2024.03.30
脱毛サロン、という可能性【店舗の開業なら塊】

脱毛サロンのあゆみ
こんにちは。
株式会社塊です。
店舗開業をお考えの方はどのような業種での開業を目指しているのでしょうか?
圧倒的大多数なのが飲食店と美容サロンです。
その美容サロンの中でも「脱毛サロン」経営を目指す人が近年増えてきました。
今や一般的となった脱毛サロンですが、数十年前には認知している人の方が少数派でした。
脱毛サロンはどのような歩みを経てきたのでしょうか。
脱毛器の輸入が始まったのは1970年代と歴史は長いです。
最初はニードル脱毛が一般的で、そこからサロン脱毛、そしてレーザー脱毛といったように変遷していきます。
しかし、やけどの被害が報告されたり、大変高額であったりと
この時点で脱毛サロンが一般的とはとても言えませんでした。
「通い放題100円」などと言ったうたい文句とともに競争が激化し、メディアへの露出が一気に増えて、
人々から認知されるようになったのは2010年代なのです。
広く認知されるようになってからはまだ十数年しか経過していないのですね。
エステティックサロンの市場規模は3139億円(2023年 矢野研究所)で、コロナ禍で縮小傾向ではありますが大きな市場です。
このように今や数千億規模となった脱毛サロン業界ですが、今後も伸びが予想されています。
脱毛サロンにおける新規顧客ルート
では、なぜこのように脱毛サロン業界はまだ伸びが期待できると言われているのでしょうか?
そもそも、脱毛意識が芽生えたのは1960年頃。
この頃に若者を中心にファッションに対する考え方が変わり、
ミニスカートやワンピースなどを着用する人が出てきました。
このように肌の露出が増えるとともに、脱毛意識が高まってったのです。
このように、脱毛への意識は若者から生まれたのです。
そして最近に至るまでも、その顧客層の多くが10~30代の若者でした。
しかし近年になって、「介護脱毛」「メンズ脱毛」
という言葉が注目されるようになります。
介護脱毛とは、自分の老後を想定し、
将来介護される立場になった際に清拭や排せつ後のふき取りなど第三者の介護者に負担とならないように
あらかじめデリケートゾーン(VIOライン)の毛の脱毛をしておくことを言います。
そして、このような施術を望む40代以降の顧客が増えているのです。
実際に2010年から2021年までの12年でその数は約68倍(!)になったとか(リゼクリニックのデータによる)。
またメンズ脱毛市場規模の拡大も忘れてはなりません。
2019年に865億円だったその市場規模は、2023年には1038億円にまで拡大しました。
コロナ禍ということにも関わらずずっと右肩上がりを続けこの5年ほどで1.2倍に拡大しました。
1.2倍と聞くと少なく感じる方もいるかもしれませんが、
この際、女性の脱毛市場規模は減少を続けていたという背景があるのです。
2019年に3221億円だったその市場規模は、2023年には2345億円にまで縮小しました。(ホットペッパービューティーアカデミーのデータによる)
2023年で比較すると、男性利用者は全体の約3分の1を占めることになります。
これは見過ごせない数字です。
ある事業を急成長させようと思うと、対象となる顧客層以外の新規顧客の開拓がどうしても必要になります。
既存の対象となる顧客層は、言うならば放っておいても興味を示してくれますが、
対象外の顧客層はそうはいきません。
そんな今まで対象外であった「男性」「年配」という新規の顧客層ルートをつかむことが出来た脱毛ビジネスは、
まだまだブルーオーシャンである顧客市場の中で、大きな発展が予想できます。
脱毛サロン開業という選択肢は、まだまだ伸びが期待できるのではないでしょうか。