2024.03.18
人を雇うことになったら【店舗の開業なら塊】
従業員募集の方法
こんにちは。
株式会社塊です。
店舗開業前から行わなければならないことの一つに、従業員の確保があります。
最初から正社員を募集するのか、アルバイトでいいのか、勤務形態を決めて募集募集人数も決めます。
募集開始はお早めに!大体開店の2~3ヶ月程前から行うと良いでしょう。
求人募集の方法としていま主流なのが、以下のようなものになります。
・求人媒体に掲載する(紙面、Webサイト)
・ソーシャルリクルーティング(SNS等での募集)
・人材派遣・紹介会社に斡旋してもらう
・自社HPやサイトで宣伝する
・縁故や知人、紹介など
一番メジャーなのはWebの求人媒体に掲載することです。
手っ取り早く出来て(数分で掲載が可能です)、ユーザー数も多く、しかも無料掲載が可能です。
しかし、その他の方法と比べて圧倒的に求人数が多いため、目に留まりにくい、選んでもらいにくいというデメリットもあります。
例えば、Indeedにおける名古屋市の求人件数は現時点で101895件!
一つの求人媒体でこれですので、何か目に留まるような、そして安心感を与えられるような求人票を作らなければなりません。他の求人票と比べて如何に差別化出来るかということが大事です。
まず「オープニングスタッフ募集」というのは求職者にとって良いアピールポイントとなりますので、記載をお忘れなく!
そして細かい業務内容、応募から面接までの流れなどを詳細に記載しましょう。
最近だと「アットホーム」「仲がいい」などの文言を避ける求職者も多いようなので、載せる文言には注意をしてくださいね。
それから何と言っても「写真」が大事です。できれば動画も載せると更に良いでしょう。
実際の店の外観や内観、あなた(オーナー・店長)やスタッフ(既にいれば)の顔、働くことがイメージできるような仕事内容の写真、などを載せましょう。
ある調査によると、写真掲載している求人としていない求人では応募数がなんと3倍も違うということが明らかになりました。
実際弊社は最初の求人時にフリー素材の画像を載せていたのですが、それを仕事風景や社員、そして事務所の写真に変えたら応募数が3→10になったことがあります。
また近年は、ソーシャルリクルーティングといったSNSを用いた求人も増えてきているようです。
X(旧Twitter)やInstagram、Facebook等で求人をかけてみるというのも手かもしれません。
スタッフ教育の大切さ
いざ従業員を雇うことになったら、その従業員一人一人に対して教育やトレーニングがまず必要になります。
これを怠ると従業員定着率がガクンと下がるので、ぜひこの下地は整えておいてください。
従業員教育において大事なのは、店舗の制度を明確にして従業員全員と擦り合わせを行うことです。
ですのでまず、お店の制・ルール作りが大事になります。従業員募集の前にあらかじめ考えておきましょう。
この制度の徹底は、必ずあなたが指名した教育者もしくは自分自身が伝えるようにしましょう。
又聞きになると認識の齟齬が起こりやすいです。
飲食店ですと火を用いたり、エステサロン等でも準医療機器などを扱うことがあり、これらは一歩間違えれば人の命に関わります。
しっかりとしたルールの徹底が大事ですので、怠ることなく実施しましょう。
では、実際どのようなことに気をつけて教育を行えばいいのでしょうか?
①マニュアルを作成する
お店の制度やルール、仕事の流れなどに至るまで文章や写真、動画等でマニュアルを作成しましょう。
忘れてもすぐに見返すことが出来るため、口頭よりもヒューマンエラーを防げる可能性が高いです。
見える位置に貼り出すことで、従業員意識向上にもつながります。
②教育担当者をつける
オープニングの段階では難しいですが、新規開業から時間を経て入ってくるスタッフに対しては教育担当者をつけましょう。
マニュアルの周知だけでなく、このように人間関係を構築しやすくすることで相談することのできる環境が生まれます。
従業員満足度の高まりが期待でき、結果として定着率も上がるでしょう。
③意見交換の場を設ける
2週間に1度、1か月に1度、など頻度はお任せしますが、スタッフが自由に意見を交換できる場を設けると良いでしょう。
スタッフとオーナーの一対一での対話も大事ですが、このように何人かを集めミーティングを行うことによって、自由に言いやすい環境の中意見交換をすることが可能です。
社員、アルバイト関係なくこのような場を設けることで、お互いに良い相乗効果が生まれるののは勿論、なかなかアルバイトだと育ちにくい組織への帰属意識を育むことが出来ます。
個々人の主体性を高めることもでき、仕事への貢献にも繋がるでしょう。
どうでしたか?
従業員教育と言っても、難しいことを行う訳ではありません。
しかし、制度やルール、教育担当者など事前に定めておかなければならないこともあるので、
より良い環境でスタッフに働いてもらえるように準備が必要になります。
開業前からぜひ、これらのことも頭に入れておいてくださいね!