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変えるべきは時給ではなくお店のルール?【店舗の開業なら塊】
飲食店アルバイト確保はなぜ難しい? こんにちは。 株式会社塊です。 最近、知り合いの飲食店が閉業を決めました。 根強い人気のあったそのお店が閉業を決めたのは業績不振からではなく、 なんと従業員不足から。 「後継者や正社員が欲しいなどわがままは言わないから、アルバイトが居て欲しかった」 2人で回すのは難しいキャパシティのため、常にアルバイトや派遣をいれていたようなのですが、 最近は求人をかけてもかけても引っかからない。 無理が祟り、お1人が病気をしてからは時短営業へ。 それでも人手の足りない経営は難しく、今回閉業を決定したそうです。 飲食店のアルバイトがなぜ確保しにくくなっているかというのには様々な理由があります。 一つには、少子高齢化によりアルバイト人員の母数が減少したため。 アルバイトの多くは大学生が主体です。 大学生の人数が減れば、当たり前ですがアルバイト人員も自ずと減ります。 もう一つには、ここ数年のコロナ禍の影響があります。 コロナ禍前から飲食店でアルバイトをしていた人の中には、 給与保証もされないまま放逐された人が多くいました。 このような対応の酷さや今後への不安から、アルバイト志望者が減ったのではと考えられます。 また、そもそも飲食店のアルバイトは勤務時間が長く、業務が多い、 その割には時給が高くないという問題が根本にあります。 飲食店舗は数多く存在するため競合が多く、人材の取り合いになっているという背景も忘れてはなりません。 例えば、「名古屋 飲食店 アルバイト」と検索をかけると、 有名求人サイトでは5540件ヒットします。 対して「名古屋 アパレル アルバイト」は1696件のヒット。 「名古屋 塾講師 アルバイト」は628件です。 いかに飲食店の競争率が高いか分かるでしょうか。 求人の決め手は「自由さ」? では、そんな激戦の中アルバイトを確保するためには どのようなことをすればいいのでしょうか? 株式会社シンクロ・フードが求職者に対して行った調査によると、 バイト探しで重視する条件は「給与の高さ」や「人間関係の円滑さ」でなく なんと「服装・髪型・ネイルが自由」であるというのです。 回答者が10-20代の女性が80%を占めているというのもありますが、 いまアルバイトの大多数を占める10-20代の若者は、給与やアクセス、人間関係よりも 自分が自分のままでいれること、個性を大事にされることを何よりも優先しているのですね。 求職の際の重要な条件である給与の高さ(24%)は2位につけているのですが、 それでも1位のオシャレの自由さ(46%)とは約2倍ほどの差があるのです。 いかにバイト探しをするZ世代が個性を重視しているかが分かりますね。 たとえば、私もジェルネイルを毎月しているのですが、 ジェルネイルというのは1度やるとなかなかやめるという選択肢が取りづらいのです。 というのも、その可愛さからやめたくないということではなくて、 ジェルネイルをオフするのも新しく付け替えるのもほぼ金額が変わらないからなのです。 例えば私が通っているネイルサロンのオフ料金は3000円で、 新規付け替え料金は4000円です。 一時期爪が弱くなってしまったため、オフしようかと考えたこともあるのですが 1000円しか変わらないなら…となってしまいました。 まして他に理由がないのに、アルバイトのために お金を払ってネイルオフしなければならないのは苦痛です。 髪の色も同様です。 社会人になったら奇抜な色にはできないので、 この大学生期間中に派手な色にしようと考える方は少なくないと思うのですが、 それをまたアルバイトのために、お金を払って黒く染めなければならない、 好きな髪形が制限されるとなると抵抗感を感じる人は多いでしょう。 高い衛生管理が求められる飲食店では、なかなかネイルを認めているところは少ないですが、 髪型や髪色はもう少し自由になってもいいのではないかと個人的には思います。 手袋着用ならばネイル可など制限を緩めてもいいのかもしれません。 ドリンク提供がメインのバーやカフェにおいては、ネイルもある程度許可してもいい気もします。 なかなか衛生観念との兼ね合いが難しいですが、 若い世代のニーズに応えてお店のルールを少し変えてみるのはいかがでしょうか。 まとめ 時給を上げるというのは、なかなか難しいものがあります。 売上が上がらない、なのに物価や人件費は上がっていく現状では経営は自ずと厳しくなります。 さらには激戦の求人媒体に掲載し、アルバイトを確保していかなければならないのです。 求人にかけるお金も馬鹿になりませんよね。。。 求人で上位表示してもらったり、時給を上げたりすると、結構なお金がかかりますが、 お店のルールを再考してみるというのはお金もかからず、今日からの変更が可能です。 しかも結構効果が高そうです。 是非一度、検討してみて下さいね。
