 先日、日刊SPA!さんである記事を見つけました。 タイトルは「インストラクターのお世辞が上手なフィットネスクラブほど退会者が多い」というもので、 内容はジムのインストラクターのふるまいとお客さんの退会率の相関性に関するものでした。 もう少し内容を詳しく見ていきましょう。 ある大手会員制ジムではその高い退会率に悩んでいました。 その年間平均退会率はなんと37%。 3人に1人が辞めてしまうと考えると、これは見過ごせない高い割合です。 理由を口頭で尋ねても、 「忙しくなったから…」や「なんとなく…」など 漠然とした答えしか得られなかったようです。 そこで、施設・設備、レッスンメニュー、インストラクター、現在の状況など 50項目ほどのアンケートを作成し、退会者に回答を求めてみたそうです。 その中でたった1項目だけ退会率との相関性が見られたらしいのですが、 それが「スタッフとインストラクターによるお世辞」だというのです。 普通に考えたらお世辞は言われて嬉しいものですし、 それをきっかけにコミュニケーションが始まるということを考えても、 悪いものではないはずです。 しかし、お世辞が多い つまりインストラクターとお客さんの距離が近い店舗では退会率が増えてしまう。 なぜなのでしょうか。 もっと深く分析してみると、そこには古い会員と新規会員の隔たりに関係が認められました。 古い会員、いわゆる常連はインストラクターやスタッフと仲が良いものです。 褒めたりなども日常的に行うでしょう。 しかしこれを見た新規会員は居場所がないような心持ちになります。 お世辞を嫌うというのは、自分に向けたお世辞を嫌うというよりは、 誰か他の人に向けたお世辞を聴くこと=コミュニケーションが活発であること に対する疎外感を嫌うということであると言えるでしょう。 このような従業員と会員の距離感が退会率の上昇に繋がっていたというのです。 従業員とお客さんの理想的な距離間 これは何もフィットネスジムだけに言える問題ではありません。 先日、今池にあるオシャレなバーに友人と入店しました。 たまたま見かけて雰囲気が気に入ったから立ち寄ったのですが、 入店してみるとほぼ空席はなくお客さんでいっぱい。 人気店のようでした。 人が多いせいもあったのでしょうが、 入店した私たちには何の声もかけてくれず、座っていいのかもわからない状態で 結局適当に空いている席に座ることにしました。 しかし店員さんは他のお客さんとの会話に夢中でこちらに気付かない。 メニューも渡されず、注文も聞きに来ない。 もちろんおしぼりやコースターなども出ない。 他のお客さんは皆常連のようで、店員とだけでなくお客さん同士での会話も盛り上がっていました。 礼儀として1杯は飲んでお店をすぐに後にしました。 そのお店に私も友人も二度と行くことはないでしょう。 このような古くからの顔見知りの客と新規客との問題は飲食店にありがちです。 昔からずっと通ってくれるリピーター客を大事にするのはもちろん大切なことですが、 新規客をとれない飲食店はやがて潰れます。あまり例外はありません。 お客さんと仲良くしすぎる、情を入れすぎることは無用なトラブルの元にもなりかねません。 お客さんと従業員の適切な距離に明確な答えはありませんし、 なかなかその距離を保つのも難しいですが 自分の中やお店のルール・境界線を事前に定めておくというのは一つの手です。 お客さんに優劣はありません。 リピーターも新規のお客さんも同じくらい大切にしながら、 従業員もお客さんも居心地の良いお店というのをぜひ目指してくださいね。