2024.03.24
本当に怖い偏見の話【店舗の開業なら塊】
自分の中の「偏見」に気付いていますか?
こんにちは。
株式会社塊です。
「偏見」これがない人は存在しないと思っています。
なぜならこのような考え方すらも「偏見」だからです。
あなたが自分は偏見など抱いたことがない、と思っているとしたら、
その考えこそがまさに「偏見」かもしれません。
固定観念と偏見の違いは少し難しいのですが、偏見とはもう少し否定的な意味を強く持った言葉になります。
最近、皆さんはニュースなどの時事情報をどちらから得ていますか?
一昔前のラジオや新聞が廃れたのは勿論、テレビを見る人も少なくなった今日、ニュースなどの情報をX(旧Twitter)やTikTok、FacebookなどのSNSから得ているという人も少なくないでしょう。
確かに、SNSはその時その情報の生の声が聞けたり、伝達速度が速い、考え方をシェア出来るという利点があります。
しかし、このSNSに流れている情報はすべて誰か一人の意見「偏見」に基づいて構成されているということを忘れてはなりません。
例えば、今年1月1日に起きた能登半島の地震。
名古屋もそれなりに揺れてびっくりしましたよね。
しかし当初は、SNSを見ても「結構揺れたね」「緊急地震速報怖かった」「津波の危険はもうないらしい」などの投稿が多く散見されたため、私もまさかここまでの被害を生んだとは思っていませんでした。
数週間経ちようやく倒壊した家屋や火事の状況、死亡者数が明るみになるにつれて、ようやくこの地震の大きさ、悲惨さを理解したものです。
よく考えれば当たり前で、大変な人はその時SNSに書き込めるような状況にないでしょう。
しかし、現地近くの何人かの「無事」の報告を拡大解釈してしまい、そこまでの地震ではなかったのではないか、と「偏見」を持っていたのです。
SNS、ひいてはテレビなどのメディアの情報が「正」であるとは限りません。
これだけ情報に溢れた世の中ですが、そのどれもが人間が発信している、ということを忘れてはなりません。
人間が発信している以上、どれだけ中立でいようとしても、
その情報や写真はその人の視点から見た世界が描かれているものになるのです。
店舗施工に関する偏見?
先日、お客様からこんな話をされました。
「カフェを開業したいと思っています。”カフェ 開業”で検索してみました。
300万円で開業可能なようです。300万円あればいいですか?」
また、こんな方もいました。
「友人が結構大きなキャパのあるダイニングバーをやっている。
50万円で内装をやったらしい。
もう少し小さい規模で考えているから30万円で出来ますか?」
カフェを300万円で開業した人もいるでしょう。内装を50万円でやった人もいるでしょう。
確かにそれらの人は本当に存在するのかもしれませんが、これを絶対的なものだとは思わないで欲しいのです。
店舗の規模、居抜きかスケルトンか、内装の工事内容、内装の装飾内容、外装工事などによって、金額は全く異なります。
例えば、このような状態から飲食店店舗を作ります。
ここから解体して、内外装工事をして、装飾をして…となると800万円前後はどうしてもかかってきます。
おそらく50万円で内装をしたというご友人の方は、居抜き物件で全く設備を触る必要がないようなところに塗装などの装飾のみ施したのでしょう。
インターネットの情報、ご友人の情報などには生の声も多分に含まれており、参考になるとは思いますが、
それが「正」であり「絶対」であると思い込んで偏見を作り出してしまうと、なかなか他の柔軟な意見を取り入れることが出来なくなります。
店舗開業を考えたら、まず施工店、工務店に相談しましょう!
きっと見積を出してくれるはずです。(物件が決まっている場合)
それが一番正解に近い、実際にかかってくる金額になると思います。
自分の考えが思い込みなのではないか、偏っているのではないか…
こういった疑いを持つ、メディアリテラシーを養うというのは、
何も店舗施工に関することだけでなく、この情報社会で生きる上で必要なことなのかもしれませんね。