2025.02.12

寒いと売り上げは下がる?【店舗の開業なら塊】

大寒波の到来

こんにちは。

株式会社塊です。

今日の名古屋の最高気温は8℃で、夕方には雨が降るようです。

先週1週間ずっと居座っていた最強寒波が土曜日にようやく抜けたようですが、

今日も十分寒いですよね。

ですが、週末にはようやく10℃を超えるそうですよ!

かと思えばまた来週には寒波が来るのだとか…。

名古屋の最高気温予報4℃という数字を見てしまい戦々恐々としております。

暖かくなる日はまだまだ遠そうですね。

さて、よく売り上げが落ちる月を指して「ニハチ」と言います。

その名の通り2月と8月のことで、2月は寒い、8月は暑いため売り上げが落ちると考えられています。

天候が売り上げに大きな影響を与えているのですね。

確かに8月は1年の中で最も暑い月ですが、実は一番寒い月というのは2月ではなく1月だそうです。

そうなると1月の売り上げの方が落ちそうなものですが、

1月は新年会や福袋、初売りなどの年始特需により売り上げが伸びるようです。

そういった背景から、2月には気温による消費の妨げだけでなく買い控えの機運が高まります。

さてそんな2月ただ中、寒波も訪れているような現在ですが、

本当に寒いと売り上げは落ちるのでしょうか?

 

寒いと売り上げは落ちるのか

総務省の家計調査報告によると、2024年消費支出は以下のようなものでした。

また、2023年のデータはこちらです。

総務省:家計調査(家計収支編) 調査結果

なんと1年で最も消費支出額が少ないのは2月という結果に。

こちらのデータだと8月はそこまで消費が落ちていないようです。

2月の消費額が落ちるのにはその日数の少なさもあると考えられますが、

それにしても最も消費額が大きくなりがちな12月とは大きな差がありますね。

飲食店やスーパーなど小売店に限らず、アパレル関係も2月は閑散期と言えるようで、

それは宿泊業や美容業などにも当てはまります。

やはり寒いと売り上げの低下はどうしても起こってしまうことがわかりました。

しかしそんな2月に一番売り上げを伸ばすものもあります。

例えば「チョコレート」

こちらは言わずもがなバレンタインデーの影響ですね。

名古屋高島屋で開催されるサロン・ド・ショコラは世界各地からパティシエが集まるチョコの祭典となっており、

東京、大阪など大都市圏を抑えて売上高は1位を記録しているようです。

他には、「ウィンタースポーツ」などもそうです。

降雪量が最も多くなる2月には来訪者がピークとなり、売上高も最高となります。

上記2つの例で言うと、

ウィンタースポーツには冬のみ需要があるため売上高が上がるのは必至です。

冬物衣料、毛布、カイロ、ストーブなど冬にのみ需要が起こる商品などの売り上げが伸びるのも当たり前ですね。

しかし、ことチョコレートは特にそういったわけではありません。

これはイベントを理由に需要が高まっているのです。

かく言う私も、普段そこまでチョコレートを食べないのですが、昨日デパートで1万円分のチョコを買ってしまいました。

このようなイベントは集客や売上高アップの大きな要因となり得ます。

このような大きなムーブメントを起こすのは難しいですが、

割引キャンペーンを行ったり、小さなイベントを企画したり、一品サービス、

ノベルティサービス、有名人を招く、などなど…

売り上げが落ちるこの寒い時期に特定のイベントを起こし、それが定着してしまえばこちらのものです。

「あそこのお店は2月にいつもセールをするからそろそろかな?」

「あのカフェは2月にイベントをやるから参加したいな」

などお客さんが思い起こすような特別な何かを企画してみてはいかがでしょうか。

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