BLOG
ブログ
-
電灯?動力?店舗の電気契約【店舗の開業なら塊】
店舗における電気工事 こんにちは。 株式会社塊です。 弊社は電気工事を母体として、内外装工事一式を請け負っている総合建築会社です。 9月からはレジン家具を始めとした商業用・家庭用家具も扱いますので、細かな内装などもお任せください! さて、電気工事業を母体としている弊社には、電気工事士1種・2種の資格を持った社員が多く在籍しています。 他の多くの建設作業と異なり、電気工事を行うためには国家資格である「電気工事士免許」が必要です。 その資格がないと、たとえ簡単なコンセントの取付等であっても施工してはならないことになっています。 最悪命の危険がありますので、安易に扱わないようにしてください。 専門的な知識を要する電気工事ですので、意外にその実態を知らないという方も多いのではないでしょうか。 では、店舗を開業する際にはどのような電気工事が必要となるのでしょうか。 まずは店舗において電気が必要となる場所を思い浮かべてみてください。 厨房やホール、洗面、バックヤードなど店舗全体にまず照明が必要になってきます。 プロジェクターや液晶を設置予定であればそこにも必要です。 レジや注文用のタッチパネルなどを充電するためにはコンセントが必要ですね。 トイレも勿論電気を使用して水を流しています。 炊飯器などの調理器具を用いるためにもコンセントが必要です。IHならばそちらにも電気が要ります。 エアコンを始めとした空調機器にもやはり電気を使いますし、冷蔵庫などの設備にも当たり前に必要ですね。 このように、店舗の至るところに電気を用いるので、それぞれに電線を張り巡らせなければなりません。 それらの業務用設備は一般的に、住宅に比べて大きな電力が必要になります。 業務用エアコンに、厨房機器、大きな液晶や広い敷地面積内に用いる電気機器を考えると、よほど小さな店舗で最低限の設備での運営でない限り、容量は家庭よりも大きくなるでしょう。 このような場合には、一般家庭で用いている「電灯契約」ではなく「動力契約」が必要になります。 電灯?動力?店舗の電気契約はどちらがいいの? 店舗の電気工事の流れはまた別にご紹介するとして、今日は最も知りたい電気契約、つまり電気料金について見ていきます。ここが経営者としては最も気になるところではないでしょうか。 店舗における電気利用は、一般家庭よりも使用量が多くなるので、間違った契約プランで契約を行ってしまうと電気料金がかなり高くつくことも……。 もっと酷いと、動力のパワーが必要なのに電灯で契約してしまい、設備が全く使えないなんてこともあります。 しっかりとどちらの契約が必要なのか見極めて、ご自身の店舗に合った電気契約を行ってくださいね。 電気の契約プランには、大きく分けて「電灯契約」と「動力契約」の2種類があります。 電灯と動力は電気の供給方法のことを指します。この2つの違いは、電力の大きさです。 「電灯」とは、主に家庭で使用される照明や家電製品向けの電力で、比較的低出力な機器を動かすために用いる方法です。 小規模な店舗ならば、こちらで十分な可能性もあります。 基本料金が安価で、使用量によって料金が変動します。 「動力」とは、主に工場や商業施設などで使用される機械や業務用エアコン等向けの電力で、高出力な機器動かすために用いる方法です。 基本料金は電灯と比べると高価ですが、使用量当たりの単価が安く設定されているため、使用量によっては電灯よりも動力の方が安くなることもあります。 まず、店舗における電気工事では、どれくらいの電気容量が必要になるか計算します。 電灯契約でいいのか動力契約が必要なのかを見定めて、お客様に最適な提案をします。 例えば弊社では、事務所のエアコンは電灯契約で、レジンテーブル展示場内のエアコンは動力契約で使用しているのですが、このように組み合わせて契約することもあります。 この契約は、お客様と電力会社の契約になります。 名古屋ならば中部電力が最大手で安心ですが、最近は東邦ガスやシン・エナジーなどの新たな電力会社も出てきましたので、自分に最適なプランを選んでみて下さいね。
