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リピーターを増やしたい?LINE公式アカウント作成を!【店舗の開業なら塊】
多様化する集客方法 こんにちは。 株式会社塊です。 一昔前、インターネットなどがまだ存在しない、メジャーではなかった頃、 集客方法と言えば口コミやポスティング、DM、営業電話、セミナーなどでした。 しかし、インターネットやSNSの普及とともに、集客方法が多様化するようになります。 インスタグラム、ティックトック、X(旧Twitter)、YoutubeやLINE公式アカウント、検索エンジン、 Facebook、オンラインセミナー、動画広告、Eメール… また、検索エンジン一つとってもその集客方法は一つではありません。 例えば、Google検索エンジンを用いて集客をするとしましょう。 まず、SEO対策をして、検索時に上位ヒットをさせ 多くの人の目につくようにすることが方法の一つとして考えられます。 他には、リスティング広告と言って有償で検索ページ上位に情報を載せるという方法があります。 検索時に、上位2-3サイトの上には「スポンサー」表記がされているのですが知っていましたか? これらが有償リスティング広告を活用している企業になります。 予めお金をデポジットしておいて、クリックされた数だけお金がそこからおちるという仕組みです。 また、グーグルのマイビジネスアカウントを作り、MEOを強化させ、 地図検索エンジンで上位に表示してもらうようにするという方法もあります。 このように昨今多種多様化している集客ですが、 飲食店は割とこのSNS集客が上手くいくことが多いです。 インスタグラムは直接視覚に訴えかけます。 ある意味、商品が実際そこまでのクオリティがなくても、 写真の撮り方さえ上手ければ集客出来てしまいます。 もしくはインフルエンサーを使って集客すれば、結構簡単に初見のお客さんは集めることが出来ます。 しかし難しいのがリピーターの獲得。 最初はカメラ映えするようなものに惹かれたとしても、 そういった人たちは遠くから来ている可能性もありますし、 他の目新しいものがでたらすぐにそちらに移ってしまう人が多いです。 そんな時におすすめなリピーター獲得方法が「LINE公式アカウント」です。 では、どのように活用したらいいのでしょうか? LINE公式アカウントでリピーター獲得をしよう LINE公式アカウント(ビジネスアカウント)とは、 LINE上でお店(企業)のアカウントを作成し、情報を届けるサービスのことです。 個人事業主や法人問わず、無料でアカウントを作成することが出来ます。 そのアカウントを友達追加してくれたユーザーに対して、 新商品や休業日の案内など、様々な情報を届けることが出来るのです。 LINE公式アカウントは、他のSNSとは違い、 お店のアカウントを友達登録するというワンクッションが挟まるため、 自身のお店や商品に興味がある人へダイレクトにマーケティングすることが出来ます。 リピーターになってもらうには、初回来店時にお店のアカウントを友達追加してもらうことが重要です。 そのために、店内POPなどで友達追加を促す案内を掲示しましょう。 例えば、友達追加で「ドリンク一杯無料」「ケーキサービス」「お会計から10%割引」など 付加価値を付けると、登録してくれやすくなります。 そのようにして、友達リストを獲得したら、 あとはそのユーザーに向けてメッセージを流すだけ。 メッセージが頻回だと、ブロックや友達解除されやすくなってしまうので、 多くとも週に1回ほどにすると良いでしょう。 新商品が出たタイミング、雨の日サービスをするタイミング、 周年記念などでイベントをするタイミングなどに合わせて発信します。 メッセージだけでなく、クーポンや画像等も配信すると尚良いです。 さらに、このメッセージはお店からお客さんへの一方通行なものだけでなく、 双方向のやり取りを出来る機能も付帯されています。 お客さんからのメッセージに自分の言葉で返信することで、信頼関係を築くことも出来るでしょう。 また、このようなメッセージだけでなく、 LINEでの予約機能やスタンプカード機能なども付帯することが出来るのです。 インスタグラムやXで定期的に発信したとしても、 そのポストは全世界に向けたものなので、それを目にとめて反応を起こすのは一握りです。 しかし、ある程度こちらに興味がある層に対してのアプローチはその反応率が違います。 ぜひLINE公式アカウントを作成して、上手に活用してみて下さいね!
