2024.11.28

いまさら聞けない年末調整【店舗の開業なら塊】

年末調整の紙を渡されたけど……

こんにちは。

株式会社塊です。

11月ももう終わり、ようやく寒さも増して年末ムードが漂い始めました。

少し前まで気温が高かったので、街中でイルミネーションを見ても

クリスマスの音楽がかかっていてもどこか上滑りな感じがありましたが

寒さが深まるにつれて実感が生まれますね。

今年の初めに立てた目標は達成できましたでしょうか。

12月は別名「師走」と言い、師(先生)が走るほど忙しいと言われています。

一番の繁忙期だという方もいらっしゃるでしょう。

特に店舗経営の方にとっては一番忙しい時期になります。

体調に気を付けて残り一か月走り切りましょう!

さて、そんな年末に関わることの一つに「年末調整」があります。

会社や税理士・社労士の先生から渡されたという方も少なくないのでは?

言われるがままに記入欄を埋めてはみるものの、意外と知らない年末調整の意味。

いまさら聞けない年末調整の話を少ししたいと思います。

 

年末調整とは?

年末調整の対象者は、会社に勤めていて源泉徴収を受けており、

「扶養控除等申告書」を提出している人にあたります。

しかし、お給料が2,000万円を超えているとその対象ではなくなります。

上記の人は、たとえ従業員であっても自分で確定申告をしなければならないのです。

そしてそんな対象者の所得税の過不足を調べるのが年末調整にあたります。

まず、会社が1年の間に従業員から源泉徴収した所得税の合計金額を算出します。

それが本来徴収するべき所得税と合致しているかどうかの確認をします。

社労士や経理の方は毎月きちんと所得税額を計算しているはず。

どうしてここに差額が生じるのでしょう?

そもそも、私たちの毎月のお給料から引かれている所得税は、

前年度の所得金額や情報をもとに算出されています。

今年度には昇給した人もいるだろうし、賞与がなかった人もいるでしょう。

前年度と今年度には所得合計金額にズレが生じるものです。

そしてその所得金額に差異が出れば税金金額にもズレが出ます。

それを調整して、少なければ追加で納め、多ければ還付されるというのが「年末調整」にあたります。

さらに年末調整は税金金額のズレだけでなく、「控除」もここで調整します。

配偶者を養っている方のための「配偶者控除」や

子どもを養っている方のための「扶養控除」、

障碍者のための「障碍者控除」、

さらには生命保険を個人的に加入していれば「生命保険料控除」なども適用になります。

そういった控除対象者は年末調整で還付される可能性が高くなります。

 

まとめ

年末調整の紙を見てみたけど、なんだかややこしそうだし面倒くさい…

確かにそうですよね。

しかし、年末調整では最大で48万円の控除をうけることができるのです!

それに払いすぎた税金が戻ってきたら嬉しいですよね。

年末調整を忘れた方は確定申告をしなければなりません。

しかし年末調整よりよっぽどややこしいです。

しっかりと記入して、翌年の1月31日までに年末調整の手続をおこないましょう!

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