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お世辞でジム退会者が増える?【店舗の開業なら塊】
フィットネスジムの退会率とお世辞との意外な相関性 こんにちは。 株式会社塊です。 先日、日刊SPA!さんである記事を見つけました。 タイトルは「インストラクターのお世辞が上手なフィットネスクラブほど退会者が多い」というもので、 内容はジムのインストラクターのふるまいとお客さんの退会率の相関性に関するものでした。 もう少し内容を詳しく見ていきましょう。 ある大手会員制ジムではその高い退会率に悩んでいました。 その年間平均退会率はなんと37%。 3人に1人が辞めてしまうと考えると、これは見過ごせない高い割合です。 理由を口頭で尋ねても、 「忙しくなったから…」や「なんとなく…」など 漠然とした答えしか得られなかったようです。 そこで、施設・設備、レッスンメニュー、インストラクター、現在の状況など 50項目ほどのアンケートを作成し、退会者に回答を求めてみたそうです。 その中でたった1項目だけ退会率との相関性が見られたらしいのですが、 それが「スタッフとインストラクターによるお世辞」だというのです。 普通に考えたらお世辞は言われて嬉しいものですし、 それをきっかけにコミュニケーションが始まるということを考えても、 悪いものではないはずです。 しかし、お世辞が多い つまりインストラクターとお客さんの距離が近い店舗では退会率が増えてしまう。 なぜなのでしょうか。 もっと深く分析してみると、そこには古い会員と新規会員の隔たりに関係が認められました。 古い会員、いわゆる常連はインストラクターやスタッフと仲が良いものです。 褒めたりなども日常的に行うでしょう。 しかしこれを見た新規会員は居場所がないような心持ちになります。 お世辞を嫌うというのは、自分に向けたお世辞を嫌うというよりは、 誰か他の人に向けたお世辞を聴くこと=コミュニケーションが活発であること に対する疎外感を嫌うということであると言えるでしょう。 このような従業員と会員の距離感が退会率の上昇に繋がっていたというのです。 従業員とお客さんの理想的な距離間 これは何もフィットネスジムだけに言える問題ではありません。 先日、今池にあるオシャレなバーに友人と入店しました。 たまたま見かけて雰囲気が気に入ったから立ち寄ったのですが、 入店してみるとほぼ空席はなくお客さんでいっぱい。 人気店のようでした。 人が多いせいもあったのでしょうが、 入店した私たちには何の声もかけてくれず、座っていいのかもわからない状態で 結局適当に空いている席に座ることにしました。 しかし店員さんは他のお客さんとの会話に夢中でこちらに気付かない。 メニューも渡されず、注文も聞きに来ない。 もちろんおしぼりやコースターなども出ない。 他のお客さんは皆常連のようで、店員とだけでなくお客さん同士での会話も盛り上がっていました。 礼儀として1杯は飲んでお店をすぐに後にしました。 そのお店に私も友人も二度と行くことはないでしょう。 このような古くからの顔見知りの客と新規客との問題は飲食店にありがちです。 昔からずっと通ってくれるリピーター客を大事にするのはもちろん大切なことですが、 新規客をとれない飲食店はやがて潰れます。あまり例外はありません。 お客さんと仲良くしすぎる、情を入れすぎることは無用なトラブルの元にもなりかねません。 お客さんと従業員の適切な距離に明確な答えはありませんし、 なかなかその距離を保つのも難しいですが 自分の中やお店のルール・境界線を事前に定めておくというのは一つの手です。 お客さんに優劣はありません。 リピーターも新規のお客さんも同じくらい大切にしながら、 従業員もお客さんも居心地の良いお店というのをぜひ目指してくださいね。
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飲食店の電気代 相場はいくら?【店舗の開業なら塊】