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傘が盗まれたのはお店の責任?【店舗の開業なら塊】
まもなく梅雨です こんにちは。 株式会社塊です。 間もなく名古屋も梅雨入りですね。 梅雨と言えば、もちろん雨なわけですが、 一般的に雨が降るとお店の客足は伸び悩むことが多いです。 濡れるのが嫌だという方、気分がそもそも下がるという方(天気鬱)、 傘の開閉が面倒くさいという方… 雨は人が外に出向くのを阻む要素を沢山はらんでいます。 しかし、雨宿りのためといってお店に訪れる方、 雨の日サービスなどを目当てに訪れる方が少なからずいるというのも事実。 そのような雨の日に来店してくれたお客さんに対しては、 普段より一層ホスピタリティを持って接すると、リピーターになってくれる可能性が高いです。 そのホスピタリティの一つに、傘立ての設置があります。 お客さんの傘をどのように扱うかはお店によって異なります。 例えばコンビニなどは傘立てが設置してあります。 一方大型スーパーなどでは、ビニール製の傘袋が置いてあり、携帯出来るようなところが多いです。 飲食店も、傘立てを設置しているお店と傘袋を設置するお店に分かれています。 しかし、どちらかというと傘立てを設置しているお店の方が多い印象です。 口に運ぶものを提供する飲食店では、高い衛生管理が求められます。 そのような場に汚れた傘を持ち込むのはあまり宜しくないという観点から、傘立てを設置しているお店が多いのでしょう。 また、一般的に小規模の店舗は傘立てを、大規模の店舗は傘袋を設置する傾向にあります。 これは、大規模のお店では物理的に傘立ての容量が足りないことや、傘の取り間違えが多発することなどが理由としては考えられます。 傘立てに置いた傘が盗まれた!その時お店はどう対応する? では、あなたが店舗を開業する際は、傘立てを設置するか 傘袋を設置して携帯してもらうか、どちらをお考えですか? おそらく多くの方が、傘立ての設置を選ぶはずです。 傘立ての方が安価で、お店を水や泥で汚されることも少なくなるからです。 では傘立てを設置したあなたのお店で、 お客さん同士の傘の取り間違えや、傘の盗難が起こったら あなたはその時どのような対応をしますか? それがビニール傘ならまだ良いですが、ブランドの傘だったらどうでしょう。 その責任の所在はどこにあるのでしょうか。 ●店内に傘立てを設置している場合 まずは、店内に傘立てを設置している場合を考えます。 店内に傘立てがある場合、お店が責任を問われる可能性があります。 この時に争点となるのは、その傘をお客さんが「寄託」したのかどうかです。 寄託とは、「当事者(お店)の一方が相手方(お客)のために物を保管することを約し、それを受け取ることによって成立する契約のこと」とあります。 つまり、お店がお客さんから傘を預かることを了承した場合にのみ、お店側に責任が生じます。 ただ傘立てに入れただけでは、その傘立てが店内にあったとしても 寄託したとは言えません。 ですから、お店側の過失というのは無理があるでしょう。 一方で、商法第594条によると、 「旅店、飲食店、浴場その他客の来集を目的とする場屋の主人は客より寄託を受けた物品の滅失又は毀損につき、その不可抗力によったことを証明しなければ損害賠償の責任を免れることができない」 とあり、場合によってはお店が責任を問われる場合があります。 この時、お店側が注意を怠ったという過失を証明できるかどうかが争点になるのですが、 注意義務を履行できていたかというのは、なかなか証明できるものではありません。 裁判で争うのが無意味とは言えないようですが、泥沼にはなりそうです。 ●店外に傘立てを設置している場合 店外に傘が設置されている場合、こちらは完全にお店の責任は問われなくなります。 商法では、客の来集を目的とする場屋における取引を「場屋営業」といい、 店舗営業者はすべて場屋営業者にあたります。 場屋営業者は、店舗内における様々な事象に対して責務を負うのですが、 店舗外においてはこの限りではありません。 したがって、店舗外に置いた傘の保管に関しては全く責任が生じません。 一般的に店外に傘立てを設置しているコンビニなどは最たる例ですよね。 傘の取り間違えや盗難が起こったからと言って、コンビニオーナーが責務を負うことはありません。 ▶参考記事 まとめ 最も良い方法は傘袋を設置して、お客さんに携帯を促すことです。 こちらは考えるまでもなく、 何が起ころうと完全にお店側の過失はありません。 お客さん側の自己責任になります。 今回、傘立てを店外に置くという方法も、過失には問われないことが分かりました。 しかし、こちらは盗難やすり替えにあったお客さんによるクレームから、口論などに発展する可能性もあります。 何が最善なのかを見極めて、自分のお店に合ったものを選択していってくださいね。
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内装完成後から開業前にすること【店舗の開業なら塊】
内装完成後にチェックしておきたいポイント こんにちは。 株式会社塊です。 弊社は総合建築事業として店舗の新規開業支援をしております。 施工が完了しお引渡しをするのは大体オープンの1か月前ほど。 そのオープン準備期間中に、チェックしたい内装のポイントをご紹介します。 もし不備や使いづらい等問題があれば、遠慮なく施工会社に申し出ましょう。 このタイミングであれば、まだオープン前の修正が間に合うかもしれません! ただし、施工不良により生じた問題ではなく、 例えば破損させてしまった、コンセントを増やしたいなど 自己都合による修正・追加工事である場合、料金が発生しますのでそこは注意してくださいね。 内装完成後、お引き渡し時には工事責任者同伴のもと最終チェックを行います。 まずはこの時に、希望した施工が行われているのかどうか入念にチェックしてください。 ●依頼した通りの家具配置になっているか? ●指示通りのインテリアになっているか? ●コンセント位置や照明位置は正しいか。 ●水道関係に問題はないか。 ●グリストラップ(厨房排水に含まれる生ごみや油脂を分離する装置)を設置している場合、きちんと設置されているか。動作するか。 ●塗装忘れ、塗装ムラ、穴あき、キズなどがないか。 ●ドアや窓の開閉は可能か。障害物はないか。 ●水洗トイレや冷蔵庫、空調などの設備は稼働するか。 開業後に、もっとこういう風にしたいという要望が出てくる場合もあります。 例えば今までにはこのようなご要望がありました。 ◆もっとコンセントを増やしたい ◆スピーカーを設置したい ◆収納スペースをもっと取りたい ◆電気配線を見えないようにしたい ◆コートハンガーのスペースをもう少し取りたい ◆照明の数を増やしたい・減らしたい ◆照明を昼白色から電球色に変えたい ◆客席に使用しているタイルを厨房にも貼りたい などなど… このような開業後の「もっとこうすれば・ああすれば…」という意見を知っておくことで、 最初の段階で、上記のようなことを考慮しながらの内装工事依頼が可能です。 「収納スペースに余裕を持っておけばよかった」というのは、 ほとんどの飲食店が感じていることのようなので、 収納スペースは広くとることをおすすめします。 まとめ 内装工事は、一度始まってしまうと途中での修正が難しい場合があります。 また、施工内容によっては追加工事が出来ないこともあります。 そして一般的に追加工事は高額になりがちです。 