2024.06.17
今さら聞けないクラウドファンディング【店舗の開業なら塊】
クラウドファンディングとは?
こんにちは。
株式会社塊です。
皆さん「クラウドファンディング」はご存じでしょうか。
数年前からよく聞くようになったこの単語ですが、どういった仕組みなのかご存じでしょうか。
聞いたことはあるけど、実はどういったものなのか知らない…。
という方も多いのではないかと思います。
クラウドファンディングとはいったい何なのでしょうか。
「クラウドファンディング」とは、Crowd=群衆、Funding=資金調達が合わさった造語で、
「インターネットを通じて不特定多数の人々から少額ずつの資金調達を得ること」を指します。
起案者は個人、企業問わず誰でもでき、それを応援する支援者も個人・法人問われません。
このクラウドファンディングですが、発祥は2000年代のアメリカでした。
そこから日本にも火が付き、2011年から本格的に始動します。
有名なクラウドファンディングサイトには「CAMPFIRE」や「READYFOR」があります。
聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
一時期CMで放送もされていました。
そんなクラウドファンディングにはいま6つの型が存在します。
それは、寄付型、購入型、融資型、株式型、ファンド型の5つと
最近新たに生まれた「ふるさと納税型」というものです。
寄付型はその名の通り、支援者が起案者に対して資金を寄付するような形です。
その事業に対して出したお金に見返りは求めません。
購入型は、支援者が起案者に対して資金を提供し、その見返りとしてサービスやモノを得るという形です。
購入型の目的は、資金調達だけでなく、
どれだけそのサービスや商品の需要があるのか、というマーケットリサーチの役割も果たします。
融資型は、クラウドファンディング事業者(CAMPFIREなど)が、資金を必要とする企業に対して
個人投資家から集めた少額資金を、ファンドを通じて貸付するという仕組みです。
出資者は元金+金利の一部をリターンされます。
一般的に企業に対して投資をするにはそれなりの金額が必要になりますが、
この方法であれば小額から可能です。
実はこの融資型クラウドファンディングが、クラウドファンディングの中では一番市場規模を占めています。
株式型とは、非上場企業が株式を発行した際に、クラウドファンディング会社を通じて、
多くの投資家から少額ずつの資金調達をする仕組みです。
ファンド型とは、株式型とほぼ同じです。
違いとしては、受け取るリターンにあります。
金銭的リターンのほかに、その事業に関わる商品やサービスも受け取ることができます。
そして、ふるさと納税型です。
これは、形としては購入型や寄付型と一緒です。
しかし、起案者が自治体で、支援者は支援額が全て「ふるさと納税」に計上されるという点が異なります。
クラウドファンディングをご存じだという方もいらっしゃると思いますが、
それは「寄付型」と「購入型」のことなのではないでしょうか。
実はこのように色々な仕組みが用意されているのです。
店舗開業にクラウドファンディングを活用できる?
そんなクラウドファンディングですが、店舗開業とはとても相性がいいのです。
なぜなら、需要と供給がしっかりと合致するからです。
店舗を開業する際に、一番悩むのは資金繰りのことではないでしょうか。
クラウドファンディングで資金調達が出来ればそんな悩みが軽くなります。
そして支援者からしてみれば、「新たな飲食店への招待」や「美容院でのヘアーカット」
「アパレルや雑貨店の商品の提供」「エステサロンの施術」など、
目に見える分かりやすく想像しやすいリターンを得られるので、魅力的なのです。
例えば、こんな形でクラウドファンディングできます。
焼肉屋さんをオープンするとしましょう。
発案者は自分がどんな人物で、どのような経歴を辿り、
どのようなコンセプトの焼き肉屋を開業したいのか記します。
その思いに共感した支援者が資金提供するのですが、
大体支援額は3-4種類くらい用意すると良いでしょう。
●5000円程度
リターン:お礼のメールと活動の進捗状況報告
●~10,000円
リターン:お肉の自宅配送など
●~30,000円
リターン:お食事券の進呈など
●50,000円~
リターン:無料食事招待券など
あくまで一例です。
もっと金額を上げてリターンの内容を充実させてもいいと思います。
このようにクラウドファンディングに打ち出すことによって、資金調達は勿論
お店の宣伝にもなりますよね。
無料招待が多く配布できれば、集客にも繋がります。
クラウドファンディングの支援者のお客さんをスタートダッシュで多く集めることが出来るでしょう。
しかも、支援者側にお店への帰属意識を持たせることも出来るのです。
自分が出資した、関わったものだからと、リピーターやファンになってくれやすく、
お店の開業後の経営にとってもプラスになります。
開業はしたいけど資金にお困りの方、
本当にこれは需要があるのか?売れるのか?と不安な方
ぜひクラウドファンディングを活用してみてはいかがでしょうか。