2024.03.15
好きなことを仕事にするということ【店舗の開業なら塊】
好きなことを仕事にすると「嫌いなこと」に変わる?
こんにちは。
株式会社塊です。
1日は24時間そのうちの3分の1である8時間を私たちは「仕事」に費やします。
残業や通勤時間、時間外や休日の対応なども含めると仕事が人生の大半を占めることになる方も少なくありません。
人生の大半を費やすならどうせなら「好きなこと」を仕事にしたい…
と考える方は少なくないでしょう。
しかし、好きなことを仕事にした結果、好きなことが嫌いなことになってしまったという話を聞くことがあります。
作詞作曲も行う歌手の人がいました。
大好きな音楽に携われて、自由に自己表現が出来て幸せでした。
しかし、彼の好きな音楽は一般大衆が好きな音楽ではありませんでした。
お金を稼ぐことが出来なければ音楽は続けられません。
やがて彼は方向転換し、一般受けする、大衆の好みに合わせて音楽を作るようになりました。
そうするとCDや音源が売れ始めました。知名度も上がり集客力も上がりました。
ですがそうなると彼の本当にやりたい音楽をすることは叶わず、好きでもないメロディーに好きでもない歌詞をのせて、好きでもない歌い方をしなければならない…
彼は音楽を続けることがだんだん苦痛になっていったようです。
好きなことを仕事にするというのは、仕事が人生を占める割合を考えたときにとてもいい選択肢のように思えますが、実際にお金を稼ごうと思うと自分の好き、だけではどうにもならないことの方が多いです。
私の知り合いの女性で、マッサージが大好きな人がいます。
あまりに好きでこってなくても毎週のように通うので、自分でお店をやろうと考えました。
そして彼女は開業したのですが、始めてみて愕然としました。
彼女が好きなのはマッサージを「うける」ことであって、「やる」ことではなかったのです。
それからというものの、施術側の苦労を知ってしまった彼女はマッサージ店に通うこともなかなか出来なくなったそうです。
「好き」を仕事にするのはなかなかどうして難しいことのようです。
どのような業種を選ぶべきか
好きなもの・ことを仕事にすることがあまりよくない、その好きが嫌いに変わってしまう可能性があるとしたら、どのような業種を私たちは選べばよいのでしょうか?
結論から言うと、好きな「こと」を仕事にして欲しいのです。
上記に挙げたような、音楽が好き、マッサージが好きというのは好きな「もの」になります。その好きは自分の外界に向けて放たれており、ある事象や物質が存在しなければ成り立ちません。
つまりその好きは自分以外のものに依存した「好き」です。
しかし例えば、人と接するのが好き、黙々とひとりで作業するのが好き、というのは好きな「こと」です。この好きは自分の内側に向かって放たれ、特に他の事象を必要としません。
この好きだと、お金を稼ぐということと絡めてもなかなかその「好き」はすり減りません。
もちろんどんなに人と接することが好きでも、接客業で毎日何人も相手にしていれば嫌な人もいるでしょうし疲れたりすることもあるでしょう。
しかし、そう感じたとしても、それが原因でもう人と関わるのは二度と嫌だ、となってしまうことはあまりないです。
一人で黙々作業をすることに疲れても、もうこんな作業は嫌だ、接客業に転職して二度とこのような仕事には就かない!とまでは思う方は少ないです。
「好き」が行いそのもの、状態そのものを指すとき、なかなか自分のその性質が変わることはありません。
おそらく接客が好きならば、飲食店の開業、美容サロンの開業、小売店の開業は向いているでしょう。そこからこれから将来性のあるビジネスモデルや分野、自身の興味のある分野を選べばいいと思います。
黙々と作業したいなら、テイクアウト専門店や小売店、IT分野での開業が良いのではないでしょうか。
ある程度の興味があれば、仕事の時間を費やすことで「好き」に変わることも往々にしてあります。
しかしそれは、自分の好きな働き方のスタイルが伴ってこそです。
好きなことを仕事にするというのは勿論悪いことではないのですが、何か好きなことがあった時に、このように自分の好きな行いは何なのかということを考えると、ずっと情熱を保ち続けたまま経営が出来るかもしれません。