飲食店の電気代の相場 こんにちは。 株式会社塊です。 皆さんのご自宅の電気代は1か月おいくらくらいですか? 約1万円前後で夏場冬場だともう少し高くなるといった具合でしょうか。 では、飲食店の電気代がどれくらいかかっているかは想像つきますでしょうか。 2018年のデータですが、株式会社シンクロ・フードによるこんな調査があります。 275名の飲食店関係者を対象に、店舗の売上に占める水道光熱費の割合を調査しました。 その調査結果によると、 3%以下と回答したのが26.2%、次いで5%と回答したのが21.1% そして4%と回答したのが16.4%という結果になりました。 3~5%が63.7%と大半を占める結果となりました。 また、水道光熱費の削減に興味がある店舗の中で、一番の興味は電気代の削減のようです。 これは裏を返せば電気代が一番コストがかかるということを示しています。 上記を踏まえて、水道光熱費が売り上げの5%以内であれば、大体平均値であると言えるでしょう。 これは、例えば月100万円の売り上げがあれば5万円程度ということなので、 さほど負担にはならないでしょう。 しかし、月売上20万円程度の小さな飲食店における1万円はかなりの大きな負担になります。 上記は売上に占める水道光熱費の割合のデータになりますが、 ここで考えたいのは、売り上げが下がった時に 光熱費も同じだけ抑えられているのかということです。 これは一概にYESとは言い難いです。 調理量が減るので、水道やガス料金はある程度抑えることが出来ますが、 お客さんがいないからと言って電気を消すわけにも、夏場冬場のエアコンを消すわけにもいきません。 もちろん冷蔵庫など設備の電源をオフにするわけにもいきませんよね。 ですから、電気代はそこまでの変化がないと言っていいでしょう。 売り上げに比例するとは言い難い水道光熱費ですので、 売り上げが高い低いに関わらず、 今から光熱費削減のための行動を始めるのはいかがでしょうか。 飲食店における節電方法 ●無駄な電気を消す トイレや喫煙所などの人の出入りがまばらなスペースにおいては、 人感センサー付きの照明にする、 バックヤードや従業員控室の不使用時の消灯など、 無駄な電気をこまめに消すということから始めてみましょう。 ●エアコンなど空調設備の清掃やメンテナンスを行う フィルターの目詰まりの清掃を定期的に行うことは、空調設備の効きを良くするだけでなく 故障や劣化も防いでくれます。 経年劣化している、またはスペックの古い空調設備はどうしても電気代が高くつきがちですので、 最新型に買い替えるというのも、長い目で見るとお得になることがあります。 ●照明をLEDに変える こちらは以前も取り上げましたので、詳しくはそちらを参照して下さい。 白熱電球からLEDに交換するだけで、電力は1/6、寿命は40倍になります。 導入コストは高いですが、その長持ちさを考えれば変えない手はありません。 一般的に5ヶ月程でコストの逆転が起こると言われています。 ●電力会社や契約プランを変える 「最近ガスと電気をまとめましょう」といった内容のCMを目にする機会がありませんか? 都市ガスと電気を一本化することによって、管理が楽になるだけでなく、 セット割引などにより、今より安くなる可能性があります。 大手ガス・電力会社ともに行っておりますので、どちらがいいのか比較検討してみましょう。 特に近年施行された電力自由化を機に参入した新電力企業の中には、 かなり安いプランを提供しているような会社もあります。 ただし、契約期間の縛りや解約金の発生など条件が定められている場合もありますので、 契約書やプラン内容にはしっかり目を通すようにしましょう。 まとめ いかがでしたか? 今日から始められるようなものから、今後検討していって欲しいものまで網羅しました。 どれもそこまで労力をかけずにできる対策ですので、 ぜひ取り組んでみて下さいね。
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お店に合うカーテンの種類と特徴【店舗の開業なら塊】