なぜなら、施工段階では簡単にできるような作業であっても、 完成後に行うと手間と時間がかかることが多いからです。 例えば、まだ床材を貼る前なら、簡単に電気配線を床下に埋め込んで隠すことが可能ですが 床材を貼った後ですと、床材をはがす作業に加えて床材を貼り直す作業などが必要になります。 その分の時間と手間、材料費がかかってしまうことが理解いただけるでしょうか。 このような事態を避けるために、 施工前にしっかりと要望を伝え、こまめに現場に足を運んで進捗状況をチェックしましょう。 変更点がでたら早めに施工会社へ連絡を。早ければ早いほど良いです! また、トラブルを避けるために、追加や修正工事の金額確認は事前にしっかりと行ってくださいね。 その工事に伴う期間やスケジュールも確認しておきましょう。 快適で理想的な店舗で営業を行うためにも、下準備をしっかり丁寧に行ってみてくださいね。
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調理器具だけじゃない!飲食店に必要な備品【店舗の開業なら塊】
飲食店に必要な備品 こんにちは。 株式会社塊です。 飲食店の開業にはどのようなモノが必要だと思いますか? フライパンや菜箸、フライ返し、おたま、鍋、ざる、ボウルなどの調理器具から 冷蔵庫、空調器具、製氷機、オーブン、電子レンジなどの大・中型設備、 お皿やグラス、マグカップ、フォークやナイフなどのカトラリー、ナプキンなどのテーブル備品 その他にも ほうき、ちりとり、掃除機、雑巾、洗剤などの清掃用品や テーブルクロスやカーテン、カーペット、クッションカバーなどの織物家具 トイレットペーパー、ティッシュ、ごみ袋、ボールペン、綿棒やつまようじなどのトイレ設置品 塩、胡椒、油、スパイスなどの調味料 上記はまだまだ一部ですが、本当に様々な設備・備品が必要になります。 これは開業してから揃えればいいモノたちではなく、全てがオープン時には完璧に揃っていなければなりません。 トイレットペーパーを切らした飲食店、有り得ないですよね? カトラリーの数が足りず、お客さんにスプーンやフォークが提供できないなんてことも起こってはなりません。 場合によってはお子さん用のお皿やカトラリーも揃えましょう。 調味料が揃っておらず、料理が提供できないなんてことも考えられません。 とにかく、開業前には必要な備品を全て完璧に揃える必要があります。 必要な備品を完璧に揃えるには 人間ですから、もちろん足りなかった、見落としていた、忘れていたなどで 備品不足は起こり得ます。 そんな問題を少しでも減らすためには事前の準備が必要になってきます。 以下に飲食店にて備品を揃える手順を記します。 ①必要だと思われる備品を全て書き出す ②書き出した備品を清掃用品・調理用品・トイレ用品などカテゴリー別に分類する ③それぞれ品物ごとに必要数量を記載する ④使用頻度ごとにA~Cでその備品を評価する ➄スタッフ全員で共有する ⑥1日の終わりに備品数をチェック、足りないものを書き出す(報告する) ⑦これらチェックリストの更新を数か月ごとに行う このような手順で必要な備品を完璧に揃えましょう。 以外に盲点なのが、傘立てやトイレの芳香剤など。 最終チェックとして同じ業種のお店に行ってみて、 どのような備品が設置されているのか確認することをおすすめします。 入り口には何がありますか? テーブルの上には何が設置されているでしょうか。 トイレにはどのような備品が置かれていましたか。 また、開業前のプレオープンなどを開催するというのも手です。 本オープン時と同じように営業することで、 足りない備品、実は使用頻度が高い備品に気付くことができます。 準備はしっかり整えて、オープンに臨んでくださいね!
