2024.07.18
自分で図面を作成してもいい?【店舗の開業なら塊】
そもそも「図面」とは?
こんにちは。
株式会社塊です。
今日は店舗の施工に欠かせない「図面」の話です。
「図面」と一口に言ってもさまざまで、大きく分けて3つに分かれます。
①意匠図
意匠図の中には平面図や立面図、断面図、展開図などがあります。
建物の見た目やデザインに関するものがこの意匠図にあたります。
3Dで示された立面図は、かなり完成形に近い図面なので、
これを見れば完成したお店の想像が容易にできます。
②構造図
構造図の中には床梁伏図、軸組図が含まれます。
構造を形成する柱や壁、床などの部材についての配置や施工手順が示された図面です。
内装というよりは、建物そのもののつくりに関わる図面です。
③設備図
設備図には電気設備図、空調換気設備図などがあります。
建物の設備系統の施工指示図面になります。
どのような場所にどの数量、どのような設備を設置するのかが書かれています。
図面は細分化していくとその種類はなんと数十にも及ぶのです!
例えば、先日弊社が施工した名古屋市内の居酒屋新設図面は46枚ありました。
もちろん規模や設備、業種などによって異なりますが、
大体~50枚くらいは図面が必要になってきます。
そこまで細かく図面で定めなければ1つのお店は作れないのです。
これを自分で行うというのは無理がありますよね。
しっかりと建築基準を満たすためにも、専門の先生に依頼しましょう。
意匠図は自分で書いてもいい?
特に構造図や設備図は、図面を書くのに専門的な知識を要します。
施工に必要な図面の情報を間違えて書いてしまうと、
施工不良が起こる場合があります。最悪の場合事故に繋がりかねません。
しかし、意匠図に関してはこの限りではありません。
意匠図の中でも例えば、建物の断面図や立面図、展開図になるととても書くのが難しいですし、
専用のソフトなどが必要になってきます。
配置図も建物の高低差や方位、道路との関係を記さなければいけないため難易度が高いです。
しかし、簡易的な平面図ならば作成が可能です。
「JWW CAD」という図面作成の無料アプリがあります。
これは誰でも無料で使用することができ、簡単に平面図を書くことが出来ます。
例えば先日このような意匠図を書いてみました。
なにがなんだか分からない気もしますが…笑
これは新しい事業の作業スペースや販売スペースを簡単に示したものになります。
おおよそこの位置に作業スペースを置いて、
販売物・展示物をこのあたりに設置しよう、商談スペースは2セットをここに
など大体の間取りを想像することは可能ですよね。
冷蔵庫やクーラー、照明の位置まで考えると、かなり
具体的に店内予想図が見えてくるのではないでしょうか。
このように意匠図というのは素人の私たちでも描くことができます。
これは施工をする人や図面を描く人にもぜひ共有しておきましょう。
共有することによって、自分の持つお店の理想図をより分かりやすい形で伝えることが出来ます。
なかなか言葉で間取りや完成イメージを伝えるのは難しいですが、
このように図面に表すことによって、高いレベルでイメージをすり合わせることが出来ます。
なんと言っても完成図を具体的に想像することが出来るので、気持ちが高まりますよね!
時間が許すなら、ぜひチャレンジしてみて下さいね。