お店にカーテンは必要? こんにちは。 株式会社塊です。 先日、友人と近所のイタリアンでランチをしました。 久しぶりの再会だったため盛り上がり、楽しい時間を過ごすことが出来たのですが、 折角のランチを1時間弱で切り上げることになりました。 なぜなら、通された席が窓側ですごくまぶしかったのです。 そのお店はカーテンやシェードを設置していないお店で、 だからこそ窓が広く感じ解放感はあったのですが、 友人と楽しく会話を続ける気分になれないくらい眩しくてすぐお店を出ることになりました。 これでその眩しさを覆うくらい料理が美味しいとか、接客が素晴らしいとか良いところがあれば別ですが 特筆するような点がなかったので、このお店にはもう行くことはないでしょう。 特にランチの時間は避けるはずです。 このようにお店にはカーテンやシェードを設置しているところと、設置していないところがあります。 設置するか否かに関してはもちろんお店側の判断にゆだねられますが、 居酒屋やバーなどの夜営業のみのお店は除いて、 窓からお客さんの席が近いような配置にしている場合、設置した方が無難です。 窓側の席は景色が良く見えて解放感を感じられるので人気の席ですが、 もし眩しかったり暑すぎたりしたら、私たちのように早く帰りたくなるでしょう。 そしてその居心地が悪いという印象により、リピートの機会を逃してしまうかもしれません。 心地よいお店作りとは、接客や料理などの提供商品・サービスを充実させることだけではありません。 快適な気温や明るさ、音楽、香りなど全ての要素が相まって「良いお店」になるのです。 窓に取り付けるカーテンやシェードにも拘って、 お店のコンセプトに沿ったものを選択してくださいね。 カーテンの種類と選び方 カーテンは大きく分けて6種類あります。 それぞれの特徴とどのようなスペースに向いているかをご紹介します。 ●ドレープカーテン 一般的にイメージするのはこちらのドレープカーテンになります。 ドレープ(ひだ)がある厚手のカーテンで、住宅に最もよく使用されています。 ドレープがあるので、厚みが出てゴージャスな印象です。 素材はリネンやコットン、ポリエステル、ジャガード織など様々で 色やデザインも豊富です。 遮光性や遮音性、断熱性に富んだものなど、様々な機能がついた種類もあります。 どのようなスペースにも馴染むことが出来るでしょう。 ●レースカーテン ドレープカーテンとは違い、生地は薄く透け感があります。 強い日差しは防ぎつつ、適度に明るさや風を取り入れることが出来て、目隠しの効果もあります。 基本的にはドレープカーテンと共に使用されることが多いです。 しかし店舗での使用であれば、ドレープカーテンは使用せずレースカーテンのみでも問題ありません。 レースカーテンのみでも、遮熱性や遮像性やミラー効果(見えにくくする性質)、防炎性に富んだ商品があります。 ●シェードカーテン 正式名称はローマンシェードで、 コードやチェーンなどで縦方向に開閉するカーテンのことを言います。 開閉の調節により、直射日光は防ぎつつも明かりを取り入れることが出来ます。 横開閉のカーテンに比べて場所をとらないためスッキリしており、 かつレースのものもあったりと色や柄も豊富なので 店舗にはおススメのカーテンになります。 ●カフェカーテン 上部に穴の開いたカーテンに突っ張り棒を通して、壁に取り付けて使う形の丈の短いカーテンです。 その名の通り、カフェの窓でよく使用されています。 カーテンレールがない所にも取り付けられるので、 住宅だとお風呂場やキッチンの小窓などに設置する方が多いです。 価格が比較的安価で、取り付けが簡単なためすぐに取り入れることが出来ます。 ●ロールスクリーン シェードカーテンと同じく、コードやチェーンなどで縦方向に開閉するカーテンです。 シェードカーテンと違うのはカーテンを開けたときの見た目です。 シェードカーテンは生地を折りたたみながら開けますが、 ロールカーテンは生地をくるくると巻き上げて開けます。 全てカーテンを開いたときにロールカーテンはその名の通り、ロール状になっています。 対してシェードカーテンはいくつものひだが折り重なったような見た目です。 ロールスクリーンもシェードカーテンと同じく、店舗での使用に向いています。 ●ブラインド 横または縦に、スラットと呼ばれる羽がいくつも組み合わさって出来たカーテンです。 コードにより開閉を行います。 スラットの角度を調整することが出来るので、採り入れる光の量を調整することが出来ます。 イメージするのは映画などで警察官が隙間から覗く”アレ”ですが、 実は素材や形状、色も様々あります。 例えば素材は木やアルミ、樹脂などがありますし、形状もタテ型・ヨコ型があり、 色は好きな色を選ぶことができます。 このため、空間やコンセプトに合ったものを選択することが可能です。 基本的にはスタイリッシュでクールな印象になります。 まとめ いかがでしたか? 自分のお店の雰囲気やスペースを考えながら、ぴったりのカーテンを選びましょう!