-
レジンテーブル展示場をOPENします!【店舗の開業なら塊】
2025年9月1日 レジンテーブル展示場OPEN こんにちは。 株式会社塊です。 2025年9月1日にレジンテーブル展示場をOPENします! 場所は「瑞穂区柳ケ枝町2-56」本社と同じ場所です。 昨年より計画をスタートさせ、ようやく皆様にお見せできるようになりました。 これも偏に協力してくださった皆様のおかげです。 ありがとうございます! レジンテーブル、一枚板、家具事業を始めることにより、 内外装施工から家具までさらにワンストップでのご提案が可能となりました。 外国産木材から屋久杉に至るまで様々な木材を用意してお待ちしております。 近年、家具はプラスチックや木材でも集成材や合板が主流になりました。 しかし、無垢材はやはり良いものです。 天然の木材は温かみがあり、香りも良いです。同じ木材は一つとしてなく、全て一点もので希少です。 日本文化の再興を目標に掲げながら、木の良さをお伝えできるように頑張ります。 レジンテーブルとは 皆様の中には「レジンテーブル」って何?と思った方も少なくないのではないでしょうか。 かく言う私もそのうちの一人で、昨年までは全く聞いたこともありませんでした。 レジンとは英語でRESIN、樹脂を意味します。 近年、ハンドメイドアクセサリーでもレジンを使用されるようになりました。 ご存じの方も多いのではないでしょうか。 レジンテーブルとはそんな樹脂と木材を組み合わせたテーブルのことです。 ハンドメイドなどで用いる樹脂は柔らかいものも多いのですが、私たちが使用する樹脂は強度に優れ、耐久性も高いです。 熱や光での変形も少なく、表面に特殊なコーティングを施すことにより、飲料などをこぼしてもサッと拭きとれますし、キズも付きにくいです。 こちらはケヤキとブルーのレジンを合わせたテーブルです。 一見するとガラスと木材が合わさったような不思議なテーブルですが、もちろん一般的なテーブルと同じように使用することが出来ます。 表面もつるっとしていて段差などもありませんし、コーティング処理を行いますので触った時の質感も均一です。 写真のように波のようなテクスチャを表したり、レジン色に関しては複数色を混ぜ合わせることも出来ます。 また、レジンの中にはドライフラワーやメダル、プレートなどの固形物を入れることも出来ますよ! どのようなテーブルも自由自在にデザインすることが出来ます。 一点物の家具は、それがあるだけで空間に華を添えてくれますよ。 住宅は勿論、商業店舗にはぴったりのテーブルです。
-
オープンニングイベントはやらない方がいい?意外な落とし穴とは【店舗の開業なら塊】
オープニングイベントとは こんにちは。 株式会社塊です。 弊社は8月または9月に新事業である「レジンテーブルの家具製作・販売」のローンチを控えております。 ローンチとは英語で発射の意味があり、新しいサービスや商品を開始することを言います。 このローンチの際に「オープニングイベント」を行う予定ですので、ぜひ皆さまいらしてください! アーティストを呼んで、軽食も用意する予定です。 さて、「オープニングイベント」ですが、一般的には施設や店舗の開業時に行われるイベントのことを指します。 新規オープンを効果的に演出し、より多くの人に開業を周知させることを目的としています。 また、潜在的顧客を獲得するのにもいい機会となります。 店舗開業の際はぜひオープニングイベントの開催を企画してみて下さい。 イベント告知の方法としては、チラシやポスター掲示、口コミがメインになってきます。 開業前なので、DMやSNSにおいては顧客リストやフォロワーの数も少なく、あまり効果が得られないでしょう。 落ち着いてから振り返ってみると、オープニングイベント期間は普段よりも来客数が3倍ほど多かったというお店も。 オープニングイベントを開業時の起爆剤にして、オープン時からエンジン全開で始めるのがおすすめです。 しかし、一方で、オープニングイベントにはデメリットもあります。 