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安物買いは銭失いなのか【店舗の開業なら塊】
100均とメーカー品の製品の差は? こんにちは。 株式会社塊です。 皆さん100円ショップにはどの程度行きますか? あるとついつい寄ってしまい、値段が安価なので要らないものまで買ってしまう… 他ではないような便利グッズが手に入ったりもしますよね。 私が大学生時に1人暮らしをしていた時は、包丁などの調理器具やお皿、 クッションカバーからなにから全てダイソーでそろえた記憶があります。 よく「安物買いの銭失い」と聞きます。 これには2つの意味があると考えられます。 1つは安いからと言って本当はそこまで必要ではないものまで買ってしまい、 お金を浪費すること。 もう1つには、安い製品のものよりしっかりしたメーカー品などの高い製品を買った方が 長い目で見るとお得になるので、結局は損をしているということ。 どちらにしても安物買いの銭失いにはなりたくないものですが、 果たして安価なものは本当に「銭失い」なのでしょうか。 先述した、「安物買いの銭失い」の前者の意味で言うと、 必要のないものまで購入するというのは確実に銭を失っています。 ですから、こちらは控えた方がいいのは間違いないでしょう。 しかし、後者の意味を考えた時、著名なメーカーの品を購入することは 果たして本当にお金を節約していることになるのでしょうか? そこで、こんな記事見つけました。 アルカリ乾電池をメーカー品(Panasonic)と100円ショップの品(DAISO)で比較し、 その容量や保存期間の差を比べたというのです。 ダイソーのアルカリ電池1本22円に対して、パナソニックのアルカリ電池は1本75円です。 その差約3.4倍ですが、やはりメーカー品の方がそれに見合う価値があるのでしょうか? 結果から先にお伝えすると、どちらの乾電池にも容量の差はほぼなかったのです! しかし保存可能期間がパナソニックは10年、ダイソーは7年とそこには差が見受けられました。 一概に安かろう悪かろうではなく、安物買いの銭失いにもならないということが分かりました。 アルカリ乾電池で言うとこのような結果になりましたが、 例えばプラスチック製のお皿で比べた時、こちらは私自身の体感になりますが、 ダイソーのプラスチック皿は1~2回油の多い料理を置いたら色が移ってしまい、 白色だったお皿がすぐに黄色に変色してしまった一方で、 無印良品で買ったプラスチック皿は今でも現役だったりします。 また「照明」でいうと電球は安価ですが、LEDライトの方が長い目で見るとお得です。 上記のような例もあるので、一概に安いものを選んでおけばいいとは言えないですが、 本当に安物買いは銭失いなのかということには疑問が残ります。 店舗が「銭失い」にならないために 昨日のブログにも取り上げましたが、6月からの電気・ガスの補助金終了や 物価高がとまらないという現状の中、お店は節約を意識せざるを得ません。 店舗を構成する備品は様々ありますよね。 トイレットペーパー、ティッシュペーパー、キッチンペーパー、ナプキン、 テーブルクロス、テーブル、椅子、調理器具、棚、食器、コンセントケーブル、 リモコンに使用される乾電池、リチウム電池、電球(LED)、ユニフォーム 冷蔵庫、冷凍庫、コンロ、トイレ、空調設備… このような備品・設備ひとつひとつに安価なもの、メーカー品の高価なものが存在します。 これらすべてを比較実験するというのは難しいです。 また、メーカー品には保証期間が長くついているものもありますので、 もしその性能に差がなかったとしても一概に徳であるとは言えないこともあります。 しかし、技術の進歩発展が目覚ましい今、安価なものを使用したからと言って 明らかに損失になることは少ないように思います。 どちらのメリット、デメリットも考えながら 出来るだけ固定費は抑えて、安いものも上手く活用しましょう。
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美容院代、節約する人が8割【店舗の開業なら塊】