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2023年は起業数が過去最多に【店舗の開業なら塊】
意外?起業数が過去最多に こんにちは。 株式会社塊です。 2020年に新型コロナウイルスの蔓延を経験し、コロナ禍を耐えたわけですが、 マスクをしている人は依然と比べるとぐっと減ったものの、 コロナ以前よりも多い気はします。 さらに、最近のデータではまた罹患者が増えているんだとか。 しかし、五類移行も相まってか、特に今社会不安があるようには感じませんよね。 ですが、物価高の上昇や補助金の終了などの政策不安は根強くあるようで、 店舗開業は控えるという傾向にある気がします。 周りで、開業のコンサルタントを行っている法人や個人に聞いても、 やはり少しペースがスローであるとのことでした。 そんな中、帝国データバンクが発表したデータによると、 2023年の1月から12月までの12ヶ月間で、全国において新設された企業は15万2860社で、 これは前年比7.9%増、過去最多となる記録です。 企業新設時の代表者年齢は48.4歳と上昇が続いているようで、これも少し意外と感じる結果ではないでしょうか? いまは若年層での起業と言うよりは、現役を引退したシニア層による起業が傾向としてよく見られるそうです。 今や携帯一つあれば、資本金0円でも起業が可能と言われている時代です。 起業のやり方もインターネットで調べれば様々でてきます。 しかし、だからと言って若年層での起業が増えるかと言ったらそうではないようです。 では、なぜ社会不安がまだ根強く残る中、2023年の起業数が過去最多をつけたのでしょうか。 まず一つの理由として、インボイス制度が開始したためであると考えられます。 2023年10月から開始したインボイス制度に対応するため、 個人事業主から法人化を行った小規模事業者が一定数いたのです。 もう一つ考えられる理由は、起業への心理的ハードルが下がったというものがあります。 2023年3月から開始された「スタートアップ創出促進保証」は、 国・自治体による起業支援制度の取り組みです。 特徴としては、経営者保証がなしで金融機関から融資を受けられるということ。 ふつう、起業の際に金融機関から融資を受けようと思ったら、 経営者個人を会社の連帯保証人にして借り受けなければなりません。 もし会社に何かあれば、自分自身が責任をとるのです。 しかし、このスタートアップ創出促進保証を活用することによって、 信用保証協会などが保証をしてくれるため、自分自身が連帯保証人になる必要がありません。 これらの理由により増加したと考えられますが、 さらには新設法人数が企業倒産・休廃業・解散の総数に比べ2.26倍高いという結果も出ており、 これはなかなか驚異的な数字であると言えます。 店舗開業への影響は 飲食店開業数を見ると、その詳細なデータは見つかりませんでしたが、 2023年は飲食店倒産数が過去最高に、売上高は2019年比114%で回復、 従事者数も2019年比9割近くまで回復、店舗数は2019年比92.4%だそうです。 小売店やエステサロン・美容院なども傾向としては大体似ています。 日本政策金融国庫の2023年度調査によると、 開業業種は「サービス業」の割合が28.6%と最も高く、 「医療・福祉」が17.0%、「小売業」が11.9%、「飲食店・宿泊業」が11.0%でした。 今のトレンドは根強い人気があった飲食店の開業よりも、 アパレルショップや雑貨店などの小売業やエステサロン等のサービス業が人気なようです。 このように様々なデータを紹介しましたが、 正直な所、世の中の倒産数が増えた減った、起業数が増えた減ったなどによって 開業に影響があることはほとんどありません。 ロックダウンや天災などの全国的に特殊な事柄が起こらない限り、 上手くいく人は上手くいくし、上手くいかない人は上手くいかないです。 しかし、起業数が増えた要因である「スタートアップ創出促進保証」などの 新しい制度は積極的に活用してください。 そのためには開業前に知識を得ることが大事です。 いま、副業として起業をする人も増えているそうです。 本業の合間で行える副業においては、心理的なハードルが一気に下がることでしょう。 「間借営業」などで本業が休みの土日のみ、平日夜間のみなどの営業を考えてみるのもありです。 あまり世間の流れを気にすることなく、 しかし活用できそうな補助金や制度は上手に活用しながら、開業準備を進めていってくださいね!
