2024.08.29

新事業参入の将来性【店舗の開業なら塊】

吉野家HDが美容事業へ参入か

こんにちは。

株式会社塊です。

吉野家ホールディングズが2017年に株式会社SPEEDIAを100%子会社化しました。

この株式会社SPEEDIAとはダチョウの飼育・研究・商品開発・販売を行う会社。

その会社がもつ知識を生かしながら、

このたび美容効果の高いオーストリッチオイルを使用した美容製品を販売開始しました。

以前より健康事業への参入を進めていた吉野家ですが、

今回美容事業にも参入することとなりました。

また、ダチョウを用いるのは美容商品だけでなく、

栄養機能成分が豊富なオーストリッチミートを用いた丼も個数限定で販売するそうです。

飲食業と美容事業はなかなか関連性がないように感じますが、

よく考えたら食と健康、美容のつながりは深いのではないでしょうか。

近年、美容業界ではインナービューティーつまり体内から綺麗になろうという動きが盛んです。

「腸活」なる言葉も生まれ、美しさと健康は切っても切れない関係にあるということが分かってきました。

実際、体の不調が肌に現れるのは明確です。

風邪の時は肌が荒れやすい、ストレスを抱えると肌の艶がなくなったなど

身体やその健康に起因する肌のトラブルを感じたことがある方も多いのではないでしょうか。

さて、吉野家HDはこのオーストリッチオイルを使った美容商品を

ポップアップストアやオンラインで販売する予定のようです。

牛丼のチェーン店でお馴染みの吉野家が美容業界に参入するのは楽しみですね。

今後どのようになっていくのでしょうか。

 

新規事業参入の将来性は

このような別事業への参入は珍しいことではありません。

富士フィルムが美容業界に参入し「アスタリフト」という商品を発表し

成功を収めているのはご存じの方も多いでしょうし、

ホンダは小型ジェット機製造事業に着手し成功、

大手タクシー会社の何社かは介護事業に参入して、今日の高齢者の足を担ってくれています。

このように、全く分野の異なる、

または類似分野の新規事業に取り組み成功をあげている会社がある一方で

野球球団への参入をしたソフトバンクは赤字が3.16兆円(2022年)となり、

ゴルフ事業に参入したライザップは、当時業績が落ち込み、最近ではゴルフの「ゴ」の字も聞かなくなりました。

(ただ、チョコザップの展開で大きな業績回復をしています)

また、イタリアンチェーン店を展開していたホールディング会社は、

不採算店舗をカレーや餃子、ラーメンなどに業態転換した結果、倒産してしまいました。

新規事業への参入はある意味リスクです。

リターンが得られるかどうかはやってみるまで分からない部分もあります。

しかし、一貫して自社の主軸事業の「川上・川下」にある事業が成功しているような印象です。

飲食店や小売店、エステサロンなど店舗の開業を行い、軌道に乗ると

次に考えるのは事業の拡大です。

現存事業を拡大するのか、新規事業に参入するのか、

様々方法はありますが、成功事例や失敗事例から学んで生かしてみてくださいね。

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