オープニングイベントの落とし穴 集客をブーストできるオープニングイベントですが、最近ではそれと対極の「サイレントオープン」つまり告知をせずにひっそりとオープンするお店も増えています。 なぜなら、オープニングイベントには落とし穴があるのです。 (1)質の高い客が集まらない オープニングイベントにはワンドリンクサービスなどの特典や割引をつけるのが定番です。 しかし、このような割引や特典につられて来店するお客さんの質はあまり期待できません。 遠くから来店する、普段の食事の価格帯ではないけど来店する、といった客も多く、 そのような客がリピーターになる確率は極めて低いです。 (2)お店の評判が悪くなる オープニングイベントは集客ブーストになると言いましたが、文字通り期間中は来店客数が増えます。 オープンしたてで慣れないオペレーションの中、キャパシティを超えたお客さんをさばかなければならないので、どうしてもサービスの質は落ちます。 提供時間の遅れ、来店時退店時の挨拶忘れ、呼んでも来ない、注文を忘れるなどのヒューマンエラーの多発などが起こり得ると考えられます。 品切れの商品も出てくるでしょう。提供料理が提供時には冷めていたり、写真と異なるクオリティになってしまったりも考えられます。 このようなことが起こると、どうしてもそのお店の印象は悪くなってしまいます。 最悪リピート潜在顧客だった人が、リピートを諦めてしまうかもしれません。 SNSの口コミ評価を悪く書く人も勿論出てくるでしょう。 (3)従業員の不満が出る キャパシティを超えた客数をさばくのは入ったばかりの新人スタッフです。 右も左も分からない中、時給も変わらないのに忙しく働かされるのは彼らです。 不満が出てくるのも仕方ないでしょう。 イベント時は時給を上げたり、特別手当を支給したり、 賄いなどをふるまう、物品支給を行うなど対策を今から考えておきましょう。 (4)利益が少なくなる 「お会計から10%オフサービス」「デザートサービス」「ワンドリンクサービス」「次回来店時に使える20%オフ券進呈」…… これを目的に来店するお客さんが多いので、オープニングイベント時にこのような割引や商品提供サービスは必須です。 しかし一方で、このようなサービスは利益の減少に直結してします。 お客さんが増えることによってカバーできればいいですが、割引率の方が大きいと悲惨なことになってしまいます。 まとめ オープニングイベントは集客や周知にはもってこいのイベントです。 しかし一方で、今回紹介したような落とし穴もあるのが事実です。 やるか否かをしっかりと見極めて、自分のお店に合うオープンの仕方を考えてみて下さいね。
-
飲食店はオープン3ヶ月目が勝負!【店舗の開業なら塊】
飲食店の特性 こんにちは。 株式会社塊です。 みなさんは開業したいと初めて考えたとき、何をやりたいと思いましたか? そもそもなぜ開業したいと思ったのでしょうか。 お金が欲しい?自由な時間が欲しい?やりたいことがある?地位や名声が欲しい? 今まで伺った中で一番多いのはやはり「今より多いお金を稼げるから」というものです。 また、ビジネスの案が浮かんだから、知人にそのビジネスで成功している人が居るからという意見も多いです。 こちらも「稼ぐ」ということに帰結するので、結局はやはり「お金」を稼ぐための一つの手段として開業を考える方が多いです。 今の仕事よりも可能性がありそうな「開業」ですが、なるべくならお金も労力もかけたくないのは当たり前です。 そのような事情もあり、開業したい業種の一番目には飲食店が上がる人が多いです。 理由は、最も身近でやりやすそうだから。 また、特別な資格や技術も必要なく、狭いスペースでも問題ないため初期費用を抑えることもでき、参入がとてもしやすいからです。 しかしこのように参入障壁が低いと、必然的にライバルが多くなります。 そういった背景に加えて、コロナ禍や物価高騰など社会情勢の影響を受けやすくもあるため、 飲食店の1年目廃業率は30%、3年目にはなんと70%のお店が閉店すると言われています。 開業するのは他業種と比べて比較的簡単ですが、継続が難しい飲食店業界。 休日の少なさや長時間労働の常態化など、体力的にキツイ面もあります。 