2024.03.25
立地を変えて売上が2倍に?【店舗の開業なら塊】

店舗開業の大切な要素「立地」
こんにちは。
株式会社塊です。
店舗開業を成功に導く決め手は様々ありますが、
その中でも大きな要因となるのは店舗の「立地」です。
先日の話です。
弊社が名古屋市天白区の平針に事務所を移転して約1年が経ちました。
事務所近くには飲食店がなく、ランチに外に出るとしたら駅前まで行かなければなりません。
駅前のお店も沢山種類があるという訳ではないので、ほとんどのお店を行きつくして、
後は気に入った店をローテーションという感じでした。
その日もいつもと変わらないお店の光景だったのですが、
駅前までの道を歩いているときにコンタクトがずれたため、たまたま上を向きました。
その時に2階にひっそり佇む「カレーやさん」を見つけたのです。
この1年間目の前を何度も通っていたのにも関わらず、そのお店にはその時初めて気づいたのです!
調べてみると、新しいお店ではないようでした。
その話を会社のメンバーにもするとやはり皆知らなかったとのこと。
今度皆で行ってみよう、という話になりました。
もちろんそのカレー屋さんはこの1年何も変わらずにそこに存在していたのに、私たちにとってそのお店はこの1年存在していないのと一緒です。
少し哲学的な話ですが、対象物は認識されて初めてそこに存在するのです。
お店に話を戻しましょう。
そのカレー屋さんが認識されていなかったということは、言い換えると
4人の1年間に渡る入店機会を逃してしまっていた、ということです。
お店の認知度を上げる、認識してもらうというのは本当に大事です。
選択候補の中に入れて貰えなけらば話になりません。
移転による成功例
今は、集客によくSNSが使われます。
どんな辺鄙な場所に遭っても、SNSマーケティングが上手ければ人は訪れます。
一昔前はどんなに美味しい料理や質の高いサービスを提供しても、認知させる方法がなかったため、
そういう意味では店舗開業における「立地」の重要さは以前に比べると下がりました。
しかし、こんな例があります。
ある引っ越し業者の本社が、東京からさいたまへ移転しました。
東京には大手引っ越し業者がひしめいていたのですが、さいたまはまだまだ余地がありました。
この移転によってライバル会社と地域を差別化し、地元に密着した戦略を打ち出したところ、売上高が2倍ほどになったそうです。
またこんな例もあります。
ある飲食店のお話です。
大衆向けの安価設定なその居酒屋さんが新興住宅街、準高級住宅街と呼ばれるところにお店を出しました。
しかし、売り上げが全く上がらない。このままでは1年も持たずに閉店か、と悩んでいました。
しかし、大学の最寄り駅となる駅の近くに移転したらどうでしょう。
常に満席状態、2店舗目を考えるまでになりました。
さらに、こんな例もあります。
あるチェーンファストフードの話です。
このお店の近く、10mほど離れた先に、大型商業施設からこちらへ繋がる横断歩道がありました。
しかしこの度道路整備によりその横断歩道が店前に移動することになったそうです。
たった10m、されど10mでそれだけの変化でそのお店の売り上げが20%アップしたんだとか…。
このような立地、そして認識されることの大切さはこのような様々な例からも分かります。
移転をお考えの方、
今後開業したいけど立地にお悩みの方、
ぜひお気軽にご相談ください!