2024.09.05
精算機で新札が使えない⁉【店舗の開業なら塊】
7月3日より新紙幣の発行開始
こんにちは。
株式会社塊です。
7月3日より発行された新紙幣、皆さんはもう手にしましたか?
昨今の電子決済の普及もあり、まだ実際に見たことがないという方もいるかもしれません。
発行当初はデザインに賛否両論あったように思いますが、
今はそれも聞かなくなり、大分馴染んできたように思います。
そんな新札を手に入れようと、発行初日には銀行へ多くの人が早朝から列をなしていましたが
ようやくそのように苦労をしなくても手にすることが出来るようになりましたね。
私が初めて手にしたのは8月の初旬頃でした。
銀行のATMで引き出した一万円が全て新札だったので、少々興奮したものです。
なんだかまだ見慣れませんが、新札が手に入ると少し得した気分になりますよね。
そんな折、困ったことが起こりました。
先日パーキングに駐車し、精算を行おうと新千円札を精算機に投入したら、
なんと新札対応がなされておらず、使えないではないですか!
その時は丁度旧札も所持していたため問題なく済みましたが、
これが新札しか持っておらず、
クレジットカード類も所持していなかったらどうなっていたのでしょうか。
実は、このように新札対応していない自販機や精算機、食券機が
まだまだ結構残っているのをご存じでしたでしょうか。
むしろ普及率の方が低いのか、精算機には今でも
【新札、旧札対応しています】の文字が並びます。
なぜ対応していないのか、その理由は新札対応券売機導入のコストの高さにあります。
食券機や自動精算機などを設置している店舗さんからは
「コスト削減のために購入したはずの券売機に思わぬ経費がかかってしまった」
との声も聞こえてきました。
一体どれほどのコストがかかるのでしょうか。
新札対応機導入にかかるコストはいくら?
券売機等を新札に対応するためには2つの方法が考えられます。
①券売機を新しく買い替える
券売機そのものを新札対応機種に変えてしまうという方法です。
新札対応券売機の本体代金はおよそ70万円~200万円ほど。
リースだと月々1.5万円前後だそうです。
②部品の交換を行う
券売機の種類にもよりますが、部品を新たに取り付ける又は交換することで
新札が対応できる機械もあります。
この場合の費用は約14万円~40万円ほど。
いかがでしょう。
いずれにしても結構な金額がかかってくるようです。
さらに、全事業者の注文が殺到しているということで、
納品が数か月先になることもあるそうです。
このように導入にはかなりの金額と時間が必要になってきます。
しかし、導入しなければ顧客獲得の機会を損失してしまったり、
トラブルになったりすることが考えられるので
導入がまだの人はぜひ検討してみて下さい。
また、新札対応券売機などを導入する際にはいくつかの補助金が使えます。
●中小企業省力化投資補助金
●IT導入補助金
●小規模事業者持続化補助金
●ものづくり補助金
●業務改善助成金
●働き方改革推進支援助成金
などで導入費用の1/2~4/5ほどの補助金普及を受けることができます。
それぞれ条件や内容が異なりますので、よく調べて
自分に合ったものを選びましょう。