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店舗から派生した事業をやろう【店舗の開業なら塊】
店舗開業によって広がる可能性 こんにちは。 株式会社塊です。 店舗には、飲食店、美容院、エステサロン、アパレルショップ、 パン・ケーキ屋、雑貨屋、八百屋、医院など様々な業種があります。 それらどの業種であっても、店舗の運営以外にビジネスを拡大できることがあります。 例えば、私の家のそばのクリーニング店は古くから続くお店で、 内外装も年季が入っているような様子です。 お客さんが出入りしている様子もあまり見かけないのですが、 そこはなんと何社かとの取引があり、 それらの会社のユニフォームのクリーニングを一手に引き受けているそうなのです。 個人客のお客さんを積極的に集客せずとも十分な売り上げがあるので、 特に店舗のリフォームなどは行わないということなのでしょうね。 また、地方にずっと昔からある八百屋さんや床屋さんなど なぜ潰れないんだろう…と思ったことはありませんか? 例えば八百屋さんは飲食店との取引があって、そこへの卸しで売り上げをたてているお店が多いです。 床屋さんで言うと、この間聞いたお店はなんと独自のトリートメントを作りブランド化、 それら商品を他美容院や量販店に卸しているそうです。 流石にここまでの店舗経営以外の販路を作っている方は少ないですが、 一度開業したらビジネスの可能性は無限大ということですね。 飲食店から派生できるビジネス 弊社は総合建築で店舗制作のお手伝いをしておりますが、 店舗開業の中でもやはり最も人気なのは「飲食店」の開業です。 では、飲食店開業を行った後に店舗運営以外のビジネスチャンス・販路を考えてみましょう。 例えば、 ●マルシェやお祭りに出店する 弊社のお客様や知人の飲食店でも、出店しているお店が多いです。 1日や2日間などの限定開催なので、気軽にトライすることが出来ます。 前日の仕込みなど、大変なこともありますが 聞いているとほぼ毎回完売御礼の方が多いです。 もちろん見極めて量を準備しなければいけませんが、 単価も普段より高く設定できるため、売り上げは上がりやすいそうです。 ●スーパーなどにお弁当、お惣菜として卸す スーパーなどで見るお惣菜やお弁当には、そのスーパーが自社で作っているものの他 レストランから卸されているものも結構あります。 お店だと売れ残りはそのまま廃棄ですが、 毎回定量を卸し、売れ残ろうが売り切れようが同じだけの金額を受け取れるため 固定的で継続的な売り上げを確保することが出来ます。 もし機会があったらプレゼンしてみてもいいかもしれません。 ●オープン時間外を他業種などに貸す こちらは以前にも「間借り・間貸し営業のすすめ」のなかでその良さを紹介しましたが、 オープンしていない時間帯=アイドルタイムを他業者に貸し出して、 貸出料金を得るというのはとてもいいアイディアです。 お金が得られるだけでなく、新たな顧客層の開拓にも繋がります。 ●お店を使ったイベントを企画する 例えばヴァイオリニストなど楽器演奏者を招いてイベントを企画する 作家や画家の販売個展にお店を使用して貰う など、全然違うジャンルの人と協力してお互いにWin-Winの企画を組むこともできます。 全然違う顧客層にアプローチできるいい機会になるでしょう。 ●料理教室を開催する インターネットのビジネス(アフィリエイトや情報商材販売など)では 「1万円稼ぐことが出来たら、教える側にまわれ」と言われています。 これは自身のビジネス内容を充実させるよりも、コンサルティングする方がお金が稼げる ということの言い換えなのです。 飲食店がこれに当てはまるとはもちろん思いませんが、 料理教室などを開催するのはとても良いアイディアです。 プロの料理人から料理を学べる機会というのは普通ないので、 受講したいというお客さんの需要は多いはずです。 時間に余裕が出来たら企画してみるのもいいかもしれません。 まとめ いかがでしたか? 店舗を開業すれば、お店の経営だけでなく このように様々なチャンスを広げることが出来ます。 お店が上手くいかなかったらどうしよう…と考えている方もいらっしゃるかと思いますが、 なにも店舗運営を上手くいかせることだけが、売り上げを上げる手段ではありません。 開業開始時は特に、目の前のことしか見えなくなってしまいます。 しかし、色々な所にチャンスがあることを知って、視野を広く持つことも大事なのです。