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店構えを変えて売上が2倍に?【店舗の開業なら塊】
店構えを変えるだけで売上が上がる? こんにちは。 株式会社塊です。 先日、飲食店のオーナーにお話を聞く機会がありました。 彼は食堂の居抜きで居酒屋を開業したそうですが、 売り上げの伸び悩みが課題だったそうです。 なぜ伸び悩んでいたのか、原因を探ってみるとあることが分かりました。 こちらのお店は開店時にあまり内外装に手を加えなかったこともあり、 食堂だと勘違いして入店するお客さんが多かったそうです。 食堂とは食事をメインに楽しむ場所、一方居酒屋はお酒をメインに楽しむ場所です。 居酒屋としてオープンしてお酒やおつまみ系を充実して取りそろえたのに、 出るのはラーメン、唐揚げとライス、親子丼などご飯ものばかり… それもそのはず、お客さんはご飯を食べる場としてそのお店を選択したはずですからね。 当初と予想が外れたため廃棄食材が多く、さらに「食堂」としての利用だと単価は伸びません。 このお店を食堂たらしめるもの、つまり内外装に問題があると考えたのです。 そこで、お店の改修工事を始めました。 とはいっても、飲食店なのでそこまで大きく変える必要はなく、 テーブルやいすなどの家具配置を変えたり、看板やメニュー表を変更したり、 壁や床を塗装したりという程度でした。 大きい変更で言うと、道に面する壁やドアに大きく窓を取り付け、 中が良く見え、オシャレになるような作りにしました。 中からも外が見えて、雰囲気があります。 このような改修費用に数百万はかかったようですが、 これが効果覿面で、改修後の客数・単価ともに上昇し 売り上げが約2倍になったそうです。 メニューは1つも変えていませんし、広告方法を変えたわけでもありません。 ただ店構えを変えただけでこれほどの効果が得られたのです。 いかに内外装が大事か、想定する顧客層にきちんと認識してもらうかの大事さが分かりますね。 店舗内外装を考えるときの注意 では、どのように内外装を変更すれば、 想定する顧客層にアプローチすることが出来るのでしょうか。 ●メイン看板を店舗幅ぎりぎりまで大きくする。 →歩行者の目につきやすくなります。 ●メイン看板を斜めに設置する。 →まっすぐだと、遠くからは目立ちますが、下を歩く歩行者からは意外に見づらいのです。歩行者に見えやすいようになります。 ●看板のデザインを変更する。 →コンセプトに合った看板デザインにします。店名だけでなく、業態名も記すと分かりやすくなります。 ●メニューを外に掲示する。 →どのような料理を提供し、どれくらいの価格帯なのか掲示することで、安心感を与えることができます。●壁材や床材を変更する。 →コンセプトに合ったものにしましょう。いくら同業種とはいえ、食堂と居酒屋では目指す方向が異なります。特にお洒落な印象の居酒屋にしたい場合は、マストで変えましょう。●外に袖看板を設置する。 →遠くからでもお店を認識することが出来ます。 ●コンセプトに沿った装飾をする。 →イタリアンならイタリアの国旗を掲示して、観葉植物等を飾る和食なら木の質感を大事にした雰囲気に、外に木を植えて下からオレンジライトで照らすバーなら光度を落としたオレンジの照明に、プロジェクターなどを設置する、トイレを装飾する などなど…。 家具や設備などの内装だけでなく、細かい装飾にまで気を配りましょう。 ●売りを大きく明示する。 →外に示しても、中に示してもどちらでも構いません。etc. 自然食品にこだわる地場産にこだわるビールの種類の豊富さ全席ソファー席など、自身のお店の売りを掲示しましょう。 本日使用の食材を明記したり、ビールの種類を写真と共に掲示したりと 売りが分かるようにしましょう。 ちなみにグーグルビジネスでお店をビジネス登録し、グーグルマップで認識してもらう際も 売りが分かるように明記しておくと検索時にヒットさせることが出来るので、おすすめです。 ぜひ、今お店を経営されている方は改修を考えてみて下さいね! 新しく開業される方は、このような点に注意しながら内外装をデザインしていってください。 同業種だからと言って、居抜き物件の内装をそのまま使用するというのは あまりいい方向に働かないこともあるので、こちらも気を付けて下さいね。
