2024.05.27
店舗施工時の工事の音を指摘された!どうしたらいい?【店舗の開業なら塊】
店舗の施工工事はお早めに!
こんにちは。
株式会社塊です。
もちろん店舗の業種・業態、規模によりますが、
開業の遅くとも3ヶ月くらいには店舗施工を開始しなければなりません。
施工会社によってはこれでも間に合わないこともあります。
しっかり施工期間は確認して、開業に間に合うようにしましょう。
そこから逆算して、1年~6ヶ月程前には施工会社に連絡をとりましょう。
まずは、数社に連絡して施工の内容や期間、金額、相性などを見ます。
相性?と思うかもしれませんが、相性の良くない施工会社・担当者と良いお店はつくれませんからね。
ここも重要な要素になってきます。
数社の施工会社を比較検討し、決定したら、
コンセプトをもとに内装デザインを考えます。
家具や設備の配置を考えます。
そして、色味やインテリアなどを決めていきましょう。
打合せを重ねたうえで、店舗意匠図・設計図を作成します。
(ごく小規模の場合や居抜き物件の場合、作成しない場合もあります)
この他にもたくさんの準備を進めていかなければなりません。
また、現場を調査して必要な工事を考えたり、工事工程表を作成する期間も考えると、
オープンに完璧に間に合わせるには、早め早めに行動することが重要になってきます。
弊社は短期工期をモットーに施工を行っておりますので、施工期間が最短2ヶ月で可能ですが、
(※規模などによって異なります)
もちろんこれは施工会社によって大きく異なります。
また、工事というのは実際にやってみないと分からないことが様々あります。
天気の関係で施工できないこともあります。
このように予定していた工期が伸びる可能性も大いにありますので、
依頼した施工会社と工期をしっかり確認しながら、
オープンの1か月前には施工完了することを目標にしましょう。
店舗施工の工事音、周りから指摘されたらどうする?
このように準備して、いざ工事開始!
となっても、まだまだ問題が起こる可能性があります。
最もよく問題になるのが工事の「騒音」です。
いま現在、兵庫県で居酒屋施工を行っているのですが、
2週間ほど前にこの現場にて騒音の苦情がありました。
雑居ビルの1階の施工をおこなっているのですが、2階の和食居酒屋さんからのクレームで、
「お昼の営業時間帯には工事を中断してほしい」
というものでした。
工事の騒音と言っても、その施工内容によってレベルが違います。
例えば、電気工事や空調工事の騒音はほぼ出ないと言っていいでしょう。
しかし、特にコンクリートを砕く「はつり」工事や電気のこぎりでの作業になると
かなりの音がでます。
このように、出店地域にもよるのですが、工事に騒音問題はついて回ります。
もしその騒音を周囲の住宅やお店から指摘されたら、どのような対応をすればいいのでしょうか?
騒音を出す特定建設作業は、騒音規制法による制限がなされています。
まずこの作業は、夜間には行うことが出来ません。
住宅地での作業の場合はさらに厳しく、午前7時から午後7時までの間とされ、
1日10時間を超える作業も認められていません。
また、その時間内であっても、工事の騒音を85デシベル以下に抑えなければなりません。
これも、地域によってこの上限が異なるので、具体的な制限に関しては市役所に確認しましょう。
この規定騒音の大きさの上限を超えての作業は、法律上または政令や条例上違反にあたりますので、
防音シートで覆うなど対応をしなければなりません。
そうでなくとも、今後付き合っていく近隣のお店や住民との関係性を悪くするわけにはいきませんので、
規定範囲内の時間帯や音の大きさだからと言って、強行することはないようにしましょう。
例えば、先ほど書いたように「お昼の時間帯はやめて欲しい」という要望であれば、
具体的に何時までなのかを双方話し合いのうえ決めて、
その時間帯は避けて施工を行いましょう。
こちらが我慢ばかりして工事が進まない、オープン日に間に合わないことになってしまうのは本末転倒ですが、
話し合いや対策を重ねた上で、周囲と良い関係性を保ちつつ店舗施工をすすめていってくださいね。