2024.11.21

郵便料金の値上げ、ご存じですか【店舗の開業なら塊】

10月1日から郵便料金が改訂されました

こんにちは。

株式会社塊です。

9月の初頭に84円切手を40枚購入しました。

月末には毎月請求書の送付を行うのですが、その際に数十枚単位で必要になる郵便切手。

毎回これくらいの量をまとめて購入しているのです。

そしたらどうでしょう。

翌月から郵便料金が値上げするじゃないですか…。

もうこれは先月の話なのですが、皆さんご存じでしたか?

以下に、10月1日に改訂された新料金を載せます。

引用元:郵便料金の変更内容

84円や94円切手を110円切手に交換してもらったり、

63円切手を85円切手に交換してもらったりする際には

「差額+手数料」が必要になりますのでご注意を。

この手数料を回避するためには、差額分の切手を購入するといいです。

例えば25グラムまでの定形郵便だと、

110円ー84円=26円で、今現在この差額分の切手が売られています。

私も残りの切手30枚分の26円切手を購入しました。

今後しばらくは2枚切手を貼るということで対応したいと思います。

 

郵便料金の推移

郵便料金のここ56年ほどの推移をみてみると、今回を含め10回ほど値上げをしています。

1968(昭和43)年のハガキ用切手の値段は7円で、25グラム定形郵便は15円でした。

なんとハガキは12倍に、定形郵便は7倍ほどになったのですね。

ちなみに直近の郵便料の値上げは2019(令和元)年で、1~2円程度の軽微な上昇でした。

今回は25円前後の値上げということで、かなり大幅な上昇になります。

また、郵便料金値上げの変遷を見ていると、

①1972年-1981年間と、②2019年-2024年間に大幅な値上げがされています。

この間に何があったのでしょうか。

①1972年-1981年

1970年代初頭は高度経済成長期を迎えていた日本でしたが、

1973年と1979年のオイルショックにより経済的に大きな打撃を受けました。

ここから日本経済の停滞、インフレーションの加速が始まります。

そのような背景により郵便料金の値上げが起こりました。

オイルショック時にはトイレットペーパーの買い占めのため人が殺到したようですが

葉書もご存じの通り紙製品ですので、大きな影響を受けることとなりました。

②2019年-2024年

言わずもがなコロナ禍が影響しています。

失業者が増えたり、高齢化が顕著になったり、労働力が不足したり…。

円安ももの凄い勢いで加速しましたよね。

物価が年々高騰しているのに、給与がそれに比例して上がらないという問題もあります。

現在進行形で不景気を肌で感じている方も多いのではないでしょうか。

このように、郵便料金の変遷を見てみるとその背後にある経済的な事由が分かります。

値上げは痛い話ではありますが、このようにその理由を考えてみるのは面白いかもしれません。

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