2025.05.15
いまさら聞けないカタカナビジネス語【店舗の開業なら塊】

日本語における「カタカナ」
こんにちは。
株式会社塊です。
世の中にはたくさんカタカナの言葉が溢れています。
カタカナの歴史は古く、登場したのは9世紀の平安時代の頃です。
「安→ア」「以→イ」「宇→ウ」といったように、万葉仮名という漢字の一部分を省略してつくられました。
当時は主に漢文や経典を読み方を示すものとして使われていたようです。
カタカナによって表記される日本語は大きく分けて3種類あり、
外国の言葉が元になった外来語と、音や現象などを表す擬声語や擬態語、日本独自の言葉をカタカナで表した和製英語があります。
外来語はコーヒーやコップ、オーダーやキャンセル、プレゼンテーション、リニューアルなど英語を始めとする外国語をそのままカタカナで表記したものです。
擬声語や擬態語は、ザアザア、ピカピカ、ワンワン、サクサクなど音声や状態をカタカナで表記します。これらはひらがなで表される場合もあります。
和製英語は、ホッチキスやハサミ、ペットボトル、コンセントやマンションなど、一見すると英語のように聞こえるが実際は日本独自の言葉であるようなものを指します。
上記に挙げたようなカタカナ語は、普段から日常的に使うのでさして難しいことはありませんが、カタカナの言葉には複雑で難しいものも沢山存在します。
ビジネスの場においては、沢山のビジネスカタカナ語が良く用いられます。
特に、コンサルタント業務を担っている人は良く使う印象があります。
ビジネスカタカナ語は、日本語への置き換えが難しい場合も多く、ある程度は知っておかなければなりません。
いまさら聞きにくいビジネスの場面で頻出するカタカナ語を、今日は紹介したいと思います。
覚えて損なし!店舗経営に役立つカタカナビジネス語30
アジェンダ
計画表や工程表のこと。
アポ
アポイントメントの略称。商談などの約束のこと。
インバウンド
アウトバウンド⇔インバウンド
入ってくる、内向きのという意味。海外旅行客が日本にもたらすもののことを指すことが殆どです。
エビデンス
ある情報を裏付ける根拠や証拠のこと。
クロージング
営業時の締めくくりのこと。契約をまとめることを指します。
コミット
約束を守ること。「結果にコミットする」でおなじみです。
コンセンサス
同意のこと。複数の会社やチーム間における意見の一致のことを指します。
コンプライアンス
コンプラとも。企業が法令や規則を守ること。企業倫理を守ること。
シナジー
相乗効果のこと。何かと何かを掛け合わせたときに生まれる効果。
スキーム
具体的な計画や枠組みを持った目標のこと。事業計画など。
10個ご紹介しました。まだまだあります。
セグメント
区分という意味。ある集団を特定の条件ごとに区別し、グループ化したときにそれぞれのグループのことを指す。
ナレッジ
英語では知識という意味があります。ビジネスでは、企業などの付加価値の高い情報のことを指します。
デフォルト
英語の意味とは異なり、標準や初期設定のことを指します。
ニーズ
相手の欲求や願望のことを指します。
ニッチ
小規模な市場や、目を付けている人が少ないモノや分野のことを指します。
バジェット
予算のこと。
B to B/B to Cなど
BはBusiness(企業)を指し、CはConsumer(消費者)を指します。B to Bは企業間同士の取引を言い、B to Cは企業と消費者との取引を言います。
プライオリティ
優先順位のこと。プライオリティが高いタスクとは優先順位の高い仕事のこと。
フェーズ
段階。プロジェクトや計画の位置づけのことを指します。
ペイ
支払い。ビジネスにおいては採算が取れるという意味で使われます。
20個まできました!あと一息!
ベネフィット
利益のこと。実際に感じられる価値や恩恵のことを指します。
ペルソナ
商品やサービスを実際に利用する架空の人物のこと。性別や年齢だけでなく、行動パターンや趣味・好みまで詳しく設定したもの。
ポジショニング
競合他社(他店)と比較したとき、自分の商品やサービスがどの位置に来るのかといったもの。
マイノリティ⇔マジョリティ
少数派⇔多数派
マスト
絶対に必要なもの。
マージン
利益や手数料のこと。中間手数料の意味でよく使われます。
リスクヘッジ
起こり得るリスク(危険)を予想し、それに対する対策を練ること。
リソース
業務において必要な資源のこと、物質的・人的・金銭的などの様々な資源のことを指します。
ローンチ
発表、発売、開始などの意味。新しい商品やサービスを市場に発表すること。
PDCA
P(Plan)計画、D(Do)行動、C(Check)評価、A(Action)改善の頭文字を取ってつけられた、業務を継続的に改善する手法のこと。
まとめ
いかがでしたか?
これらを何となくでも覚えていれば、商談の場でもより理解が深まることでしょう。
カタカナは分かりづらいし、わざわざカタカナで話す必要があるのかというと難しいところですが、日本語だと説明が難しい曖昧なニュアンスを担ってくれる場合や、1単語でその背景の意味まで伝えられるような場合もあります。
カタカナは分かりにくいと嫌煙してしまう前に、覚えて、実際に使ってみましょう!