しかし、やっていて楽しい!と感じる業種の一つに飲食店があがるのも事実です。 自分の提供したいモノやサービスを好きなように提供することができ、マーケティングの効果もすぐに出やすく分かりやすいです。 例えば、建設業など他業種で広告を打ったとしても、認知され問い合わせがきて、仕事が決まるまでには膨大な時間がかかりますが、飲食店はすぐにお客さんの数という形で返ってきます。 また、お客さんの「ありがとう!」が直接聞こえる仕事でもあります。 このようにやりがいを感じることのできる職種であることも確かです。 開業3か月目が勝敗の分かれ道 弊社は店舗の開業の支援を行っております。 その中でもやはり飲食店の開業支援をさせていただくことが多いです。 そういった皆様の話を聞いていて分かったのが「開業3か月目が勝負」ということです。 なぜ3ヶ月目なのでしょうか? 先ほど、飲食店は1年で閉店してしまう店舗が3割だという話をしました。 つまり、1年継続するだけでも大変ということです。 開業当初、つまり1-2か月間はよっぽど問題ないでしょう。 オープニングイベントやキャンペーンを打つことによって、お店の本来の力以上の集客が可能だからです。 お店本来の集客力が分かるのがおおよそ3ヶ月目くらいになります。今後の1年を占うのが3ヶ月目ということです。 開業3ヶ月目にもなると、来客も落ち着き、本来のお店の集客力が見えてきます。 顧客層なども見えてくるでしょう。 この時点で、赤字になるようなお店も出てくると思います。 開業3ヶ月目でとるべき行動をきちんと行い、今後の経営方針を定めることが大事です。 ①来客数、ピーク時間帯、顧客層の把握 1日に何人のお客さんが来店して、ピークの時間帯は昼帯・夜帯どちらなのか、その中でも何時頃なのかをきちんと把握しましょう。 男性が多いのか女性が多いのか、年齢層や服装などもしっかりと観察します(じろじろ見たりはしないようにしましょう) 想定顧客層と実際の顧客層のズレはよくあることです。 まずは実状を把握することが大事です。 ②よく出るメニューの把握 目玉商品、メイン商品を設定してお店を開業するのが普通ですが、人気メニューと目玉商品は異なる場合もあります。 例えば、ある蕎麦屋さんでは蕎麦よりも蕎麦出汁を使ったカレーが人気で、そちらの方がよく出るんだとか。 目玉商品やメイン商品に人気がない場合、その理由も分析できるといいでしょう。 ③仕入れ量・仕込み量の調整 オープン時と同じ仕入れ量では食材が余ってしまい、廃棄の量が増えてしまいます。 ①の来客数のデータや②の人気メニューのデータなどを基に、仕入れ量や仕込み量を調整していきましょう。 廃棄は勿体ないというだけでなく、廃棄するのにもお金がかかりそのままマイナス利益なので、出来るだけ廃棄を出さないような工夫が必要です。 ④マニュアルの作成をする 3ヶ月目にもなると業務の流れが見えてくるはずです。 その行動に無駄がないか見直しましょう。常に効率化は意識するべきです。 例えば、在庫チェックの時間をわざわざ設けるくらいなら、使用したときに都度記入すれば在庫チェックの時間は必要なくなるかもしれません。 このように日々のルーティンを見直し、業務のマニュアル作成を行いましょう。 マニュアルがあると、新しく入ってきたスタッフに対しての教育もスムーズです。 ➄帳簿・経理の管理 忙しいと疎かになりがちなのがこの「経理」です。 しかし、どれだけお客さんがきても、お店の評判が良くても、利益がとれていなければ意味がありません。 経理をしっかりと管理することは直接利益に繋がります。 ここを疎かにしたり、どんぶり勘定にしてしまうお店が多いので飲食店は潰れやすいのです。 いまは経理管理ソフトなどもありますので、少しくらいお金をかけてでも、しっかりとお金の流れを把握して利益計算できるといいです。 まとめ いかがでしたか。 飲食店における開業3か月目は、今後を占う指標でもあります。 しっかりと今の体制を見極めて、そこから軌道修正を行ってくださいね。
-
厨房の中は灼熱!熱中症対策を【店舗の開業なら塊】
