2025.03.21
不安を力に変える【店舗の開業なら塊】

不安は誰もが抱く感情です
こんにちは。
株式会社塊です。
先日中高生の卒業式の場面に遭遇しました。
卒業証書を持って、ボタンがなくなっている生徒もいて、泣いている子がいたり笑っている子がいたり、
誇らしげに卒業証書を抱えている子が多くてなんだかほほえましくなりました。
春は出会いと別れの季節ですね。
また、春はライフステージが変わるタイミングでもあります。
中学生が高校生になったり、大学生が就職したり、転職して新たな会社に入社するという方もいるかもしれません。
開業の方が一番増えるのも実は今のタイミング。
空き物件もこの頃が一番出てきやすいので、来年や今年の秋冬の開業に向けて動き出すタイミングとしてもばっちりです。
さて、そんな絶好のタイミングですが、なかなか開業に一歩踏み出せないという方が多くいます。
なぜ踏み出せないのか、一番相談いただくのは「不安である」ということ。
かかる開業資金は、どれだけ小さなお店であったとしても安いものではありません。
殆どの方が銀行や国庫金融、知人などから借金して始めることになるので、最初から借金を背負ってのスタートです。
また、開業には時間もかかります。
開業までのその間は収入もゼロになるので、余計に不安が募ります。
そして、開業したはいいものの、お客さんは来るのか…売り上げは立つのか…人を雇っていいのか…経営は上手くいくのだろうかと不安になるはずです。
このようなことを考え出すと、一歩踏み出すのに二の足を踏んでしまいますよね。
しかし、不安になるのは何もあなただけではありません。
開業者はほとんどの方が等しく同じような悩みを抱えながら開業しました。
中には、どれだけ売り上げが上がっても安心できたことは一度もないと話す人もいます。
不安という感情は常について回るものなのかもしれません。
思い返すと、私たちは常に不安にさらされて生きてきました。
進級してクラスが変わるタイミングでも進学するタイミングでも、転職でも、結婚でも、選択肢をつきつけられるときはいつも不安が付きまといます。
小さいことで言うと、今日家を出るとき鍵を閉めたか、火を消したか…なども不安になることがありますよね。
このように、生まれてから今まで、全く不安を感じたことのない人などいないでしょう。
このように不安を抱くと、勇気を持ちたい、もっと大胆な人になりたいと考えますが、
不安は誰しもが抱く感情です。それを抱かないなど無理な話なのです。
大昔の人は、あまり不安や恐怖という感情を抱かなかったと言います。
なぜなら、その刃で自分の命が失われてしまうという知識がなかったから。
熊のその牙で喉仏を狙われたときに死ぬなど知らなかったから。
知らなければ不安になることはありません。
「不安」や「恐怖」は私たち人間が生き残っていくうえで、失くしてはならない大切な感情なのです。
どうせならその不安を利用して力に変えてみませんか。
不安を力に変える
不安は、頑張る原動力にもなります。
人がモチベーションとなる感情には2種類あると言われています。
それは「接近」と「回避」というもので、もともとオーストリアの心理学者であるフロイトが提言した説になります。
接近というのは快の感情で、例えば「高層マンションで優雅な生活がしたい」「毎日値段を気にせずに買い物がしたい」「あの外車に乗りたい」など憧れや目標となるものに近づきたいという欲求です。
そして、回避というのは不快な感情で、例えば「休めば収入が減り、減れば今の生活が出来ないだろう」「この仕事が上手くいかなければ降格するかもしれない」「この食生活では病気になってしまう」などの避けたい未来が、現実のものとならないようにしようという欲求です。
一般的に後者のモチベーションの方が強いと言われています。
高級車に乗ってタワーマンションに住むのは諦めることが出来てしまいますが、無一文のホームレスになったり病気になったりするのはなんとしてでも避けるために努力することが出来るでしょう。
だから仕事を簡単には退職しないし、お酒や油ものも控えるように行動することができます。
上司に叱責されないようにプレゼンテーションの準備もしますし、先生に怒られないように宿題もやりますよね。
これらはすべて怒られる、今より悪い状況になることへの回避がモチベーションとなっています。
もちろん、自分の知識や力になるからプレゼンテーションの準備をしよう、宿題をやろうと思える方も中にはいるかもしれません。
しかしどちらかと言えばそれは少数派です。
このように、不安や恐怖など不快なものを回避しようと思ってする行動は強力な原動力になり得るのです。
はじめての開業は誰しもが不安です。
しかし、その不安な感情を逆手にとって、力強いモチベーションに変えてみて下さい。
きっとあなたの背中を押してくれる大きな存在となることでしょう。