2025.01.29
椅子とテーブルの理想的な関係?【店舗の開業なら塊】

今椅子に座っている方、テーブルの高さはいかがですか?
こんにちは。
株式会社塊です。
私は今事務所のデスクでこの記事を書いております。
弊社のデスクと椅子はIKEAで揃えました。
椅子の肘置きをつけるのかつけないのか選べたり、デスクの引き出しの位置や色が自由に選べたり、
好きなようにカスタムすることが出来ます。
外国製家具ならではという感じがしますよね。
大体皆同じ色味でそろえて、引き出しの色は各々選びました。
椅子の高さ等は考えずに購入しましたが、デスク用チェアのほとんどは高さ調整機能がついていますので
作業のしやすいように各自調整して使用しております。
さて、今の私はそんなオフィス家具を使用していますが、
椅子に今座っている皆さんはどのような状況でしょう?
ダイニングテーブルに向かっているのでしょうか、
私と同様にオフィスデスクに向かっていますか?
ソファに座ってサイドテーブルに飲み物などを置いてたりする方もいるかもしれません。
椅子とテーブルには理想の関係というものがあります。
理想の関係=理想の長さ・高さ・奥行を表しているのですが、
これは人間工学に基づいてJIS規格というものが設定されています。
例えばテーブルに膝が当たってしまったり、足が完全に収納できなかったり、
テーブルに肘をつくと肩が上がってしまったり…
このような状況は窮屈な居心地の悪い状況と言えます。
人間の体型に合った理想的な長さ・高さ・奥行は定められていますので、
それを参考にしながら家具を選ぶと良いでしょう。
その規格に大体合致していれば、失敗を防ぐことが出来ます。
特に飲食店などのお店は、集客にも関わってきますのでしっかりと考えてレイアウトを選べると良いでしょう。
椅子とテーブルの理想的な関係とは
では、実際にどれくらいの数値が理想的とされているのか見てみましょう。
以下に紹介するのは一般的なミドルテーブルと椅子の関係の話です。
ハイテーブル、ローテーブルになるとまた数値が変わってきますので、ご参考までに。
また、身長160㎝~175㎝(日本人の平均身長)に合わせた数字になっています。こちらもご注意ください。
①椅子とテーブルの差(差尺)は30㎝前後
テーブルの高さが1mであれば、椅子の高さは700㎝が理想です。
離れすぎても近すぎても居心地が悪く感じます。
②椅子の奥行きは40㎝以上
椅子をひいて脚をテーブルの中に納めたとき、
奥行きが取られておらず、膝が当たり足が納められないのは不快に感じる人が多いです。
そのような場合は、椅子を十分に引くことも叶わないので、
通路を通る客に対しても邪魔になってしまうでしょう。
奥行きは40㎝は最低取れると良いです。
これはどれだけ奥行きの長さが長くても問題ありません。
③背もたれは37㎝以上
これは一概に言えないのですが、背もたれをしっかりと使用する場合は
背中の半分より上まで背もたれがくるのが理想です。
作業椅子などの場合は肩甲骨まで覆うくらいの長さが理想だと言われています。
某大衆居酒屋チェーン店などは、このような快適さを理解したうえで、
背もたれがなく座面が固い椅子を採用しているようです。
居心地の良すぎる空間をつくらず、回転率を上げることを重視しているのですね。
どのような空間を作りたいのか、コンセプトによって内装・家具を選択するかと思いますが
そんな家具選定の際には、このようなことも考えながら決めると良いでしょう。
デザインよりもよっぽど快適な空間づくりに役立ってくれるはずです。