2023.12.21
店舗開業の流れ3
コンセプトが決定したら、次に事業計画書を作ります。
事業計画書とは事業の目的や開業資金の調達方法、そしてそれの返済の見通しや方法、経営の規模や戦略の説明、売り上げ目標などを記す書類です。
これを見れば大体どのようなお店になるのか想像できるレベルにまで仕上げましょう。
また、この書類は資金調達の際に必要になってきます。
この書類の中で、事業に対するしっかりとした分析がされていないと、お金を借り入れることが出来ません。
特に売上目標は想像で書くのではなく、きちんとしたデータ・分析を行ったうえで、裏付けを持った目標を作りましょう。
コンセプト決定に迷う方は
もしコンセプトに迷っている方が居たら、コンセプト→事業計画書までの工程をいくつか考えてみるのがいいでしょう。
例えば「居酒屋」とだけ決まっているとしたら、
コンセプト:小さなカウンターのみの規模の居酒屋、一人で回す、顧客層は30-50代のサラリーマン男性、仕事帰りの18時過ぎから来店予定ピークは20時頃、日本酒に特化
このコンセプトを基に事業計画書を作成します。
次に、また別のコンセプトを考えてみましょう。
コンセプト:大手チェーン店大きめの居酒屋、社員他アルバイトを雇って回す大体8人前後、顧客層は20代大学生から30、40代くらい男女、学校終わりなので17時くらいから来店ピークは20時21時頃、安さに特化
これに関しての事業計画書も作成してみましょう。
さらにいくつかのコンセプトも出して事業計画書を作成し、比較してみて下さい。
事業の職種決定に迷う方は
また、そもそもどんな事業をやろうか迷っている方は、様々な職種の様々なコンセプトを出し、それを基にいくつか事業計画書を作成してみるのがいいでしょう。
事業計画書作成の段階まで進めると、一つ一つの事業を客観視することが出来ているので、自ずと収益が出そうなやりたい事業が見えてくるはずです。
ちなみに、「事業計画書」と調べると日本政策金融国庫が出している事業計画書フォーマットがあります。
どんな項目を書けばいいのか、どのように書けばいいかの例も付いていますので、それを活用するといいでしょう。