2024.06.20

設備機器はリース?買い切り?2【店舗の開業なら塊】

リースのメリットとデメリット

リースで設備機器や家具などを借りる場合、大きく分けて方法が2種類あります。

1,リース契約期間終了後は自分で所有できる方法

初期費用や保証料金のほか、月額費用を支払っていけば、

最終的にはその設備機器が自分のものになるという仕組みです。

大体が契約期間を5年~に設けているところが多いです。

2,最低契約期間があり、それ以降は更新または返却する方法

初期費用や保証料金のほか、月額費用を支払います。

1よりは月額費用が安く設定されていることが多く、

最低契約期間も2年~と短めに設けているところが多い印象です。

では、リース契約のメリットとデメリットを見ていきましょう

メリット

●初期費用が安い

すべて揃えたら数十万円から数百万円する設備機器が初期費用数万円で済みます。

●保証期間が付帯している

設備機器が壊れた際のメンテナンスや交換などをしっかりと行ってくれます。

しかも無料である場合がほとんどです。

●都度新機種に変えてくれることも

会社によっては、新しい機器に都度交換してくれるようなところもあります。

電化製品は新しいものが登場し続け、そのたびに機能が良くなっていくのがセオリーです。

そんな最新機種を使うことが出来るのは良いですよね。

デメリット

●割高である

初期費用だけ見ると圧倒的に安いですが、中長期的に見ると割高になることも。

●中途解約ができない

必要でなくなった、廃業したなどがあっても中途解約は基本的には認められません。

最低契約期間中は使用しなくても料金を支払い続ける必要があります。

●所有権を持てない

設備機器を購入し、自分の資産にすることで「減価償却費」として計上出来るため

節税することが出来ます。

しかし、リース契約では所有権がうつらないため、減価償却費計上が出来ません。

●契約終了後所有システムでは、所有後に大変なことも

リース契約期間中には保証期間がありますが、所有後にはありません。

自分のものになった途端に壊れた…ということがあっても、

メーカーに連絡して高額な修理費を支払わなければならなくなります。

また、よくみなさんもご存じのように電化製品には寿命があります。

大体10年ほどと言われていますが、店舗使用においてはこの限りではありません。

10年持つということは中々ないと思います。

5年で自分のものになったとしても、それは新品ではなく5年使用した中古品なわけです。

さてそれはあと何年もつのでしょうか…。

 

買い切りのメリットとデメリット

お次は買い切り、つまり一括購入する際のメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

●費用が安くなることがある

中長期的に見ると、費用が安くなるということがあります。

例えば、大型業務用冷蔵庫のリースが5年契約で月6,000円だとしましょう。

6,000円×12ヶ月=72,000円/年

72,000円×5年=360,000円かかります。

ではこちら、購入したらいくらくらいなのでしょうか。

調べると大体18万円~23万円程でした。

メンテナンスや修理費用は加味していませんが、10万円以上安くなるということですね。

中古品を購入すればさらに価格を抑えることもできます。

●自分の好きなようにカスタマイズできる

自分の購入したものなので、立派な自分の資産です。

更なる機能を付帯したい場合など自由にカスタマイズしたり、

もちろん絵や文字を書いてインテリアの一つにしてしまったりすることも可能です。

黒の壁紙にしたのに、エアコンの白が目立つ…ということもなくなります。

色を付けたりすることも勿論自由ですからね。

●資産になる

店舗設備品も立派な資産です。

経理においては減価償却費として計上が可能なため、節税効果もあります。

廃業時には売って、お金に換えることもできます。

デメリット

●初回購入時の費用が高い

空調設備や冷蔵・冷凍庫、厨房機器、水道設備…

全てを一括でそろえるとしましょう。

業種にもよりますが大体300万円前後は見ておかなければなりません。

それが、リースだと月々2万円~5万円程で済みます。圧倒的な違いです。

●壊れた際には修理費用がかかる

メーカーのメンテナンス保証期間や範囲にもよりますが、

破損時には修理費用を支払わなければならない可能性があります。

特に飲食店などの油や水をよく使用するような業態では、

劣化が著しいので、通常の耐用年数を待たずして壊れてしまう場合も多いです。

●手続きや書類保管が面倒

購入時には発送含め様々なやり取りを交わさなければなりません。

また、付帯する保証書などをきちんと管理する必要もあります。

上記に挙げたように減価償却費として計上できるのは節税効果があるのですが、

それらの経理計算を行わなければならないので、手間になります。

 

まとめ

どちらにも良い点悪い点があります。

自分の開業業種や業態、いまの自分の状況や予算などと相談しながら

どちらが自分にはあっているのか決めて下さい。

個人的におすすめなのは、中古品を購入すること。

次にリース、そして新品の購入でしょうか。

しかし前述のように、予算や状況、お店の規模や必要な設備によっても

購入がおすすめなのか、リースがおすすめなのかは異なります。

できればすでに導入している店舗経営の先輩の話なども聞きながら、判断していってくださいね。

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