2024.04.29
調理師免許の取得がしたい!【店舗の開業なら塊】
飲食店開業に調理師免許は必要?
こんにちは。
株式会社塊です。
飲食店をオープンして自分で調理をするとなった時、
調理師免許が必要ではないのかな…
と考えたことがある方もいらっしゃるでしょう。
結論から言うと、飲食店開業をして調理を行う場合であっても、調理師免許の取得は必要ありません。
飲食店開業の際に必要な資格・免許は2つ。
食品衛生責任者資格と防火管理者資格になります。
しかし、こちらは講習を受けるだけで取得できる肩書ですので
あまり問題視することは無いでしょう。
確かに調理師免許は開業には必須ではありません。
しかし、取得していると良い点もあります。
見ていきましょう。
調理師免許の取得によるメリット
●安心感や期待感を与えることが出来る
まず何と言っても、調理師免許取得者が調理をしているとなれば安心です。
衛生管理の徹底にも期待が出来ますし、提供飲食の美味しさへの期待感も高まります。
その期待感から集客に繋がることもあるでしょう。
●融資をうけやすくなるかもしれない
融資を受けるためには、事業計画書の作成が必至です。
その事業計画書には開業者の経歴や資格を書く欄があり、
調理師免許も勿論記載することが出来ます。
これは銀行や国庫金融などの貸す側にとっては、注視すべき大きな点になります。
調理師免許が融資がおりるか否かの大きな決め手になることはありませんが、
説得力や熱意などを伝える点において、有利になることは間違いないです。
●食品衛生責任者になることができる
食品衛生責任者とは、飲食店開業時に必ず設置しなければならない資格です。
こちらは講習の受講によってその資格を得ることが出来るのですが、
調理師免許を保持していればその講習を受講する必要なく、資格を得ることが出来ます。
調理師免許取得の方法
調理師免許を取得するためには2つの方法があります。
①厚生労働大臣指定の調理師養成施設を卒業する
卒業後には自動的に調理免許申請の資格が与えられます。
申請後資格を得ることが出来ます。
②調理師試験に合格する
調理師試験を受けるには、実務経験を2年以上積まなければならないといった条件があります。
勤務店舗の条件はありません。
複数店舗での勤務であっても合算が可能です。
しかし、各店舗に置いて実務経験証明書を取得しなければなりません。
試験内容は
公衆衛生学、食品学、栄養学、食品衛生学、調理理論、食文化概論
から出題され、全60問のマークシート方式です。
6割以上の得点で合格になりますが、
1科目でも得点が平均点を著しく下回る場合は不合格になってしまいます。
実技試験は設けていません。
この調理師試験に合格すると、調理師免許申請の資格が与えられます。
そして申請後、資格を得ることが出来ます。
まとめ
調理師試験の合格率は県によって大きく異なります。
ワースト1位の長崎県では49.0%、ベスト1位の山口県では74.7%となっています。
かなり差があるので、難しい試験なのかどうかということは一概に言えませんが、
受験資格を得るために条件がついているので、
少しハードルの高い試験と言えるでしょう。
しかし、飲食店開業を目指す/行っている皆さんならば、
飲食に関しての必要な知識を得ることが出来るので、ぜひ取得してほしい資格になります。
なにより調理師免許の取得は自信に繋がります。
目指してみてはいかがでしょうか。