2023.12.22
店舗開業の流れ4
資金調達をする
コンセプトが決定して、事業計画書の作成が出来たら、次は資金調達です。
事業計画書を作った段階で、おおよその開業に必要な資金が計算できているはずですので、次はそのお金を調達する方法を考えましょう。
一番良いのは自分の貯金(資金)のみで開業をすることですが、店舗開業には思ったよりもお金がかかります。
資金調達にはどのような方法があるのでしょうか?
①友人知人、親族に借りる
これが一番手っ取り早く、面倒がありません。しかし、少なくないお金を借りることになりますのでしっかりと事業計画を説明・共有した上で、返済計画も明らかにしながらお願いしましょう。
一番簡単な方法ではありますが、問題が起こることが多いので、一番おすすめしない方法でもあります。
②補助金や助成金に頼る
どの自治体も開業や起業の補助金は用意があると思いますので、一度調べてみるのは良いでしょう。補助金・助成金には返済不要のものもありますので、使わない手はありません。
しかし、審査が厳しいので、なかなかおりることが少ないのも事実です。期待せずに待ってみましょう。
③銀行や国庫金融から融資を得る
まずは事業計画書を基に相談しましょう。そして、審査を受けます。金融機関・公的機関によって審査基準が様々ありますが、基本的には慈善事業ではありませんので審査が厳しいです。
きちんと返済できる能力があり、道筋が立てられていることが大前提です。
事業計画書の項目の中でも、「売上目標」や「利益試算表」「返済予定表」などを特にしっかり作成して臨みましょう。
④出資してもらう
事業の成長を見込んで投資家などから株式を購入してもらい、資金援助をしてもらうという方法です。
出資を受けても、返済の必要はありませんが、経営努力を重ねて還元は必要です。
また、なかなか投資家を見つけにくいという現状がありますので、少し苦労が必要かもしれません。
しかし最近では、クラウドファンディングなど簡単に広くお金を募ることができる仕組みも登場しています。
想像していた額が得られなかった…どうすればいい?
開業に係るお金には、自己資金+αが必要な方が殆どだと思いますので、上記の方法から自分に合ったものを選んで資金調達を進めていきましょう。
弊社は融資を得るための事業計画書の作成もお手伝いしておりますので、一緒に考えていきましょう!
資金調達を行った結果、もしかしたら想像していた金額を調達することができないかもしれません。
そうなってしまったらそれはそれで、事業計画を練り直せばいいのです。
事業に「正解」はありません。お金が原因で諦めてしまうのは勿体ないので、修正しつつぜひ進めていってください。
そんなピンチの中にチャンスが見えたりするものですからね。