2025.04.04
旅館・ホテル市場が過去最高に?インバウンドがもたらすもの【店舗の開業なら塊】

旅館・ホテル市場が過去最高を更新する見込み
こんにちは。
株式会社塊です。
気が付けばGWもあと少し、みなさんお出かけの準備は出来ていますか?
周りの話を聞いていると、旅行に行く方がやはり多いようです。
さて、つい先日カフェ(喫茶店)の倒産件数が過去最高になる見込みだという話をしました。
また、つい先日帝国データバンクにより発表されたデータによると、飲食店全体の倒産件数は2024年が最多の894件となり、前年(768件)比で16.4%増加したそうです。
これは、コロナ禍真っ只中の2020年の780件を上回る数字となりました。
※「飲食店」の倒産動向調査(2024年) 帝国データバンクより
賃上げは順調に行われているようですが、まだまだ底上げには足らず、物価高は依然として継続しています。
円安も依然として続き、不況と言って間違いないでしょう。
さらには、円安で恩恵を受ける輸出企業も今後はトランプ政権下のアメリカの施策により打撃を受けそうです。
そんななか、過去最高額の市場規模となっているものがあります。
それが「旅館・ホテル市場」になります。
帝国データバンクによると、2024年度の旅館・ホテル市場は5.5兆円に到達する見込みで、これは過去最高額になります。
コロナ禍以前、よくニュースでも外国人旅行客による爆買いが放送されていた2018年度でも5.2兆円だったので、今回それを上回る形となりました。
これは偏にインバウンドによる需要が大きく影響しています。
2024年訪日外国人数は3,686万人で過去最多となりました。
これは、コロナ禍前の最高値2019年の3,188万人よりも500万人も多く、さらには2025年1月単独で見ても前年比41%増の約380万人となりました。
しかし、ホテルや旅館全体の約3割が増収を報告している一方、人件費や光熱費、食材費の高騰を価格に転嫁できず減収となった企業が増加していることも忘れてはなりません。
また、インバウンド旅行客が増えすぎることによる弊害も出てきています。
日本人が宿泊施設に泊まりたくても空きがなく我慢を強いられることや、
観光地に人があふれたことによる地域住民への交通や騒音被害、ごみなどの被害も報告されています。
インバウンドには日本経済においては外貨を獲得できるといういい面もありますが、このような弊害が起きていることも考えなければなりません。
しかし、こと小売店や飲食店に言及すると、このインバウンド需要は是非活用したいものです。
インバウンドの需要を上手く取り込むためには
インバウンドの需要を「上手く」取り込みましょう。
「上手く」というのはなにも英語教育をする、外国人向けのメニューを用意する、
パフォーマンスをする、英語サイトに掲載するなど、完全に外国人に向けた方法を取ろうとわけではありません。
お金や時間をかけずに、労力をそれほど使わずすぐ出来ることがあります。
例えば、タッチレス決済の導入はその一番いい方策です。
現地のお金で払うには換金というひと手間が必要で、さらに現地のお金の種類を把握することは難しく、会計時にも苦労します。
そのような煩わしさを軽減してあげるために、タッチレス決済は有効です。
出来ればクレジットカードだけでなく、AlipayやWechat Payなどを導入すると、中国人客を中心に集客がより可能になります。
また、外国語のメニューを用意するのもそこまで大変ではありません。
各国語のメニューだと大変なので、英語メニューの追加のみで十分でしょう。
今はインターネットを使って簡単に翻訳が可能なので、知識も必要ありません。
少しおかしな表現があったとしても、大体理解してくれるのでそこまで気にしなくても大丈夫です。
最近よく聞くのは、外国人旅行客でお店がいっぱいになってしまい、日本人のお客さんが入れない、常連客が来なくなってしまったという悩み。
特に大阪・東京などの大都市圏や京都などの観光地で聞きます。
確かに、インバウンド旅行客が増えている今、それを取り入れない手はありませんが、果たしてその方たちは来月また来てくれるでしょうか?
需要の波に乗るのは大事ですが、やはり何度も脚を運んでくれるお客さん、自国のお客さんを大事にしなければ好調な売り上げも一過性のものとなってしまうでしょう。
バランスを取りながら、上手に経済動向を捉えて利用してください。