2024.01.23

店舗開業の流れ8

従業員の募集と採用

店舗が決まり、内装工事も進めています。

扱う商品やサービスも決まりました。

仕入れルートの構築なども行い、準備はほとんど出来たことかと思います。

次に考えなければならないのは、「従業員」です。

お店の規模や業態、コンセプトを考慮したうえで、スタッフは何人雇わなければならないのかを考えましょう。

そして、そのスタッフに求める条件を考えます。

正社員なのかアルバイトなのか、経験者か否か、給料はどれくらいか、性別はどちらが理想的なのか、年齢は何歳くらいがいいのか…。

まずお店を最低回すのに必要な人数を把握しましょう。そしてその人数+α人(規模により変動)を実際に雇わなければなりません。

例えば最低5人(アルバイト)のお店だったら、+3~4人は確保したいところです。

求人は、遅くとも開店の1か月前ほどからかけるのがベターです。

出来れば大手求人サイトにお金を払って掲載を行ってください。閲覧者数が多いので、効果が出やすいです。明らかに結果に差が生じるので、ここにはお金をしっかりかけることをおススメします。

従業員のトレーニング

開店の約2週間ほど前には従業員のトレーニングを行いましょう。

この頃になると内装工事は終えているため、実際の店舗を使ってトレーニングやシミュレーションが可能です。

このトレーニングを行っていないと、実際のオープンの時に動くことが出来ません。

特に新規オープンのお店は、内部を完全に把握しているのは自分を含め誰もいないという状況でお客さんを接客しなければならないため、必須と言えるでしょう。

動線やレジの扱い方の確認、商品やサービスの把握、従業員同士の紹介や連携確認も大事です。

プレオープンを企画するのもいいでしょう。

実際の営業を想定した訓練を行うことが出来ます。

「働く」ということを考える

近年働き方改革として、賃金の引き上げが起こったり、長時間労働が是正されたりしています。

しかし、人が働きやすい環境を整えるというのはとても難しいことです。

従業員は当たり前ですが人間です。それぞれの生活があり人生があります。

しかしそのことを考慮するあまり、売り上げや利益など経営に支障が出てしまうのは本末転倒ではないでしょうか。

従業員のことはもちろん大切にしなければなりませんが、従業員を雇う理由はあくまでも「経営を上手くまわす」ことです。

まず気を付けたいのは、適切な人数を雇用すること。

スタッフ募集前にぜひ、利益計算書をなどを用いて売上と経費シミュレーションをしてみてくださいね。

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