2025.07.25

厨房の中は灼熱!熱中症対策を【店舗の開業なら塊】

猛暑日が続く日本

こんにちは。

株式会社塊です。

 

今週も月曜日から35度以上の猛暑日が続いています。

ここ数日は、涼しいイメージのある北海道でも40度近くの高温になっているんだとか。

最高気温が25℃以上の日を夏日、最高気温が30℃以上の日を真夏日、最高気温が35℃以上の日を猛暑日といいますが、

名古屋の今日(2025年7月25日)までの夏日は29日、真夏日は26日、猛暑日は13日となっています。

5-7月でこの記録となっているので、ほとんど毎日が夏日以上ということですね。

 

この猛暑における一番の不安事項はずばり「熱中症」です。

熱中症とは高温多湿な環境下で、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもって体温が上昇することで起こる様々な症状の総称のことを言います。

頭痛や筋肉痛、めまい、吐き気などが代表的な症状で、酷いと痙攣や意識障害などの症状がでます。

最悪死に至る可能性があり、そうでなくても脳に障害が残る可能性があるので十分気を付けなければなりません。

そして、熱中症が起こるのは炎天下だけではありません。

室内でも、夜であっても罹患する可能性があるので十分に気を付けなければなりません。

特に飲食店の厨房は、外よりも温度や湿度が高くなることも。

どのような対策をすればいいのでしょうか。

 

厨房内での熱中症対策

(1)厨房内にエアコンをつける

特に小さな店舗に多いのがエアコンなしの厨房。

客席のあるホールに設置しているから、厨房にはつけなくても大丈夫だろうと考え、つけない方が多いようです。

しかし、たとえ狭い店舗であったとしても、厨房内までしっかりと冷やされることはまずありません。

厨房内独自のエアコンを設置することが望ましいです。

厨房内という限られたスペースなので、エアコン容量がそこまで大きくなくても対応出来ることもあります。その場合は大分費用を抑えることも出来ますので、ぜひ検討してみて下さい。

 

(2)2-30分に一度の給水を行う

営業前~営業終了までの間、しっかりと水分補給をするようにしましょう。

一度に大量に摂取するのではなく、2-30分に一度、コップ一杯の水程度の量をこまめにとるようにしてください。

水ではなくスポーツドリンクでも問題はありませんが、糖分の摂りすぎになる可能性があるので、水やお茶が望ましいです。

かなりの発汗が認められるならスポーツドリンクではなく、経口補水液を摂るようにしてください。

 

(3)しっかりとランチ休憩をとる

ランチ時はかき入れ時なので、時間をずらすしかありませんが、しっかりとランチ休憩をとってください。

食事をすることで、塩分やエネルギーの補給ができます。水分だけというのは避けましょう。

また、身体を休めることで熱中症にかかりにくくなります。

通し営業の場合でも、暇を見つけて休憩するようにしてください。

スタッフが複数人いる場合は、交代で休憩をさせるようにしましょう。

 

(4)ユニフォームに工夫をする

厨房内ではエプロンや調理用白衣、コックコートなどを身につけるお店が多いですが、中に着用する肌着及び洋服に工夫をしてください。

袖や首が詰まっていない、通気性が良く、吸湿・速乾の衣服がおすすめです。

涼感インナーは各社が販売していますが、あくまでも”涼感”を高めるインナー。通気性にはあまり優れていないため、高温多湿下では逆に熱がこもってしまうことも。

綿や麻などの素材でできた肌着や洋服を着用するようにしましょう。

 

(5)体調チェックシートを用意する

営業開始前に従業員に対して体調チェックを行うといいです。

体調チェックシートを用意して(「体調チェックシート テンプレート」などで検索するとテンプレートがダウンロードできます)始業前に各々に記入を促します。

体調の悪い人は無理に働かせないようにしてください。

営業中でも体調が悪くなればすぐに報告できるような、風通しのいい環境を整えることも大事です。

熱中症だけでなく、食中毒の発生の予防にも繋がりますので、普段から行うといいでしょう。

 

まとめ

先日発表された三か月予報によると、8月、9月、10月も例年より高温になるそうです。

しっかりと対策を行い、無理はせずに営業を行ってください。

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