猛暑日が続く日本 こんにちは。 株式会社塊です。 今週も月曜日から35度以上の猛暑日が続いています。 ここ数日は、涼しいイメージのある北海道でも40度近くの高温になっているんだとか。 最高気温が25℃以上の日を夏日、最高気温が30℃以上の日を真夏日、最高気温が35℃以上の日を猛暑日といいますが、 名古屋の今日(2025年7月25日)までの夏日は29日、真夏日は26日、猛暑日は13日となっています。 5-7月でこの記録となっているので、ほとんど毎日が夏日以上ということですね。 この猛暑における一番の不安事項はずばり「熱中症」です。 熱中症とは高温多湿な環境下で、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもって体温が上昇することで起こる様々な症状の総称のことを言います。 頭痛や筋肉痛、めまい、吐き気などが代表的な症状で、酷いと痙攣や意識障害などの症状がでます。 最悪死に至る可能性があり、そうでなくても脳に障害が残る可能性があるので十分気を付けなければなりません。 そして、熱中症が起こるのは炎天下だけではありません。 室内でも、夜であっても罹患する可能性があるので十分に気を付けなければなりません。 特に飲食店の厨房は、外よりも温度や湿度が高くなることも。 どのような対策をすればいいのでしょうか。 厨房内での熱中症対策 (1)厨房内にエアコンをつける 特に小さな店舗に多いのがエアコンなしの厨房。 客席のあるホールに設置しているから、厨房にはつけなくても大丈夫だろうと考え、つけない方が多いようです。 しかし、たとえ狭い店舗であったとしても、厨房内までしっかりと冷やされることはまずありません。 厨房内独自のエアコンを設置することが望ましいです。 厨房内という限られたスペースなので、エアコン容量がそこまで大きくなくても対応出来ることもあります。その場合は大分費用を抑えることも出来ますので、ぜひ検討してみて下さい。 (2)2-30分に一度の給水を行う 営業前~営業終了までの間、しっかりと水分補給をするようにしましょう。 一度に大量に摂取するのではなく、2-30分に一度、コップ一杯の水程度の量をこまめにとるようにしてください。 水ではなくスポーツドリンクでも問題はありませんが、糖分の摂りすぎになる可能性があるので、水やお茶が望ましいです。 かなりの発汗が認められるならスポーツドリンクではなく、経口補水液を摂るようにしてください。 (3)しっかりとランチ休憩をとる ランチ時はかき入れ時なので、時間をずらすしかありませんが、しっかりとランチ休憩をとってください。 食事をすることで、塩分やエネルギーの補給ができます。水分だけというのは避けましょう。 また、身体を休めることで熱中症にかかりにくくなります。 通し営業の場合でも、暇を見つけて休憩するようにしてください。 スタッフが複数人いる場合は、交代で休憩をさせるようにしましょう。 (4)ユニフォームに工夫をする 厨房内ではエプロンや調理用白衣、コックコートなどを身につけるお店が多いですが、中に着用する肌着及び洋服に工夫をしてください。 袖や首が詰まっていない、通気性が良く、吸湿・速乾の衣服がおすすめです。 涼感インナーは各社が販売していますが、あくまでも”涼感”を高めるインナー。通気性にはあまり優れていないため、高温多湿下では逆に熱がこもってしまうことも。 綿や麻などの素材でできた肌着や洋服を着用するようにしましょう。 (5)体調チェックシートを用意する 営業開始前に従業員に対して体調チェックを行うといいです。 体調チェックシートを用意して(「体調チェックシート テンプレート」などで検索するとテンプレートがダウンロードできます)始業前に各々に記入を促します。 体調の悪い人は無理に働かせないようにしてください。 営業中でも体調が悪くなればすぐに報告できるような、風通しのいい環境を整えることも大事です。 熱中症だけでなく、食中毒の発生の予防にも繋がりますので、普段から行うといいでしょう。 まとめ 先日発表された三か月予報によると、8月、9月、10月も例年より高温になるそうです。 しっかりと対策を行い、無理はせずに営業を行ってください。
