2024.06.07
店構えを変えて売上が2倍に?【店舗の開業なら塊】
店構えを変えるだけで売上が上がる?
こんにちは。
株式会社塊です。
先日、飲食店のオーナーにお話を聞く機会がありました。
彼は食堂の居抜きで居酒屋を開業したそうですが、
売り上げの伸び悩みが課題だったそうです。
なぜ伸び悩んでいたのか、原因を探ってみるとあることが分かりました。
こちらのお店は開店時にあまり内外装に手を加えなかったこともあり、
食堂だと勘違いして入店するお客さんが多かったそうです。
食堂とは食事をメインに楽しむ場所、一方居酒屋はお酒をメインに楽しむ場所です。
居酒屋としてオープンしてお酒やおつまみ系を充実して取りそろえたのに、
出るのはラーメン、唐揚げとライス、親子丼などご飯ものばかり…
それもそのはず、お客さんはご飯を食べる場としてそのお店を選択したはずですからね。
当初と予想が外れたため廃棄食材が多く、さらに「食堂」としての利用だと単価は伸びません。
このお店を食堂たらしめるもの、つまり内外装に問題があると考えたのです。
そこで、お店の改修工事を始めました。
とはいっても、飲食店なのでそこまで大きく変える必要はなく、
テーブルやいすなどの家具配置を変えたり、看板やメニュー表を変更したり、
壁や床を塗装したりという程度でした。
大きい変更で言うと、道に面する壁やドアに大きく窓を取り付け、
中が良く見え、オシャレになるような作りにしました。
中からも外が見えて、雰囲気があります。
このような改修費用に数百万はかかったようですが、
これが効果覿面で、改修後の客数・単価ともに上昇し
売り上げが約2倍になったそうです。
メニューは1つも変えていませんし、広告方法を変えたわけでもありません。
ただ店構えを変えただけでこれほどの効果が得られたのです。
いかに内外装が大事か、想定する顧客層にきちんと認識してもらうかの大事さが分かりますね。
店舗内外装を考えるときの注意
では、どのように内外装を変更すれば、
想定する顧客層にアプローチすることが出来るのでしょうか。
●メイン看板を店舗幅ぎりぎりまで大きくする。
→歩行者の目につきやすくなります。
●メイン看板を斜めに設置する。
→まっすぐだと、遠くからは目立ちますが、下を歩く歩行者からは意外に見づらいのです。
歩行者に見えやすいようになります。
●看板のデザインを変更する。
→コンセプトに合った看板デザインにします。
店名だけでなく、業態名も記すと分かりやすくなります。
●メニューを外に掲示する。
→どのような料理を提供し、どれくらいの価格帯なのか掲示することで、
安心感を与えることができます。
●壁材や床材を変更する。
→コンセプトに合ったものにしましょう。
いくら同業種とはいえ、食堂と居酒屋では目指す方向が異なります。
特にお洒落な印象の居酒屋にしたい場合は、マストで変えましょう。
●外に袖看板を設置する。
→遠くからでもお店を認識することが出来ます。
●コンセプトに沿った装飾をする。
→イタリアンならイタリアの国旗を掲示して、観葉植物等を飾る
和食なら木の質感を大事にした雰囲気に、外に木を植えて下からオレンジライトで照らす
バーなら光度を落としたオレンジの照明に、プロジェクターなどを設置する、トイレを装飾する
などなど…。
家具や設備などの内装だけでなく、細かい装飾にまで気を配りましょう。
●売りを大きく明示する。
→外に示しても、中に示してもどちらでも構いません。
etc. 自然食品にこだわる
地場産にこだわる
ビールの種類の豊富さ
全席ソファー席
など、自身のお店の売りを掲示しましょう。
本日使用の食材を明記したり、ビールの種類を写真と共に掲示したりと
売りが分かるようにしましょう。
ちなみにグーグルビジネスでお店をビジネス登録し、グーグルマップで認識してもらう際も
売りが分かるように明記しておくと検索時にヒットさせることが出来るので、おすすめです。
ぜひ、今お店を経営されている方は改修を考えてみて下さいね!
新しく開業される方は、このような点に注意しながら内外装をデザインしていってください。
同業種だからと言って、居抜き物件の内装をそのまま使用するというのは
あまりいい方向に働かないこともあるので、こちらも気を付けて下さいね。