2024.04.22
飲食店の内装制限【店舗の開業なら塊】
「内装制限」とは?
こんにちは。
株式会社塊です。
突然ですが、「内装制限」という言葉を聞いたことがありますか?
その名の通りですが、店舗における内装施工の制限のことです。
お店をつくる際には、実は制限が色々とあるのをご存じでしょうか。
ただ好きなものを詰め込み、適当に造ればいいという訳ではないのです。
業種によって異なりますが、
例えば飲食店では「建築基準法」と「消防法」によって内装が制限されています。
これが、弊社が業者への施工依頼をおすすめする理由でもあります。
もちろん自分や家族、友人などの手によってお店を完成させれば思い出になるし、
内装工事の費用もグッと安く済ませることが出来ます。
しかし、特に火などを扱う飲食店は内装の制限を遵守しなければなりません。
知らなかったでは済まされず法律違反に当たりますし、何より危険です。
内装工事会社に施工を依頼すれば、内装制限を遵守してくれるのは勿論、
面倒な消防署への書類の手続きなども行ってくれる会社が多いのです。
そのため、店舗施工はプロにお任せするのがおすすめなのです。
飲食店における内装制限
●建築基準法
建築基準法における「内装制限」とは、
壁や天井に使用する材料を、燃えにくい素材にしなければならないという制限です。
具体的にどのようなものなのかというと、
不燃材料、準不燃材料、難燃材料と呼ばれる仕上げ材のことを指します。
これらの壁や天井への使用が建築基準法の規定で義務付けられています。
これは、火災時に延焼を防止するために定められているので、
きちんと順守しましょう。
これ以外にも、地方自治体ごとに規定に違いがあったり、
独自の規定が存在したりするので、併せて確認しておきましょう。
●消防法
消防法における「内装制限」とは、
火災を防止するための設備の設置を行い、
火災防止用の建材の使用をしなければならないという制限です。
具体的には消火設備や警報設備、避難設備の設置のことを指しています。
消火設備とは、火災が起こった際に水や消火剤を使用して消火に努める機具・設備のことです。
消火器やスプリンクラーなどのことですね。
警報設備とは、火災を感知した際に警報を発する報知・警報設備のことです。
火災報知器などのことを指します。
避難設備とは、火災が起きた際に避難のために使われる機械器具や設備のことです。
避難設備は大きく分けて避難器具と誘導灯・標識の2つがあります。
避難器具は避難ロープ、避難はしごなどを指し、
誘導灯・標識は、非常口の位置や避難の方向をわかりやすくするための器具です。
建築基準法では、床面からの高さが1.2M以上の天井や壁が「内装制限」の対象となります。
しかし、消防法においては、床面からの高さが1.2M以下であっても対象になります。
つまり、結局は内装全てが防火のための規定を順守しなければならないということです。
他にも、カーテンなどの家具も基準以上の防火性能を備えていなければなりません。
DIYで内装を行う際にはこのような規定を調べて、注意して施工してくださいね。
やはりおススメは、工事会社に頼ることです。
弊社塊でももちろん、こういったことに注意しながら毎日施工をおこなっております!