物価高による弊害が美容院にも こんにちは。 株式会社塊です。 みなさんは、月どれくらいの頻度で美容院に通いますか? 女性だと月1回、男性ですと月2回ほどでしょうか。 なんとなくこれくらいの頻度が平均値な気がします。 やはりショートヘアーの方がそのスタイルを保つのは難しく、頻回に通わなければなりません。 弊社の名古屋本社は平針にあるのですが、 お隣さんが美容院です。 そのため、私はよく昼休憩の間に前髪を切りに行ったりしています。 代表も、途中で仕事を抜けて髪を切りに行くこともしばしば。 このように私たちはその立地もあって、多いと月に2~3回切りに行っているのですが、 いま世の中の流れは「美容院代節約」に傾いているようです。 美容室の口コミサイトを運営している株式会社ノーマリズムの調査によると、 Q、現在あなたは美容院代を節約していますか? という質問に対して、 A、節約している 82% 節約していない 18% という回答結果になったそうです。 ※全国の20~50代の男女100名に対して行われた調査 なんと8割を超える人がいま美容院代を節約しているというのです! なぜいまこのように美容院控えが起こっているのでしょうか。 まず、節約している人たちの意見を見てみましょう。 ロングヘアーなのでカット・カラーに倍以上の価格がかかってしまうから。 毎月の固定費や雑費と現在の給与が見合っていないため。 昨今の様々な値上げにより、美容院にまで割くお金がなくなってしまったから。 行きつけの美容院が値上げしてしまったから。 貯蓄のため わざわざ美容院でカラーしなくても、市販のカラー剤のクオリティが高いため。 収入が減り、余裕がなくなったため。 様々な意見がありますが、やはり金銭的な問題が大きいようです。 近頃、何もかもが値上げしていますよね。 食品、日用品、嗜好品、賃金、ガソリン、インフラ… 補助金で値上げ率が抑えられているようなものもありますが、 基本的に私たちの生活を構成するほぼすべてが値上がりしたと言ってもいいのではないでしょうか。 このような物品が値上がりすると、それに従ってお店の商品やサービスの値段も上げざるを得ません。 美容院も勿論同じです。 ガス代や電気代が値上げしたため、洗髪に使うお湯や店舗の照明にかかる値段が上がります。 最低賃金の上昇により、人件費が上がります。 シャンプーやリンス、パーマ剤等も値上がりしました。 このような様々な値上げに対策を講じるには、やはりカット料金を上げるしかないのです。 しかし、このような値上げに対応できるほど賃金が上昇していない人が殆どです。 そのため、節約をと考える人が多い訳ですが、 衣食住に関することは中々節約が難しいです。 ではどうするかというと、美容院やエステサロン、その他ぜいたく品や嗜好品など 生きるのに必須ではないものから切られていきます。 そしてこのように美容院に行かないという選択をする人が増えているという訳ですね。 美容院離れ、どう乗り切るのか 「歯医者と美容院はコンビニよりも数が多い」 このようなことを聞いたことがありませんか? これは実際に本当で、日本フランチャイズチェーン協会によると、 全国に美容院数はなんとコンビニの4.5倍! 思っているより美容院の数は多いのです。 実際、弊社から平針駅までにコンビニは1件しかないのですが、 美容院は5件あります。 このように、市場が密状態なので、ライバルも多く差別化がただでさえ難しい美容院なのですが 美容院離れまで起こっているいま、状況には厳しいものがあります。 ではこのような状況をどのように乗り切ればいいのでしょうか。 カットなど施術料金の値上げは仕方がありません。 値上げしても、変わらず通い続けてくれるように、 まずはお客さんとの間に信頼関係を築くことが大事です。 しかしここで注意したいのは、信頼関係を築くのに会話を重視するのはやめてください。 「美容院や洋服屋などで、店員に話しかけられるのが苦痛」 と感じている人たちは一定層います。 信頼関係を築く、ホスピタリティを持ってもてなすというのは、 楽しく会話することではありません。 お客さんが何を求めているかを正確に把握して、その要望に応えることです。 また最近では、 ヘアセット専門店やカラーリング専門店、パーマ専門店など 美容院も専門店化してきています。 カラーリング一つとっても、ハイトーンが得意なお店、 白髪のリタッチなどを専門に行っているお店など、その「ウリ」は多種多様です。 このようにある一つの施術に特化することによって、 高い技術の安定化が狙え、さらに集客もしやすくなります。 個人店では、1000円カットチェーン店のような安価な価格を打ち出すのは難しいので、 他のところで付加価値を高めて、他店との差をつけましょう! 物価高の上昇が収まらない今、何かと不安なことも多いですが、 必ず道筋はあるはずです。 例えば、先日お会いした美容院のオーナーさんは、定休日である月曜日を 知り合いのネイリストに貸し出したそうです。 今後は定休日だけでなく、営業日もネイル施術が受けられるようにして、 髪のカットを行いながら、ネイルも同時にしてもらえるという 「タイパ」つまり時間を有効活用するようなことも考えているそうです。 いろいろと試行錯誤しながら、ご自分に合ったものを選んでいってくださいね。