-
キッチンカーの始め方【店舗の開業なら塊】
キッチンカーVS実店舗 こんにちは。 株式会社塊です。 近年注目を浴びている飲食店の業態の一つに「キッチンカー」があります。 営業場所や時間を定めることなく、日本全国どこでも行くことができ、好きな時間に営業することが出来ます。 また、開業資金も安く抑えることが出来るので、今人気の開業形態になっています。 しかし、実店舗に比べて認知をしてもらうのが難しかったり、集客が難しいというデメリットもあります。 どちらが初心者の飲食店開業に向いた形態なのか、詳しく見てみましょう。 キッチンカー実店舗開業費用安い比較的高い営業時間自由固定開業場所自由固定経費安い比較的高い提供物自由度が低い自由度が高い開業までの期間短い長い それぞれ長所・短所がありますね。 キッチンカーは開業費用が安く、開業までの期間も短く、 営業場所や営業時間が自由で、運営にかかる経費を抑えることもできます。 しかし一方で、仕込み場所や販売場所の狭さから提供物が限られる、衛生管理が難しいといったデメリットがあります。 また、夏場は車内の温度が極端に上がるため営業が大変です。雨や雪、極端な寒さや暑さのもとでは集客が難しいなどの天候に左右されることも多く、 また、県を跨いで営業する場合、各地で営業許可証を得なければならないので手間がかかります。 販売を許可されている場所にも限りがあり、その場所はしばしば争奪戦になることも。 簡単に始められる分、ライバルが多くなりがちなのも忘れてはいけません。 ただ、費用や期間のメリットは勿論、開業してからも試行錯誤が出来たり、経費を抑えることができたりなど、開業リスクが低いのは事実です。 どのようにキッチンカーを開業したらいいのか流れをみてみましょう。 How To スタート キッチンカー キッチンカー開業までの流れを見てみましょう。 ①事業計画書の作成 これはどの開業形態でも共通して行うことですね。 コンセプトや提供物・サービス、かかる費用、売上予測などを立てましょう。 この計画書を基に必要ならば融資を受ける準備をしてください。 ②キッチンカーを探す いまは、中古のキッチンカーも多く販売されておりこちらを使用するのも手です。 また、リースなどを行っている会社もあるのでそちらも検討してみるといいでしょう。 新品のキッチンカーを購入すると300万円-600万円が相場になります。 そこに厨房機器などの内装設備工事費、外装の装飾費などがかかることになります ですが、実店舗の内装工事費用を考えたら大分安く抑えることができます。 ②出店場所の確保 自由に移動して販売できるとは言え、拠点を決めるのも大事です。 拠点を一つ定め、時にはイベントやお祭りに出店するというスタイルが一番オーソドックスで無駄がなく、おすすめです。 特に拠点地にはビジネス街がおすすめです。 拠点を決めたら土地の所有者に交渉してみましょう。 キッチンカー車内は狭いので、必要に応じて仕込み場所の確保も行ってください。 ③営業許可証の取得 提供内容や資金、キッチンカーがそろい、拠点も決まったら営業許可証を取得します。 拠点となる地域の管轄保健所に申請して取得します。 地方自治体ページに案内がありますのでそちらを確認してみましょう。 各自治体によって販売可能地域があり、仕込み場所の基準なども設定されているのでしっかりと確認してください。 ④開業 営業許可証を取得したら、いざ開業です! キッチンカーは実店舗よりも集客・マーケティングが大変な傾向にあるので、ここからが本番です。 広告やSNSアカウントの開設、HPの開設やグルメサイトの掲載などを行っていきましょう。 ファンがつくと、SNSで出店日と出店場所を勝手に探して来場してくれるので、こうなってしまえば楽です。 まとめ いかがでしたか。 開業の流れを見ても、実店舗よりも大分工程が少ないことがお分かりだと思います。 デメリットも多々ありますが、何より魅力的な開業のしやすさ。 キッチンカーという選択肢を考えてみるのはいかがでしょうか。