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お店に適した「壁材」を選ぼう②【店舗の開業なら塊】
業種別お店に適した壁紙とは こんにちは。 株式会社塊です。 前回壁材の種類を紹介したので、今回は各業種に合ったおすすめの壁材をご紹介したいと思います。 ◆飲食店に適した壁材 お店のホールでは、火や水、油などが付着する可能性は低いです。 しかし人の出入りが激しいため、その分汚れたり消耗・劣化しやすいです。 メンテナンスや修繕の必要が数年間隔で必要になってくるでしょう。 ですから掃除がしやすく、かつ安価な壁材を選ぶのがおすすめです。 クロス類ですとデザインも豊富で、安価かつ水拭きなど掃除も行いやすいので お店にはよく使用されています。 しかし、壁の印象はかなり大きくお店の印象に影響を与えるので 扱いやすさだけでなく、コンセプトに沿って選ぶことも大事です。 値が張り、掃除も行いづらいですが 漆喰や珪藻土を用いた塗り壁を用いると高級感がでます。 木質材を用いるのも温かみが出ていいでしょう。 Brooklynスタイルのようにコンクリートの打ちっぱなしもクールに決まります。 キッチンは、水や油などの汚れが付着する可能性が高く、 火を用いるので防火性の高い壁材がおすすめです。 そもそも耐火基準をクリアしていないと営業許可が下りない可能性が高いです。 防火性の高い壁材で言うと、タイルや塗り壁・コンクリートなどがおすすめです。 タイルは防水性・防火性も高くいいのですが、難点としてはカビが生えやすいこと。 タイル同士の目地に防カビ処理を施すこともできますが、少し値段が張ります。 アクセントとして壁の一部などに使用するとオシャレになるので、 お客さん側から厨房が見えるデザインのお店は取り入れてみるといいでしょう。 ◆美容院やエステサロンに適した床材 美容院やエステサロンの壁は、飲食店の壁に比べて汚れる頻度が少ないという特徴があります。 店内に食材を持ち込むことは基本的にありませんし、 耐久性や防水性、防火性を求める必要もあまりありません。 比較的どの壁を選んでも問題ありませんので、お店のコンセプトに沿った 清潔感ある壁材を選ぶと良いでしょう。 ただ、シャンプー台が設置してあるスペースの壁はやはり水やシャンプーはねが予想されます。 そのスペースだけ防水性のあるクロスやタイル、パネルなどを取り入れると更に良いです。 一部スペースの壁材を変えると、オシャレに見せることも出来るので一石二鳥です。 ◆小売店に適した床材 小売店でもパン屋さんとアパレルショップでは内装も、用いるべき壁・床材も異なります。 調理をするような小売店ならば、飲食店のキッチンに準じたものを選ぶ必要があります。 調理は行わなくても、飲食物を提供してイートインスペースを設けるならば ある程度飲食店と同じような機能が求められると思ってください。 アパレルショップや雑貨店など食材が関わらないようなお店ならば、 美容院やエステサロンと同様にある程度選択に自由がききます。 比較的安価でデザインも豊富にあるクロス類が用いられていることが多いです。 まとめ いかがでしたか? 壁材には思っている以上に種類が沢山あり、デメリット・メリットもそれぞれあります。 自分のお店のコンセプトに合致した、機能性のある壁材を選んでくださいね。
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お店に適した「壁材」を選ぼう①【店舗の開業なら塊】
壁材とは?その種類と特徴 こんにちは。 株式会社塊です。 前回店舗に適した「床材」を紹介しましたので、今日は「壁材」を紹介したいと思います。 そもそも壁材とは、 店舗や住宅等建物の内外装の壁(外壁および内壁)の表面に使用される建築材料のことを指します。 今回は、外壁ではなく内壁について、 そして店舗に適した内壁とは何かということについて焦点を当てたいと思います。 壁材にはどのような種類があるのかということから見ていきましょう。 ●クロス クロスは一般的に壁紙と呼ばれるものです。 価格が比較的安く、デザインも豊富なのが特徴です。 リーズナブルかつ手入れしやすいのが特徴です。 