2024.03.16
あなたの見ている色は本当に赤?【店舗の開業なら塊】
色覚多様性とは
こんにちは。
株式会社塊です。
突然ですが、あなたが見ているこの文字、何色に見えますか?
ほとんどの人が「赤」と答えたかと思います。
しかし、中には「茶色」「朱鷺色」と答えた方もいるかもしれません。
鮮やかな赤というよりは、ちょっと茶色がかった赤色に私も見えます。
このように、文字から読み取れる文章は割と同じ意味で伝わりやすいのですが、こと色となると本当に色々な感じ方があります。
例えばこのような写真を見たことがありますか?
このスニーカーですが、皆さんは何色に見えますか?
私はピンクと白に見えるのですが、私の今となりにいる同僚はグレーと水色に見えているそうです。
こちらはどうでしょうか?
私に白とゴールドのドレスに見えます。しかし、同僚は青と黒のドレスに見えるというのです。
皆さんはいかがでしたか?
このように色の認識というのは同じ画面を見ていても異なります。
このことを「色覚多様性」といいます。
ある特定の色などを認識できない色覚異常とはこれは異なり、10人いたら10人なりの色の感じ方、判断があるということです。
一般的に、色覚には女性の方が優れていると言われています。
このような図を見たことがある方もいるかもしれません。
あなたが見ているその色の感じ方は、あなた自身しか理解が出来ません。
そこで困るのが店舗の内装なのです。
店舗内装の色決め問題
店舗内装を決めるときに重要なのが、コンセプトです。
決めたコンセプトに沿ってデザインを考えます。
この時に大体の色合いも決定していくのですが、ここが本当に難しいのです。。
某タレントさんが「白は200色ある」という発言をしたことをご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、これ実はあながち間違いではなく、「白色」と一概に言っても本当に微妙に異なる色合いのものが数多く存在しています。
ベージュやアイボリーなどまで「白色」だと判断している人と、ある程度純白に近いものしか「白色」だと判断していない人では、完成図の想像が全然異なっていたりします。
さらに、内装デザインは1人や2人で決めるものではありません。店舗のオーナーさんがいて、施工担当者がいて、デザイナーがいて、設計士がいて…多くの人数が関わることになるので、この色のすり合わせが大変でそして大事になってきます。
完成したときに想像と違った…となってからでは遅いので、しっかり材料や塗料の色決め段階、それらが届いた段階、施工段階、とチェックするようにしてください。
頻回なチェックと擦り合わせで、このすれ違いを極力防ぐことが出来ます。
工事が始まったら任せっぱなし、ではなくきちんと進捗状況を確認することでよりよいお店作りが出来ますので、そちらもぜひ行ってくださいね。