2024.05.30
安物買いは銭失いなのか【店舗の開業なら塊】
100均とメーカー品の製品の差は?
こんにちは。
株式会社塊です。
皆さん100円ショップにはどの程度行きますか?
あるとついつい寄ってしまい、値段が安価なので要らないものまで買ってしまう…
他ではないような便利グッズが手に入ったりもしますよね。
私が大学生時に1人暮らしをしていた時は、包丁などの調理器具やお皿、
クッションカバーからなにから全てダイソーでそろえた記憶があります。
よく「安物買いの銭失い」と聞きます。
これには2つの意味があると考えられます。
1つは安いからと言って本当はそこまで必要ではないものまで買ってしまい、
お金を浪費すること。
もう1つには、安い製品のものよりしっかりしたメーカー品などの高い製品を買った方が
長い目で見るとお得になるので、結局は損をしているということ。
どちらにしても安物買いの銭失いにはなりたくないものですが、
果たして安価なものは本当に「銭失い」なのでしょうか。
先述した、「安物買いの銭失い」の前者の意味で言うと、
必要のないものまで購入するというのは確実に銭を失っています。
ですから、こちらは控えた方がいいのは間違いないでしょう。
しかし、後者の意味を考えた時、著名なメーカーの品を購入することは
果たして本当にお金を節約していることになるのでしょうか?
そこで、こんな記事見つけました。
アルカリ乾電池をメーカー品(Panasonic)と100円ショップの品(DAISO)で比較し、
その容量や保存期間の差を比べたというのです。
ダイソーのアルカリ電池1本22円に対して、パナソニックのアルカリ電池は1本75円です。
その差約3.4倍ですが、やはりメーカー品の方がそれに見合う価値があるのでしょうか?
結果から先にお伝えすると、どちらの乾電池にも容量の差はほぼなかったのです!
しかし保存可能期間がパナソニックは10年、ダイソーは7年とそこには差が見受けられました。
一概に安かろう悪かろうではなく、安物買いの銭失いにもならないということが分かりました。
アルカリ乾電池で言うとこのような結果になりましたが、
例えばプラスチック製のお皿で比べた時、こちらは私自身の体感になりますが、
ダイソーのプラスチック皿は1~2回油の多い料理を置いたら色が移ってしまい、
白色だったお皿がすぐに黄色に変色してしまった一方で、
無印良品で買ったプラスチック皿は今でも現役だったりします。
また「照明」でいうと電球は安価ですが、LEDライトの方が長い目で見るとお得です。
上記のような例もあるので、一概に安いものを選んでおけばいいとは言えないですが、
本当に安物買いは銭失いなのかということには疑問が残ります。
店舗が「銭失い」にならないために
昨日のブログにも取り上げましたが、6月からの電気・ガスの補助金終了や
物価高がとまらないという現状の中、お店は節約を意識せざるを得ません。
店舗を構成する備品は様々ありますよね。
トイレットペーパー、ティッシュペーパー、キッチンペーパー、ナプキン、
テーブルクロス、テーブル、椅子、調理器具、棚、食器、コンセントケーブル、
リモコンに使用される乾電池、リチウム電池、電球(LED)、ユニフォーム
冷蔵庫、冷凍庫、コンロ、トイレ、空調設備…
このような備品・設備ひとつひとつに安価なもの、メーカー品の高価なものが存在します。
これらすべてを比較実験するというのは難しいです。
また、メーカー品には保証期間が長くついているものもありますので、
もしその性能に差がなかったとしても一概に徳であるとは言えないこともあります。
しかし、技術の進歩発展が目覚ましい今、安価なものを使用したからと言って
明らかに損失になることは少ないように思います。
どちらのメリット、デメリットも考えながら
出来るだけ固定費は抑えて、安いものも上手く活用しましょう。