クロスの中には大きく分けて6つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。 店舗内装によく用いられるのは、ビニールクロスや織物クロス(布クロス)、木質系壁紙、 無機質系壁紙(珪藻土壁紙、漆喰壁紙)です。 ビニールクロスは塩化ビニール樹脂で出来ており、耐久性が高く掃除が行いやすいのが魅力です。 デザインも豊富な他、最近では防カビや消臭・抗菌などの機能が付与されたものもあります。 織物クロスは布素材ならではの風合いや凹凸が特徴なので、高級感が演出できます。 しかし、汚れが落としにくい、防火性に乏しいという性質がある為キッチンには使えず、 一般的にはホールに使われています。 木質系壁紙は薄くスライスした天然木やコルクに、紙やアルミを裏打ちして作られます。 ビニールクロスと比べると高価ですが、木の風合いなどにより温かみを出すことが出来ます。 耐水性に富んだ商品もあり、保温性や吸音性が高いですが、 水ぶきが出来ないため掃除がしにくいのが難点です。 無機質系壁紙は土や石、セラミックやガラス繊維などを主な原料として作られた壁紙です。 珪藻土や漆喰で壁に直接塗装する、塗装壁よりも安価で手軽に雰囲気のある壁紙を楽しむことができます。 防火性が高いというのも特徴です。 しかし、こちらも水拭きができないので掃除がしにくいというデメリットがあります。 ●塗り壁 下地の上に、土や藁、漆喰などの天然素材を 荒塗り、中塗り、上塗りと何層にも塗って仕上げた壁のことを言います。 天然素材の風合いが美しく、塗り方によってオリジナルなデザインを出すことができるので 高級な雰囲気にしたい方や、個性を出したい方にはうってつけです。 断熱性が高く調湿性に優れ、防火性が高いというのも特徴です。 しかし、凹凸があるため汚れがつきやすく、ひび割れなどが起こる可能性もあります。 さらに職人による手作業での施工になるため、施工価格がクロスと比べると高価で、 職人の技術に出来が左右されてしまうというデメリットもあります。 ●木質材 木質材を使用した壁紙のことを指します。 大きく分けて、突板(つきいた)と無垢材の2種類があります。 突板は製材した木を薄くスライスしたもので、 無垢材とは何も加工をしていないそのままの木のことを指します。 扱いやすいのは前者ですが、後者には厚みがあり、木そのものの味わいが楽しめます。 また、木の持つ調湿性や保温性、吸音性を実感できるのも後者になります。 デザイン性が高く高級感が出せるため、主に高価格帯の日本食店などでよく使用されており 木材ならではの温もりや香りを楽しむことができます。 しかし使用環境によっては反りや変色が出ることがあり、 防水性や防油性をコーティング製材により付与することもできるのですが、 コーティングの定期的なメンテナンスが必要なこともあり 初期施行やメンテナンスともに費用がかさむ可能性もあります。 ●タイル 陶器や磁器を用いた壁材のことを指します。 耐久性や耐水性、防火性に優れています。 上記の特性から、キッチンやトイレなど水回りによく使われています。 様々な利点がある上に、デザインの種類が豊富で タイルの貼り方ひとつでオリジナルなデザインを作ることが出来るため、 特に飲食店においては人気の高い壁材になります。 しかし、職人の貼り技術によって出来が左右される、 施工費が高いというデメリットもあります。 ●コンクリート/モルタル 砂、砂利、水、セメントを混ぜたものをコンクリートと言います。 モルタルはコンクリートから砂利を除いたものになります。 これらを壁に使用することができるのです。 コンクリートやモルタルの仕上げは、クールでスタイリッシュな印象を与えることが出来ます。 また、職人の手作業での施工になるため、塗り方でオリジナリティを出せます。 耐震性や遮音性、防火性に優れているという特徴もあります。 しかし、水に弱く、ひび割れが起きやすかったり 熱い寒いなど外気の影響を受けやすいというデメリットもあります。 職人の手作業による出来の差が大きいことや技術料が高くつくこともあり、 これらもデメリットと言えるでしょう。 まとめ いかがでしたか? 壁材と聞くと、壁紙しか思いつかなかった…という方もいらっしゃるかと思いますが、 実際には様々な選択肢があります。 それぞれの種類と特徴を知ったうえで、適切な壁材を選びましょう。