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ネイリストとして開業するには【店舗の開業なら塊】
女性に人気のネイルサロン開業 こんにちは。 株式会社塊です。 弊社に4月より入社した大阪支社の事務員さんは、 ジェルネイルを自分でしているそうです! 特にネイルサロンで働いた経験があるわけでもなく、独学で出来るようになったらしいのです。 綺麗にやるもんだなといつも見るたび感心してみています。 いまや100円ショップに材料が売られるまでになったジェルネイル。 以前に比べて専門性が低くなり、簡単に素人でもチャレンジできるようになりました。 実はネイリストになるのに特別な資格は必要ないというのをご存じですか? 「友人がネイルやっているからやってもらいなよ」はOKなのです。 しかし、そこに金銭のやり取りが生じたら、確定申告は節税のためにも行いましょう。 さてそんなネイル産業市場ですが、最近の動向はどうなっているのかというと縮小傾向ではあります。 やはりこれにはコロナ禍が影響しているようです。 2019年から2021年にかけては急激に市場が縮小しており、 2021年の市場規模は2019年比80.5%ですのでその縮小率が分かるでしょう。 今後は軽微に伸びてはいきそうですが、 上にも書いたように自宅でのセルフネイルが充実したこともあり、 ネイルサロン自体が急激に盛り返すということはあまりなさそうです。 また、最近は低価格競争が激しくなっています。 「NICE NAIL」はいまや全国に126店舗あり、3350円で提供しています。 「はあとねいる」は全国に150店舗あり、3500円で提供しています。 「FAST NAIL」は全国に62店舗展開し、3850円で提供しています。 「ティーエヌ」は全国に110店舗あり、なんと1100円で提供しているのです。 個人ネイルサロンですと大体5000円~なので、 やはりこのような大手ネイルサロンに価格で勝つことは難しいです。 技術やトーク術でお客さんを獲得していくしかないでしょう。 少し今は逆風が吹いているようなネイル産業ですが、 まだまだ新規開業業種としては女性から根強い人気があります。 施術に資格が必要なく、狭いスペース(または自宅)で施術が可能で 美容院やエステサロンに比べて開業資金を抑えることが出来るため、参入しやすい業界なのです。 ではネイルサロン開業はどのように行うのでしょうか? ネイルサロン開業のいろは ①物件選定 まずは、物件選定を行います。 自宅サロンなのか店舗を借りるのか決めましょう。 テナントを借りるとしても、ネイルサロンは基本的にそこまでスペースが必要ないので 小さな物件で問題はないと思います。 しかし、当たり前ですが小さい物件とは言え賃料や保証金・敷金や礼金がかかりますので 初期費用は店舗開業の方がかかります。 ですが店舗と自宅を分けることで、仕事とプライベートにメリハリをつけることができ、 自宅を汚されるという心配がない、好きなように内装が可能など 良いところも沢山あるのでしっかり吟味してください。 ネイル施術はほとんどオフが必須で、爪を削らなければなりません。 気を付けていても思ったりより周りが汚れますからね。 ②内装施工業者の選定 物件選定と同時進行で内装工事業者の選定も行いましょう。 2-3社から相見積もりをとることが大事です。 ③オープン日を決める 内装工事業者によって提示された引き渡し日を確認しながらオープン日を決めます。 賃料が無駄にならないように、引き渡し日からオープン日までの間隔はなるべく短くしましょう。 しかし、引き渡し日とはあくまで目安で前後することを忘れてはなりません。 不備や不具合があった際に追加の工事が入ることもあります。 最低でも1週間は間隔をあけておくと安心です。 ④装飾をする ➄家具・備品を揃える 内装工事を行っている間に装飾品や備品を揃えておきましょう。 サンプル表やネイル液、ネイルオイル、UVライトなどのネイルサロン特有の備品から 椅子やテーブル、クッション、カバーなどの家具類、 ティッシュペーパーやトイレットペーパー、芳香剤、 レースの布製品や置物、観葉植物、絵画などの装飾品など…。 特に椅子にはこだわって揃えるとお客さんに喜ばれます。 ⑥SNSやホットペーパービューティーなどへの登録 開業前からおこないましょう。 オープンイベントをする際にはその宣伝にもなります。 (⑦資格取得をおこなう) こちらはどちらでも構いませんが、取得することでお店やあなた自身への信頼度が上がります。 ネイリスト技能検定試験やJNAジェルネイル技能検定試験、JNA認定ネイルサロン衛生管理士 などがありますので、検定実施時期や内容を考慮しながら、 時間がある人はこのような資格取得も目指してみてくださいね。 まとめ いかがでしたか? 飲食店、パン屋さんやケーキ屋さん、雑貨店、美容院、エステサロン… 店舗開業にはさまざまありますが、 ネイルサロン開業はこれらの中でもトップクラスに開業のしやすい業種です。 裏を返せば、競合他者や他店がたくさんいるという意味でもあります。 そんな中でも勝ち残っていくためには、いかにリピーターを確保するかにかかっています。 他店と差をつけた独自の強みを伸ばしながら、ぜひ楽しく経営していってくださいね。
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美容院にPOSレジ導入で効率UP【店舗の開業なら塊】
POSレジとは? こんにちは。 株式会社塊です。 最近よく耳にするようなった「POSレジ」ご存じでしょうか? POS=Point of Salesの略で、販売時点情報管理という意味になります。 つまり、お客さんに商品を販売した際に生じる金銭のやり取りなどの情報を記録し、 管理するようなレジシステムになります。 何が、いつ、どこで、どれだけ売れたかの情報収集が容易になるため、 経理が楽になるだけでなく、マーケティング戦略も立てやすいです。 特に、支社や代理店などが数多くある企業の場合、 本部で一元管理が出来るため、売り上げ管理が簡易になります。 代表的なPOSレジ提供会社としては、リクルートやスマレジ、CASHIERなど 大手企業が数十社あり、しのぎを削っています。 費用には大きく分けて、月額費用制のものと、端末買い切りのものと2種類あります。 長期利用するには端末買い切りの方がお得になりますが、追加機能などのアップデート費用や 故障時の補償などがあるのかないのかなどきちんと事前に確認しておきましょう。 POSレジシステムを導入すると、このように売り上げ管理が楽になるだけでなく、 バーコード管理になるため金額の入力操作ミスを防ぐこともできます。 ただ、やはり従来の手入力のレジシステムと比べると、 初期費用含めコストが多くかかってしまいます。 コストと人件費削減や業務効率化を天秤にかけて選択する必要があるので、注意してください。 美容院にPOSレジを導入、どう変わった? 全国に225店舗の美容院を構える株式会社アースホールディングズが 全店舗でPOSレジを導入したそうです。 このPOSレジを導入したことにより、どのような変化があったのでしょうか? 導入前には、 225店舗それぞれのオリジナルメニューや歩合設定をおこない、 それを本部は管理しなければならなかったため、とても労力がかかったようです。 また、レジが大きく会計スペースが狭いのも課題でした。 お客様の会員カードを書くスペースすら充分になく、業務が滞っていたそうです。 さらに従来は紙カルテでお客様の施術内容の管理をしていたので、 その保管場所の確保が難しいという問題もありました。 そのような数々の課題が、導入することによって 本部での一元管理が可能になり、 それぞれの支店に応じたメニューや歩合割合をフレキシブルに設定できるようになったため、 業務の効率化に繋がりました。 また、タブレットレジになったため、大きなレジスター機械が必要なくなりました。 レジスペースを広く使える、またはレジスペースを設けなくてもよくなりました。 お客様の施術カルテも、紙カルテから電子カルテへの移行が出来たため、 有効的にその保管スペースを使用できるようになりました。 そのカルテを探すのに手間取ることもなくなったようです。 もちろん、美容院だけでなく飲食店や小売店にもそれぞれの恩恵を受けることができるはずです。 人件費の削減にもつながるので、ぜひ一度検討してみて下さいね。
