2024.09.12
並ぶお店には行きたくない!?【店舗の開業なら塊】
お店の行列、気にはなりますが…
こんにちは。
株式会社塊です。
皆さんが目指すお店とはどんなお店でしょうか。
ワイワイガヤガヤにぎやかなお店。
ゆったりとくつろげるようなお店。
それぞれコンセプトや方向性等違いがあるかと思いますが
共通して言えるのは「人が集まるお店」ではないでしょうか。
人気店になって、店前に行列を作りたい!
と願う人も少なくないでしょう。
しかし、先日ぐるなびがこんなアンケート結果を公表していました。
「外食の待ち時間、どれくらい待てる?」
その調査結果によると、
●女性の方が男性よりも待ちに寛容
●若い世代の方が待ちに寛容
●入店待ち「たまにある」5割、「あまりない」3割
半数ほどが待つことに対してそこまでの嫌悪感がない様子
●これまで最長の入店待ち時間は、「~1時間」が34%、「~30分」が29%で、1時間超も約4人に1人
●20代女性は4割弱が1時間超の待ち時間を経験。
というような特徴がみられました。
その中でも注目したいのは、
「どうしても行きたいお店がある場合、どれくらい待てるか」という質問です。
こちらの調査結果によると、
真夏時は半数の人が「並ぶお店にはいかない」という結果に。
真冬時も37%と、多くの人が並ぶお店には行きたくないと思っているようです。
平常時であっても「~30分待てる」の約24%に次いで
「並ぶお店には行きたくない」と思っている人が多いことが分かりました。
「日本人はよく列にならぶ」「行列が気にならない」というのは
諸外国からの評価ですが、調査結果を見るとそうでもないようです。
行列店になった時に行いたい3つのこと
9月も半ばに差し掛かっていますが、今だに35度の真夏日を記録し続けています。
昨今の日本の夏は耐え難いものがありますね。
冬も冬で豪雪に見舞われる地域もあります。
このような天候による店舗営業への影響は思ったよりも大きそうです。
それが人気店になると余計に打撃を受けやすくなるでしょう。
さらに真夏時の行列によって引き起こされるお客さんの体調不良なども懸念されます。
自分のお店が人気店・行列店になった時にはどのような対策をしたら良いのでしょうか。
(1)整理券を配布する
来たお客さんごとに整理券を配布する、番号を振り当てるというのは良い方法です。
これを行うことによって、お客さんは車内や他店など他の場所で時間を待つことが出来ます。
真夏や真冬時には特にこのような対策が必要でしょう。
しかし、これには他の飲食店に流れてしまうというリスクもあります。
呼び出し10分前の電話やあらかじめ注文内容を聞く(専門店の場合)など、
少しの行動で離脱が少なくなるので、工夫してみてください。
(2)メニュー表を渡す
メニュー表を渡すことで、待ち時間のお客さんの心理的負担を軽くするだけでなく、
お店にとっても入店してすぐ注文をとれるため、回転率が上がる可能性があります。
さらに、待ち時間中の離脱を防ぐ効果もあります。
店内ではなく別場所での待機の場合、QRコードで読み取ってもらうオンラインメニュー表などがあると役立ちます。
(3)飲食物の提供を行う
列に並んでいるお客さんに対して、お茶やジュース、
お菓子などを配布するといいでしょう。
特に真夏時にお茶など水分の提供は是非行いたい取組です。
少し前に行ったイタリアンのお店では、ピザを列待機者へ提供していました。
離脱者は当たり前のようにいませんでしたし、リピーターも多そうでした。
長時間待つことになったとしても、このような工夫や
丁寧な接客、美味しい料理があればお客さんの満足感は損なわれないでしょう。
行列店になっても選ばれ続けるような工夫をぜひ行ってみて下さいね。