2024.04.08
ビックマック指数とは【店舗の開業なら塊】
ビックマックの値段で物価が分かる?
こんにちは。
株式会社塊です。
みなさんはマクドナルドお好きでしょうか?
週に一度は食べるよ、という方も多いかもしれませんね。
飽きの来ない味で、まさに「はやい・やすい・うまい」の代名詞と言っていいでしょう。
急いでいるランチ時や、遠出の車内朝ごはんなどに大活躍です。
マクドナルドの一番人気メニューと言えば「ビックマック」です。
これは世界共通の第一位だそうですよ。
普通のハンバーガーとはソースが違い、このソースが病みつきになる美味しさなんだとか。
さて、そんなビックマックですが、皆さんいまいくらか知っていますか?
日本におけるビックマックの値段は2024年4月現在480円。
1971年登場時ビックマックの値段は200円でした。
そこから250円になり、280円になり、380円になり…2023年は450円でしたが、
2024年の今年1月から480円になりました。
順調に値上げしていったかというとそうではなくて、バブル時に一気に100円値上げしましたが、
バブル崩壊後元の値段に戻ったりとジグザクもありました。
しかし、大体緩やかに上昇し、当初の2.4倍の価格に現在なっています。
なかなかの伸び率ですね。
そこまで平均年収が増加していないことを考えると、物価の上昇もこれくらいにしておいてもらいたいものです。
さて、このような物価の推移などをみていくと、国内の経済動向を読み取ることが出来たりしますよね。
それと同様に、世界各国のビックマックの値段を比較することで、
それぞれの国の為替レートや物価水準といった経済状況を比較することが出来るのです。
その国の通貨のいまの強さが分かるんですね。
これを「ビックマック指数」といいます。
世界各国のビックマック指数をみてみよう
イギリスの経済専門誌「The Economist(エコノミスト)」から、
2024年1月、最新の世界のビッグマック指数(ビッグマックインデックス:BMI)とビッグマック価格が発表されました。
このビックマック指数とは世界的に有名な経済誌がとりあげるような、きちんと指標になるものなのです。
1位はスイスで、その価格は7.10スイスフラン。
日本円でなんと1207円になります!
2位はノルウェーで、75.00ノルウェークローネ。
日本円で1056円です。
基準となるアメリカ(USD)は9位で、5.69USドル。
日本円だと841円にあたります。
気になる日本の順位は、45位で、450円(2023年時の価格)でした。
55位中45位なので、日本はなかなかの下位層にあたります。
ちなみに韓国は31位、タイは37位なので、日本円の弱さを痛感する結果となってしましました。
今から10年前の2014年では日本は23位でした。
ここ10年でここまで通貨が弱くなっている国もないのではないでしょうか。
食料から鉱石、機械産業等、輸入にほとんどを頼っている日本は、
このまま円安が続くと、国力の低下は必至です。
インバウンドにとっては良いように働くこともありますが、
通貨の弱さ=国力の弱さなので、皆で力を合わせてなんとか盛り立てていきたいものです。