2025.07.30
オープンニングイベントはやらない方がいい?意外な落とし穴とは【店舗の開業なら塊】

オープニングイベントとは
こんにちは。
株式会社塊です。
弊社は8月または9月に新事業である「レジンテーブルの家具製作・販売」のローンチを控えております。
ローンチとは英語で発射の意味があり、新しいサービスや商品を開始することを言います。
このローンチの際に「オープニングイベント」を行う予定ですので、ぜひ皆さまいらしてください!
アーティストを呼んで、軽食も用意する予定です。
さて、「オープニングイベント」ですが、一般的には施設や店舗の開業時に行われるイベントのことを指します。
新規オープンを効果的に演出し、より多くの人に開業を周知させることを目的としています。
また、潜在的顧客を獲得するのにもいい機会となります。
店舗開業の際はぜひオープニングイベントの開催を企画してみて下さい。
イベント告知の方法としては、チラシやポスター掲示、口コミがメインになってきます。
開業前なので、DMやSNSにおいては顧客リストやフォロワーの数も少なく、あまり効果が得られないでしょう。
落ち着いてから振り返ってみると、オープニングイベント期間は普段よりも来客数が3倍ほど多かったというお店も。
オープニングイベントを開業時の起爆剤にして、オープン時からエンジン全開で始めるのがおすすめです。
しかし、一方で、オープニングイベントにはデメリットもあります。
オープニングイベントの落とし穴
集客をブーストできるオープニングイベントですが、最近ではそれと対極の「サイレントオープン」つまり告知をせずにひっそりとオープンするお店も増えています。
なぜなら、オープニングイベントには落とし穴があるのです。
(1)質の高い客が集まらない
オープニングイベントにはワンドリンクサービスなどの特典や割引をつけるのが定番です。
しかし、このような割引や特典につられて来店するお客さんの質はあまり期待できません。
遠くから来店する、普段の食事の価格帯ではないけど来店する、といった客も多く、
そのような客がリピーターになる確率は極めて低いです。
(2)お店の評判が悪くなる
オープニングイベントは集客ブーストになると言いましたが、文字通り期間中は来店客数が増えます。
オープンしたてで慣れないオペレーションの中、キャパシティを超えたお客さんをさばかなければならないので、どうしてもサービスの質は落ちます。
提供時間の遅れ、来店時退店時の挨拶忘れ、呼んでも来ない、注文を忘れるなどのヒューマンエラーの多発などが起こり得ると考えられます。
品切れの商品も出てくるでしょう。提供料理が提供時には冷めていたり、写真と異なるクオリティになってしまったりも考えられます。
このようなことが起こると、どうしてもそのお店の印象は悪くなってしまいます。
最悪リピート潜在顧客だった人が、リピートを諦めてしまうかもしれません。
SNSの口コミ評価を悪く書く人も勿論出てくるでしょう。
(3)従業員の不満が出る
キャパシティを超えた客数をさばくのは入ったばかりの新人スタッフです。
右も左も分からない中、時給も変わらないのに忙しく働かされるのは彼らです。
不満が出てくるのも仕方ないでしょう。
イベント時は時給を上げたり、特別手当を支給したり、
賄いなどをふるまう、物品支給を行うなど対策を今から考えておきましょう。
(4)利益が少なくなる
「お会計から10%オフサービス」「デザートサービス」「ワンドリンクサービス」「次回来店時に使える20%オフ券進呈」……
これを目的に来店するお客さんが多いので、オープニングイベント時にこのような割引や商品提供サービスは必須です。
しかし一方で、このようなサービスは利益の減少に直結してします。
お客さんが増えることによってカバーできればいいですが、割引率の方が大きいと悲惨なことになってしまいます。
まとめ
オープニングイベントは集客や周知にはもってこいのイベントです。
しかし一方で、今回紹介したような落とし穴もあるのが事実です。
やるか否かをしっかりと見極めて、自分のお店に合うオープンの仕方を考えてみて下さいね。