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インバウンド旅行客と共存するには【店舗の開業なら塊】
増える外国人旅行客の迷惑行為 こんにちは。 株式会社塊です。 先日X(旧Twitter)でこんな動画がバズっていました。 夜の京都八坂神社で、境内の鈴を振り回して遊んでいるのです。 また、ある女性が外国人旅行客のツアーコンダクターに暴言を吐かれる動画も問題になっていました。 いま、日本は安い国になりつつあります。 安い国でありながら、安全で飲食店も充実し、日本製品は質が高いものが多いです。 そんな日本の良さを目的として、海外旅行客が近頃急激に増加しました。 オーバーツーリズムとも言えるべきこの現状は、 上記のような迷惑行為など、日本にとって良くない影響ももたらしています。 今回は、このような迷惑行為を防止する対策として夜間の鈴の撤去が行われ、 とりあえずその後の問題行為は発覚していないようですが、 このようなインバウンド旅行客と日本は共存していく道筋はあるのでしょうか。 これは何も神社などの公共施設だけでなく、飲食店や小売店なども起こり得る問題です。 宗教上口に出来ない食材なのに、勘違いや説明不足でお客さんが食べてしまったらどうしますか。 キャッシュレス後進国の日本では、今でも現金決済のみというお店も多いです。 決済の際に揉めたらどうしますか。 外国では、商品購入前にパッケージを開けて使用したり、お菓子などを食べるのが普通な国もあります。 そのような迷惑な行為を行われたらどのように対処したらいいのでしょうか。 列に並ばずに横抜かしするのが当たり前な国もあります。 それらの国の人たちにはどのように接しますか。 先日ニュースで見た訪日外国人は、商店街の練り物串を買って1口2口食べ、 不味いから返品、返金しろと迫っていました。 ここまで考え方の違う外国人のお客さんに対して、共存の道筋はあるのでしょうか。 外国人旅行客とのトラブル回避のために まずは、事前にトラブルが起こる芽を摘むのが大事です。 例えば決済の際にもめ事が起きないように、現金決済だけだなく バーコード・QRコード決済、クレジットカード決済などオンライン決済方法を揃えること。 そして、外国人旅行客やお店のキャパシティを超えた来店があった際に対処できるように、 アイパッドなどの電子注文にしたり、 外の行列が他店にかかったり、交通の妨げになったりしないように整備しておくこと。 注文の最初に宗教上や理念上、アレルギー上食べることが出来ない食材があるか必ず確認すること。 もし多言語で分からなければ、翻訳機能等も駆使しながら必ずお互いの共通認識を一致させること。 注文した商品の返金や返品が出来ない旨を英語で掲示したり、 購入後の商品は使用していたら返品できない旨を中国語や英語で掲示したりすること。 郷に入っては郷に従えといいますが 文化が全く異なる人に自国の文化やルールすべてを守らせるのには無理があります。 想像しうる弊害を出来るだけ対策によって回避しつつ、 もし問題が起こってしまったら自分だけで解決しようとせず、警察なども頼ってみて下さい。 もし、外国人旅行客が半分以上を占めるようなお店になったなら、 中国語話者やベトナム語話者、英語話者など外国人従業員を雇うというのも手です。 意思疎通がずっと楽になるので、問題が起こりにくいです。 迷惑行為はいただけませんが、旅行客の増加により潤っているお店が多数あるのも確かです。 上手に付き合いながら、この需要を利益に変えていきましょう!